この魚はゴンズイという。ゴンズイはナマズ目・ゴンズイ科・ゴンズイ属の魚で、日本のナマズ目魚類としては、珍しい海にも生息するグループである(ほかにミナミゴンズイとハマギギ科があてはまる。大雨の後ナマズが海に見られることがあるが、基本的に海では生きられないので除外)。背鰭と胸鰭の棘に毒があり刺されると激しく痛むので取り扱い注意。この写真の個体は2013年、静岡県の漁港の上に捨てられていたもの。持ち帰らない魚は優しく逃がしてあげたい。ゴンズイは毒棘があるが美味しい魚なので持ち帰って食べるとよいだろう。
ゴンズイの幼魚。小型個体があつまって「ゴンズイ玉」をつくる。成魚は夜行性なのか、夜釣りで多く釣れるが幼魚は昼間も活発に泳いでいる。写真のような内湾の漁港、あるいは河川の流れ込みがある場所ではよく見られる。
高知県のゴロタ場で見られたゴンズイ。きれいな海水の場所であるがこのような場所にも見られる。この場所には何度も通ったがこの場所では最近はゴンズイを見ていない。今年こそは見たいものである。
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