以前もボウズギンポZaprora silenus Jordanを食した記事をぶろぐにアップロードしたことがあったのですが、前回のは10キロ以上ある「大物」で丸1匹の写真を横から撮影できませんでしたので・・・。今回(ただし、10日ほど前)は丸一匹のボウズギンポZaprora silenus Jordanを無事に撮影できました。小さい?とはいえ、大きさも全長で40か50cm、魚体重も2.4kgあります。
前回とことなりまして、丸1匹あったのでさまざまな料理がつくれます。
まずはお刺身。定番ですね。脂が強い魚で、醤油に泡が浮かびます。この魚は、ダイナンギンポや、ノロゲンゲなどと同じ「ゲンゲ亜目」の魚なのです(ボウズギンポは、ボウズギンポ科という、1科・1属・1種のものです)が、身の質感などはだいぶ違います。ゲンゲのように骨の感じもまったくありません。
次に煮つけ。身が厚く、脂が多いボウズギンポに合う料理法の一つでしょう。このほか、京都風の味噌につけた焼き物などもあうかもしれません。
中骨の塩焼き。なかなかうまくさばけず、中骨に身がたくさんついてしまいました。これに軽く塩を振ってグリルで焼きます。そうすると大変美味しいものです。
ここで今日の発見。
画像ファイルには基本的に半角英数を使用しています。そして今回、「中骨」を日本語のローマ字変換するとファイル名は「nakabone」となるわけですが、「bone」・・・。「ボーン」ご存じのとおり「骨」の意味です。もちろん「骨」「bone」とそれぞれの国で使っていたわけで、あまり関係があるとはおもえませんが・・・なんという偶然。
刺身の横にあったこれは、「皮の酢の物」。ちょっと珍しいかな?以前ボウズギンポの皮があまりにも弾力があったのでこれを使って酢の物にしてみてはどうかな?と思ってやってみました。すると思い通りのものができて大満足です。赤いのは、血液でもワインでもなく、ポン酢です。
これには酒があうので私も日本酒を一本・・・と思ったのですが、やめておいたのは正解でした。先週の金曜日、顔面麻痺を発症し病院へ。その際に血液をしらべたのですがそれで「肝臓に異常がある可能性が高い」といわれてしまいました。
「肝臓??」
心臓や糖尿病などの方は幸いにも問題なしでしたが、肝臓が来るとは・・・?酒なんてろくに飲んでいないのに、不思議なものです。