魚のぶろぐ

2006/5/28~。現在復旧作業中です。ご容赦願います。 ぶろぐの写真はオリジナルです。無断転載はお断りします。

ミノカサゴ属の一種

2018年04月20日 12時00分11秒 | 魚紹介

昨日4月19日は「こじはる」こと小嶋陽菜さんのご生誕30周年記念日であった。なお、今年の「例の選挙」の開催場所がナゴヤドームで決まりだそうだ。中日主催試合よりも多くの人をあつめそうなものだが、私には単純に松井珠理奈を1位にさせるためとしか思えない。

この魚はミノカサゴ属の一種である。これは前回ご紹介した「小学館の図鑑Z 日本魚類館」に掲載されていたミノカサゴ属の1種とおなじものと思われる。学名は不明であるがPterois russeliiという種かもしれないようだ。ただしFishbaseでみるP. russeliiとこの種とはだいぶ雰囲気がことなるように見える。ミズヒキミノカサゴも日本から報告されたときはPterois mombasaeと同定されたが、のちに別種(新種記載)された。

こちらはミノカサゴ。古くからよく知られている種で、北海道~種子島までの各地と小笠原諸島に生息する温帯性の種。

見分け方は腹鰭を見るのが簡単。腹鰭に白っぽい点が多数あるのが今回のミノカサゴ属の一種であり、一方黒い斑点が多数あるのがミノカサゴであるという。確かに黒い斑点が腹鰭似あるのとないのでは、印象もだいぶ異なってくる。

胸鰭もこの2種の見分けに役に立つという。ミノカサゴの胸鰭にはよく目立つ黒い縞模様がある(ことが多い)が、ミノカサゴ属の一種のほうでは赤みがつよくて黒い縞模様は不明瞭である。

ミノカサゴ属の一種は少なくとも三重県~種子島までの太平洋岸や琉球列島に生息しているようだが、数はあまり多くない。これからの研究が進むことを期待したい。なお今回のミノカサゴ属の一種は種子島近海、ミノカサゴは宇和海産、どちらも(有)昭和水産の海幸丸で漁獲されたもの。みなさんありがとうございます。

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