このシリーズもご無沙汰でした。久しぶりに。
サヨリ科のコモチサヨリ属の1種Zenarchopterus sp.です。
コモチサヨリの仲間は、私たちにとっては身近なサヨリの仲間と異なった繁殖方法をとるのです。多くのサヨリの仲間は卵をうみ、それは糸のようなもので絡みついていますが、コモチサヨリの仲間は卵胎生で仔魚を産むそうです。
生息地は河川の汽水域から内湾の浅所、マングローブ域でもよく見かける種類です。
コモチサヨリ属の魚は、19種類程がインド・太平洋域に生息しています。しかしどれもよく似ており同定は難しいものです。フィリピンには、7種が生息しているそうです。
食用にはなっていませんが、観賞魚として飼育されることもあります。ただしデリケートなので、注意が必要です。別属であるのですが同じ淡水性の卵胎生サヨリの仲間であるデルモゲニーは観賞魚として有名で、金の体をしたゴールデンデルモゲニーは観賞魚店でもポピュラーです。
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