アオメエソ科の魚ではやや浅い場所でよく見かけるツマグロアオメエソChlorophthalmus nigromarginatus Kamohara, 1953です。
ツマグロアオメエソは大きいので全長20cmをこえてくる魚ですが、今回、インドアカタチやミシマオコゼなどと一緒にきたこの個体は体長では8cmほど、全長でも10cmくらいのかなり小さな個体。
アオメエソの仲間は「深海性」というイメージが強いですが、以前沖合底曳網船に乗船させていただいたときには水深150mほどと、この仲間としてはやや浅めの場所で獲れていたと思います。逆にアオメエソのほうは200m以深でまとまって入っているような様子でした。
美味しい魚とは思うのですが今回は標本用としてキープ。八幡浜では一夜干しで販売されていますが、福島あたりで賞味されるのはマルアオメエソという別種、このほか三河湾近辺でもこの仲間のアオメエソを食べる習慣があります。
こんな感じでてんぷらにして食べると美味しいです。
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