ハイ・ユウシュン サイ・シウ リ・ヘイケン
ある法則にしたがって書き換えた有名人の名前だが、誰だかおわかりだろうか? 書き換えの1段階前に戻ると、
勇俊 崔志宇 李炳憲
これで見当がついたかな? 答えは:ペ・ヨンジュン チェ・ジウ イ・ビョンホン でした。ファンの方は漢字表記もご存知だったかも。
(チェ・ジウは崔智友と表記されることがあるが、中華系メディアが確認しないまま使用して広まってしまったものだそうだ。同様にイ・ビョンホンは李秉憲の表記もあって、「それも嫌いではないが本名は李炳憲」とシンガポールで報道陣に言ったことがあるとか。)
もうおわかりと思うが、1行目のカタカナ名前は、漢字表記を日本語の音読みにしてカタカナで書いたもの。違う人みたいになってません?!
なんでこんな“実験”をしたかというと、テレビ朝日のスポーツ番組における中国人選手名の取り扱いがこれと同じで、とんでもなく失礼、かつ視聴者にとってわかりにくいということを証明したかったから。(本来の発音との差を実感していただくため、あえて韓流スターの名前を例にした。)
先日のフィギュアスケートグランプリシリーズ・中国大会に、中国人選手が多数出場した。ISUのサイトにはローマ字表記しかないので、Chao YANG、Jinlin GUAN、Ming XUのように出ている。漢字ではどう書くのかな?と思っていたら、スポーツナビで楊超、関金林、徐銘と表記されていた。それが放送で、ヨウ・チョウ、カン・キンリン、ジョ・メイと表示された。音声でもその読みのみ。
国際映像なので、日本語字幕が出る前に、ローマ字(ピンイン)表記は画面に出る。場内アナウンスをよく聞けば、中国語の発音も聞き取れるかもしれない。しかし、漢字はどこにも出ない。日本の視聴者は、日本のテレビ局が補ってくれなければ、漢字でどう書くか知りようがない。(ネットで検索して確認できるとは限らない!)
ピンインは表音文字ではなく、漢字の発音を表す発音記号。中国人にとって、文字は漢字。名前の表記も、漢字で正確に表記されることが最優先。発音は、各地の発音になっても仕方がないと、お互いに了承済み。だから、日本でもNHKは胡錦濤と表記して「こきんとう」と読み、中国のテレビは鳩山と表記して「jiu shan(チウシャン)」と読む。
ラジオでは漢字が出せないが、、、これもお互い様。あとで活字メディアで確認してもらう、という認識だろう。
しかし、テレビのスポーツ中継が、ラジオに合わせて情報量を減らしてどうする? 漢字を自国語読みしていいのは、漢字表記を見せていることが前提だ。漢字が出ていなくて、日本語読みされた名前は、中国人にとってもう自分の名前ではない・・・。(それなら、ピンインを英語風に発音されてしまうほうがまだマシ?!)
もしかして、簡体字を日本式の漢字で表記するのが失礼にあたると考えているなら、それは違う。台湾や香港では繁体字を使っているが、大陸の人が自分の名前を繁体字で表記することに抗議した、なんて話は聞いたことがない。簡体字が日本のどの漢字に相当するか調べるのが面倒、なんて考えてるんだとしたら、、、ありえねー
中国人の名前には、日本では滅多に使わないような難しい字も出てくる。漢字だけ画面に出しても読めないことはある。そういうときは、ひらがなでふりがなをつけておけばいい。ひらがななら、日本語読みであることが明白になる。
どうしてもカタカナにしたいなら、中国語発音(ピンイン)をそのままカタカナに直せばいい。ヤン・チャオ、グアン・ジンリン、シュー・ミンと表記して読めば、面倒はない?(中国人にとっても、まだこちらのほうが自分の名前らしい感じ?)
NHK杯では、さすがにNHK。龐清、佟健と表記して「ほうせい、とうけん」と読み、場内アナウンスは「チン・パン、ジエン・トン」と英語式に紹介していた。QingをクィンとかJianをジャンと間違って発音することもなかった。
テレビ朝日のスポーツ部さん、ちょっと考えてもらえませんか???
ある法則にしたがって書き換えた有名人の名前だが、誰だかおわかりだろうか? 書き換えの1段階前に戻ると、
勇俊 崔志宇 李炳憲
これで見当がついたかな? 答えは:ペ・ヨンジュン チェ・ジウ イ・ビョンホン でした。ファンの方は漢字表記もご存知だったかも。
(チェ・ジウは崔智友と表記されることがあるが、中華系メディアが確認しないまま使用して広まってしまったものだそうだ。同様にイ・ビョンホンは李秉憲の表記もあって、「それも嫌いではないが本名は李炳憲」とシンガポールで報道陣に言ったことがあるとか。)
もうおわかりと思うが、1行目のカタカナ名前は、漢字表記を日本語の音読みにしてカタカナで書いたもの。違う人みたいになってません?!
なんでこんな“実験”をしたかというと、テレビ朝日のスポーツ番組における中国人選手名の取り扱いがこれと同じで、とんでもなく失礼、かつ視聴者にとってわかりにくいということを証明したかったから。(本来の発音との差を実感していただくため、あえて韓流スターの名前を例にした。)
先日のフィギュアスケートグランプリシリーズ・中国大会に、中国人選手が多数出場した。ISUのサイトにはローマ字表記しかないので、Chao YANG、Jinlin GUAN、Ming XUのように出ている。漢字ではどう書くのかな?と思っていたら、スポーツナビで楊超、関金林、徐銘と表記されていた。それが放送で、ヨウ・チョウ、カン・キンリン、ジョ・メイと表示された。音声でもその読みのみ。
国際映像なので、日本語字幕が出る前に、ローマ字(ピンイン)表記は画面に出る。場内アナウンスをよく聞けば、中国語の発音も聞き取れるかもしれない。しかし、漢字はどこにも出ない。日本の視聴者は、日本のテレビ局が補ってくれなければ、漢字でどう書くか知りようがない。(ネットで検索して確認できるとは限らない!)
ピンインは表音文字ではなく、漢字の発音を表す発音記号。中国人にとって、文字は漢字。名前の表記も、漢字で正確に表記されることが最優先。発音は、各地の発音になっても仕方がないと、お互いに了承済み。だから、日本でもNHKは胡錦濤と表記して「こきんとう」と読み、中国のテレビは鳩山と表記して「jiu shan(チウシャン)」と読む。
ラジオでは漢字が出せないが、、、これもお互い様。あとで活字メディアで確認してもらう、という認識だろう。
しかし、テレビのスポーツ中継が、ラジオに合わせて情報量を減らしてどうする? 漢字を自国語読みしていいのは、漢字表記を見せていることが前提だ。漢字が出ていなくて、日本語読みされた名前は、中国人にとってもう自分の名前ではない・・・。(それなら、ピンインを英語風に発音されてしまうほうがまだマシ?!)
もしかして、簡体字を日本式の漢字で表記するのが失礼にあたると考えているなら、それは違う。台湾や香港では繁体字を使っているが、大陸の人が自分の名前を繁体字で表記することに抗議した、なんて話は聞いたことがない。簡体字が日本のどの漢字に相当するか調べるのが面倒、なんて考えてるんだとしたら、、、ありえねー
中国人の名前には、日本では滅多に使わないような難しい字も出てくる。漢字だけ画面に出しても読めないことはある。そういうときは、ひらがなでふりがなをつけておけばいい。ひらがななら、日本語読みであることが明白になる。
どうしてもカタカナにしたいなら、中国語発音(ピンイン)をそのままカタカナに直せばいい。ヤン・チャオ、グアン・ジンリン、シュー・ミンと表記して読めば、面倒はない?(中国人にとっても、まだこちらのほうが自分の名前らしい感じ?)
NHK杯では、さすがにNHK。龐清、佟健と表記して「ほうせい、とうけん」と読み、場内アナウンスは「チン・パン、ジエン・トン」と英語式に紹介していた。QingをクィンとかJianをジャンと間違って発音することもなかった。
テレビ朝日のスポーツ部さん、ちょっと考えてもらえませんか???