魚のぶろぐ

2006/5/28~。現在復旧作業中です。ご容赦願います。 ぶろぐの写真はオリジナルです。無断転載はお断りします。

深海魚1.ヤギミシマ

2009年05月10日 21時59分30秒 | トロール船乗船記録と深海の魚(2009年5月)

深海魚特集 記念すべき1回目の登場は「ヤギミシマUranoscopus tosae   (Jordan and Hubbs)
(スズキ目ミシマオコゼ科)です。

ミシマオコゼ科 ミシマオコゼ属は日本からは5種類が記録されており、四国沿岸から記録があるのは

ミシマオコゼUranoscopus japonicus   Houttuyn
キビレミシマUranoscopus chinensis   Guichenot
メガネウオUranoscopus bicinctus   Temminck and Schlegel、本種です。

本種はその中でも、一様に茶褐色で斑紋や暗色帯を有しないことでほかの種と比べられます。

ヤギミシマは「深海魚」といっても水深150mくらいの場所で多く漁獲されます。マスコミの間では通常200m以深を「深海」とよぶのですが・・・

トロール船で水揚げされるのは本種が多く、ミシマオコゼとキビレミシマも揚がります。逆にメガネウオは浅い場所に多いようで、トロールからの荷物にも有りませんでした。

近年「食のブーム」?のようなものがおこり、このミシマオコゼの類も市場でよく取引されるというお話を聞きます。その中でも本種を含むミシマオコゼ属のものが、味がよいといいます。特に白色斑のあるミシマオコゼは結構あがっているようです。

では、本種は美味いのでしょうか。それは、次回をお楽しみに!


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2 コメント

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Unknown (シーフーズ大谷)
2009-05-13 07:37:40
このブサイクな顔が好きです。
でもミシマオコゼなんかは、私の父からは、「こんなものは金を出してまで買うものではない」と言われていましたが、。
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Unknown (椎名)
2009-05-13 12:31:35
ところ変われば評価も・・・というものの代表例でしょうか。「アラ」や「アナゴ」「コノシロ」なども関東では人気があるようですが、こちらではさほどでもないですね・・・
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