ヒュウガカサゴ Scorpaenopsis venosa (Cuvier) Raggy scorpionfish
今日は、貴重なフサカサゴ科の魚「ヒュウガカサゴ」を紹介します。この個体は「WEB魚図鑑」で同定していただきました。ありがとうございます!
●記載
この魚はすでに1829年、フランス人キュヴィエによって記載(原記載)されました。しかし日本では2000年代に初めて採集され(宮崎県)、その後産地にちなんで「ヒュウガカサゴ」の和名が与えられました。日本では宮崎のほか高知県にも生息しています。
●分布
日本での分布は前述したとおりですが、海外ではインド・西部太平洋に分布するとあります。グレートバリアリーフから東アフリカまでいるようです。
●形態的特徴
幼魚は眼の上に長い皮弁がありますが、成長するとなくなってしまうようです。胸鰭内側に目立つ模様はありません。成長すると全長25cmになるそうです。
●生態
肉食性で、小魚やエビなどを貪欲に捕食します。サツマカサゴと同様、配合餌に慣らすのに時間がかかります。成魚はやや深い岩礁域に見られるそうです。
●注意
棘に毒腺があり、刺されると痛みます。ご注意を・・・
石に化けているようす。皮弁はカモフラージュにも役立っているようだ。
参考資料
Fishbase http://www.fishbase.org/search.php
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