マクダルこと麥兜(Mcdull)は、香港では知らない人がない国民的キャラクター。春田花花幼稚園に通う子ブタで、勉強も運動もあまり得意じゃないけど、優しい子ども。(香港の幼稚園、特に有力な小学校へ入れるための名門幼稚園では、しっかりお勉強させるらしい。特に漢字は、大人になるまでに何千字も覚えなければならないので、小学校からではとても間に合わないのだそうだ。)
香港で大人気になって、コミックやアニメになったときは、それほど関心を持たなかったのだが、先日小学校で読みきかせをするにあたって、日本語版の絵本「マクダルとマクマグ」を読んでみた。もう6年生なので、低学年のように一生懸命は聞いていないのだが、よそ見したり隣の子としゃべったりしながら、なんとなく聞いているようだった。新年の抱負は屋台のフカヒレスープ(春雨と片栗粉でできてる)を食べること!とか、全香港幼稚園児童サッカー大会でゴールキーパーを任されて、ゴールのペンキを塗りなおし、雑草を抜き、折り紙で飾り、、、とかの話に、たまにクスッと笑ってくれる子もいた。
6日のNHK「英語でしゃべらナイト」でBONNIE PINKが作者のアリス・マクにインタビューしていた。映画「マクダル パイナップルパン王子」が公開になるのでその紹介もあったのだが、画面いっぱいに広がる香港の風景がたまらなく懐かしくて・・・そこは銅鑼湾の高速の近くの、昔大丸が入ってたビルじゃないのーっ!みたいな。小汚いビルのあちこちの窓から洗濯物が出てる様子、その下を車や二階建てバスが縦横に走り、屋上には勝手に建て増した小屋、、、それがアニメーションで動いていく画面が嬉しくてたまらなかった
実は春休みに香港に行く計画進行中。マクダルの絵本やDVDも買ってこようかな。