深海魚らしい?グロテスクな風貌の魚、シャチブリAteleopus japonicus Bleekerです。
この魚は水深270mくらいの場所で水揚げされました。このくらいの深さですと、もう大きな声で「深海魚」といってもよいと思います。
シャチブリの仲間は日本からは3属6種が知られています。シャチブリが含まれるシャチブリ属は日本からは4種が知られています。本種は日本産の近縁種とは上顎のみに歯があることで見分けられます。
シャチブリは肉食性(というか、この深さでは植物が生えません)で、胃のなかから深海性の小エビなどが確認できました。
本種は水深100mくらいの場所から、底曳網により大きいものから小さいものまで多数、漁獲されている魚種ですが、普通は食用にならず、破棄されることが多いようです。
確かに見た目がぐろい(ごめんなさい)ため、あまり人気がないかも知れません。
で、今回は試食して見ました。その結果については後日、レポートさせていただきます!