魚のぶろぐ

2006/5/28~。現在復旧作業中です。ご容赦願います。 ぶろぐの写真はオリジナルです。無断転載はお断りします。

ヤスリサンゴの仲間とスプリンガーズデムワーゼル

2022年09月08日 21時29分25秒 | 魚介類飼育(海水)

ちょっと珍しいものを。右はスズメダイの一種、スプリンガーズデムワーゼルという名前で販売されている種である。ただこの間のタルボッツデムワーゼルと同様に地域により色彩や斑紋に変異がある本種はいくつかの種に分けられるかもしれない。スプリンガーズデムワーゼルはインドネシアの個体をもとに新種記載されており、フィリピン産のこの模様が入るものは本来別種扱いされるべきだと思う。日本には生息していない。スズメダイの仲間は基質に卵を産むため分散力が乏しいものも多い。その分、地域ごとに独自の種が分化したりしているのかもしれない。

左のサンゴはおそらくヤスリサンゴの仲間と思われるもの。被覆するタイプのハードコーラルでライブロックを覆うように成長する。

このサンゴは2017年に購入したもの。ライブロックにくっついていたもので、当初はディスクコーラルか、何かだとおもわれた。写真は2017年に撮影したもので、そのあとトップの写真をみれば、どれほど大きく成長したかがわかるというもの。今やライブロックに付着していたヘビガイの貝殻まで覆うような勢い。飼育については難しいことは全くなく、それなりの光と、ある程度清浄な水で育成可能。硝酸塩の蓄積にもそれなりに強い。色が美しくきれいなサンゴであるが、この仲間はほとんど養殖されていないのか、入手は難しい。

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