魚のぶろぐ

2006/5/28~。現在復旧作業中です。ご容赦願います。 ぶろぐの写真はオリジナルです。無断転載はお断りします。

アカムツ

2011年11月17日 22時43分51秒 | 魚紹介

最近はイトヨリダイや、シマセトダイ、キントキダイなどの魚を紹介してきました。これらはやや浅い海でも漁獲されている魚です。今回はもう少し深い海の魚をご紹介しましょう。

ホタルジャコ科の深海性魚類アカムツDoederleinia berycoides (Hilgendorf)です。アカムツは水深150-270mの海域で多く漁獲されていました。大きいものは1匹1,000円になることもある高級な魚です。

アカムツは写真でご紹介するのは今回が初ですね。

アカムツは煮物、焼き魚、鍋などにすると非常に美味な魚、そう、今の季節においしく味わえる魚なのです。今年も昨年同様厳しい冬、とくに「節電・自粛ムード」などもあり更なる冷え込みが予想されますが、そういう時には鍋を美味しくいただきたいものです。

「絵に描いた餅」ということわざがあります、これはどんなによいものを描いても、実物でなければ何もならないというものです。つまり、どんなおいしそうな餅をかいても、それは食することはできず、役にたたないのです。しかしこの「写真撮影したアカムツの煮つけ」というものは、それだけで食欲を増やしてくれそうです。鹿児島の名焼酎「れんと」も半分まだ手元にあります。お酒もすすみそうです。私はあまり飲まないほうですが・・・

お値段は残念ながら、安いとは言えませんが、1匹1,000円以上するような大型個体でなくても十分に美味しいと思います。種類は釣りもの、底曳網のものがあります。釣りのものはきれいで見た目がよく高価ですが、鱗がはがれてしまってる底曳網のアカムツも脂ののりは良いものです。

産地は、底曳網の基地があります山口県や三重県、愛媛県、高知県、長崎県などのほか、日本海側の各地から入ってきます。

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