魚のぶろぐ

2006/5/28~。現在復旧作業中です。ご容赦願います。 ぶろぐの写真はオリジナルです。無断転載はお断りします。

フエヤッコダイ

2019年10月21日 00時25分01秒 | 魚紹介

もうしわけありません。また更新の間隔があいてきてしまいました。本業・副業いろいろありいろいろ忙しいです。ニートだっていろいろあるんだよ!

さて、この間食した魚をご紹介。チョウチョウウオ科のフエヤッコダイ。フエヤッコダイはチョウチョウウオ科の魚でサンゴ礁を代表する魚と言っていいだろう。黄色い体と長い吻は、ツノダシと並びいかにも「南国の魚!」という印象だ。

フエヤッコダイは日本からインドー太平洋の広い範囲に生息する。太平洋では西―中央太平洋だけでなく、アメリカ西海岸にまで分布している。日本には琉球列島のほか、九州から相模湾にまで出没するものの、本州では数は多くなく、私はこれまで高知でペアを見ただけである。

さて、日本産フエヤッコダイ属魚類には実は2種いる。フエヤッコダイとオオフエヤッコダイだ。この2種は間違えられやすいが、よく見たら簡単に見分けられるという。しかし残念ながらオオフエヤッコダイは見たことがない。

まずフエヤッコダイは背鰭棘数が多く通常は12であり、11のオオフエヤッコダイと見分けられる。またオオフエヤッコダイには胸鰭の前方に黒色の小斑点が散らばるのも特徴だ。ただし個体そのものがあるなら背鰭棘数を見るのが一番手っ取り早いだろう。なお、フエヤッコダイ属はフエヤッコダイとオオフエヤッコダイの2種とされていたが、もう1種インドネシアからチェンデラワシロングノーズバタフライフィッシュという種が2012年に新種記載されている。

チョウチョウウオの仲間は観賞魚としてのイメージが強く、あまり食用にはしないように思われるが、沖縄や海外では食用になるし、ハタタテダイなどは本州でも食べられかなり美味しいということで今回はフエヤッコダイも食べてはみたのだが・・・。

とまあ「終わりよければ・・・」ということは残念ながらならなかったのですが、この貴重なフエヤッコダイは荒武成寿さんよりいただきました。ありがとうございました。


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