第85回全日本フィギュアスケート選手権(2016)、男子ショートプログラム。スポーツナビテキスト実況はこちら。
フジテレビで生中継開始前に放送されたのは2人。
友野一希 SP:67.63(6)
ベートーベン「運命」「The Fifth」♪ 黒と紫。3回転フリップの着氷でつまったのでトウループは2回転でおさめる。3回転ループはややこらえた。ダイナミックな動きのステップは彼らしさが出ている。
山田耕新 SP:51.16(25)
「真夏のカルメン」♪ 紫の金糸飾り付きジャケット。会社員として働きながら競技を続ける選手。ラテンらしい曲調にのって、トウ・トウ3-3を下り、、3回転ルッツとダブルアクセルは膝を深く曲げてこらえた。スピンの回転がやや安定せず、回転速度もあまり速くない。このあたりは、練習時間で練習に専念できるスケーターたちと差がついてしまうところ。
それでも達成感の顔でフィニッシュ。
第3グループから生中継。
<第3>
須本光希 SP:60.97(12)
「雨に唄えば」♪ ブルーグレーのベストとタイ。なめらかで端正なスケーティング。ダブルアクセル、ルッツ・トウ3-3、3回転フリップと下りる。動き全体に品があって、素敵なスケーターになりそう。
三宅星南 SP:61.96(11)
「Caravan」♪ 鮮やかな黄色のジャケット。前に見たときからまた背が伸びたかな? トリプルアクセルは転倒したが、ルッツ・トウ3-3、3回転ループは大丈夫。元気よく動いていた。
島田高志郎 SP:62.66(10)
「アート・オン・アイス」♪ ブルーに白のジャケット。身長ばかりが伸びる時期で、細い体を大きく動かす。3回転フリップでステップアウト、3回転ループに2回転トウループをつけてリカバリー。スケーティングの伸びやかさがいい。
鎌田英嗣 SP:54.53(20)
「禿山の一夜」♪ 赤と黒。今年だけで2回の骨折があったが、乗り越えてきた。ダブルアクセル、トウ・トウ3-3、ルッツが2回転に。懸命にステップを踏む。
鎌田詩音 SP:39.81(29)
「ルパン3世」♪ 緑のジャケット。ルパンのセリフから軽快に滑り出す。3回転フリップ転倒、ルッツが2回転に。途中でジャッジに花をあげる仕草、ノリノリのステップで魅了した。
本田宏樹 SP:49.23(27)
「ブエノスアイレス」♪ 赤に黒の模様シャツ。サルコウ・トウ3-2、後半ダブルアクセルと頑張る。丁寧なステップ。
<第4>
川原星 SP:60.47(13)
「タンゴ・デ・ロス・エクシラドス」♪ 黒に赤を重ねて。軸の細いトリプルアクセルを決めたが、次のループが2回転に。その後落ち着いてルッツ・トウ3-2を決める。タンゴらしい動きのステップは悪くない。
鈴木潤 SP:66.17(8)
「ディメンティア」♪ エナメル風の黒。体の動きをとても効果的に使って、音楽の世界観を表現しながら始める。トリプルアクセルは片手をつき、フリップ・トウ3-3はこらえた。きれいな姿勢のスピン、テンポが速くなった終盤のステップも音によくのっていた。
宇野昌磨 SP:88.05(2)
「バイオリンと管弦楽のためのファンタジア」♪ 紫の濃淡。エッジをしっかりと見せる動きから、4回転フリップはステップアウト、4回転トウループ転倒。シットスピンに難しい回転から入ったり、工夫も。イーグルからのトリプルアクセルは美しい流れでクリムキンイーグルにつなげた。
ステップは、いつもながら見事。得点を見てほっとした笑顔。
無良崇人 SP:90.34(1)
「ファルーカ」♪ 白に黒でフリンジ。フラメンコのリズムにすっと乗っていく。4回転トウループ、トリプルアクセル、鮮やか スピンの姿勢もきちっと取れている。ルッツ・トウ3-3をびしっと決めると、パーカッションにのせたステップは踊りを見るよう。足がよく動いていて、ほれぼれする。この人がステップで惹きつけるスケーターになるとは
自己ベスト更新
佐藤洸彬 SP:72.01(5)
「シルク・ド・ソレイユ」より「トーテム」♪ 緑と紫で孔雀の模様。トリプルアクセル、3-3と決まって波にのる。前よりスケーティングや身のこなしがきれいになって、ステップも表現の面白さだけでなく、足元の動きでも見せられるようになった。
シーズンベスト
吉野晃平 SP:55.23(19)
「A Thousand Years」♪ ブルーのシャツ。3回転ルッツは転倒したが、フリップ・トウ3-2、イーグルとターンからのダブルアクセルを決める。丁寧なステップとスピンで、柔らかな曲の余韻をかみしめるようにフィニッシュ。
<G5>
日野龍樹 SP:78.65(4)
「アルメニアン・ラプソディ」♪ 黒、シルバーの飾り。高さのあるルッツ・トウ3-3、トリプルアクセルの入り方はとても自然で余裕があった。スピンの姿勢も安定していて回転速度もいい。時折笑顔を浮かべながら、3回転ループを決めるとガッツポーズ。
全体に流れがよく、滑り込んできたのがわかる。終わって喜びの雄たけび。
佐上凌 SP:53.27(23)
「シルク・ド・ソレイユ」♪ ワインカラーと黒。ルッツ・トウ3-3はしっかり決まったが、3回転フリップで転倒。基本に忠実なスケーティングで、スピンもわりときれい。
本田太一 SP:63.87(9)
「コットン・アイ・ジョー」ほか♪ 白シャツに黒系ベスト、ワインカラーのパンツ。襟元をちょいとつまむポーズから、3回転フリップ、トウ・トウ3-3ときれいに決めていく。以前JGPで見たときよりもスケートがよく伸びるようになって、安心感がある。後半のダブルアクセル、西部劇風の振付でステップでも会場を沸かせた。
田中刑事 SP:85.68(3)
「ブエノスアイレスの春」♪ 黒と赤でVネック。しなやかな動きで滑り出し、4回転サルコウに挑んでステップアウト。しかしトリプルアクセルをきれいに下りてすぐ振付に移り、終盤のフリップ・トウ3-3も鮮やか。
ステップでは激しい動き、緩急をつけた動き、エッジにしっかり乗ることによって見せる動き。色気を感じさせるカッコよさ。
中野耀司 SP:60.25(14)
「ティコティコ」♪ ピンクのフリル。トリプルアクセルは転倒したが、トウ・トウ3-3、3回転サルコウはきれいに下りた。ラテン系の曲でたくさん手拍子をもらいながら、元気よくステップ。全体に愛嬌がある感じ。シーズンベストに喜ぶ。
中村優 SP:66.96(7)
「Feeling Good」♪ グレーに白の模様シャツ。ゆったりした動きから、トリプルアクセルを一瞬曲がりかけたが上手く下りる。フリップ・トウ3-3はセカンドがちょっとぎりぎりになってやや乱れ、3回転ループもステップアウト。
フライングシットスピンに入るジャンプが高い! キャメルスピンはややふらついてしまった。細かいターンがうまく音と合うステップ、最後は少し色気のある振付でフィニッシュ。
結果、トップに立ったのは無良、優勝候補筆頭の宇野がまさかの2位スタートとなったが差は大きくない。3位に田中、4位日野、5位佐藤、6位友野。ここまでがフリー最終グループ。
7位中村優、8位鈴木潤、9位本田太一。島田、三宅、須本のジュニア勢も10~12位に入ってきた。
フリーはどんな戦いになるのか 明日が待ち遠しい
年末から年明けにかけてのフィギュアスケート界は、どこの国も国内選手権のシーズン。スペイン、フランスなどは終わっていて、ロシアはちょうど昨日から。人数少ない国は4ヶ国まとめて(チェコ、スロバキア、ポーランド、ハンガリーでFour Nationals Championships)。
こちらのブログにいろいろまとめられているので、あとでゆっくり読もう
ロシア選手権はライブストリーミングが多数あるので、ついつい見てしまった JGPで名前に覚えがある選手が、シニアの国内選手権に顔を出しているのを見るとちょっと嬉しい
しかし、驚くのは出場人数の少なさ。全カテゴリで常に世界のトップを狙う超!強豪国で、当然競技人口も相当多いはずなのに、男女シングルは18名、ペア12組、アイスダンス10組しか出られない
ジュニアとシニアがはっきり分かれていて、ジュニア上位がシニアに出るという形がないからか? 精鋭中の精鋭だけに出場を許している感じだ。
ちなみにアメリカやカナダも、ジュニア上位が推薦で出るというシステムはない。シード選手以外は、地区ブロックを勝ち抜いてという仕組み。男女シングルの人数は18名~22、3名というところだ。
放送は、ロシアは全種目全選手を放送している模様。アメリカはice.networkで有料だが予選から全クラス全種目を見ることができて、もちろんライブ。シニアのフリー後半だけはネット配信がないが、そこはテレビで生中継になる。いい時間になるように、前半と後半は時間を離して行われたりする。カナダもテレビ放送とライブ配信が全員あるようだ。
どうも、日本の場合、テレビで放送しやすいように、という配慮は特にしてないようで 今後は変わったりしないのかな?
30人中6人がジュニアから推薦、残り24人中シード&予選免除を除いて16人~20人ほどが予選からの勝ち上がり。フリーには24人しか進めないので6人は“ショート落ち”する。
他国に比べると多いけど、長年これでやってきたので、、、おいそれと減らせないだろう 一度は全日本に出たい!と選手たちは思っているだろうし。
今年は男女フリー全員録画放送があることになったので、さらにショートも全員放送にならないかな、、、
フジテレビさん、お願い
第85回全日本フィギュアスケート選手権(2016)、女子SPの滑走順と今季のベストスコア。
(スポーツナビのテキスト実況はこちら)
大会略号:東=東日本 西=西日本 J=ジュニア GP=グランプリシリーズ JGP=ジュニアグランプリシリーズ GPF=グランプリファイナル
数字は予選順位、名前右カッコ内の数字は昨年の順位。スコアはSP/フリーの今季ベストと出した大会・順位。
W・4・Jは世界選手権・四大陸選手権・世界ジュニアで、最低技術点(ミニマムテクニカルスコア)と年齢でクリアしているもの。(j)はミニマムポイントはないがジュニアに出られる年齢。
<G1>
1 西7 細田采花 51.01(西9)/99.37(西7)
2 西5 竹野比奈 (j) 56.09(西3)/97.13(西8)
3 J1 坂本花織(13) WJ 67.45(全日本J・1)/127.34(西J・1)
4 東6 船迫麗愛 (j) 42.28(東14)/92.17(東3)
5 J4 笠掛梨乃 (j) 57.40(全日本J・5)/116.57(全日本J・3)
6 西8 森下実咲 49.00(近畿5)/99.91(西5)
<G2>
7 東3 大澤陽 49.92(東5)/89.71(東4)
8 東5 松嶋那奈 46.81(東京3)/89.23(東5)
9 東7 今井遥(15) W 51.09(東北・北海道1)/93.31(東北・北海道2)
10 J2 白岩優奈(5) J 59.16(全日本J・3)/125.97(全日本J・1)
11 西6 森千夏(22) (j) 53.69(中部5)/103.69(中部5)
12 西4 磯邉ひな乃(14) (j) 54.45(中部2)/110.06(西2)
<G3>
13 西10 上野沙耶(19) 48.81(西11)/92.96(西10)
14 西3 大庭雅(17) 59.57(西2)/106.02(中部4)
15 西9 中塩美悠(WD) W 59.73(中四国九州1)/103.10(ワルシャワ杯3)
16 東4 小林聖依 50.85(東2)/85.20(東6)
17 J6 滝野莉子 (j) 57.28(全日本J・6)/108.13(全日本J・8)
18 J5 鈴木沙弥 (j) 55.82(中部J・3)/112.66(全日本J・4)
<G4>
19 本郷理華(4) W 65.75(GPスケートカナダ4)/118.12(GP中国杯6)
20 宮原知子(1) W 74.64(GPF3)/143.69(GPF2)
21 松田悠良(12) WJ 64.69(中部1)/117.28(GP・NHK杯7)
22 西1 木原万莉子(10) W 59.09(オータムクラシック5)/115.79(西1)
23 樋口新葉(2) WJ 66.66(ロンバルディア1)/129.46(GPフランス杯3)
24 村上佳菜子(6) W 55.25(GPロステレコム杯10)/110.43(中部2)
<G5>
25 三原舞依 WJ 65.75(GPスケートアメリカ2)/125.92(ネーベルホルン杯1)
26 西2 新田谷凜(8) WJ 60.94(JGPフランス3)/114.07(JGPフランス3)
27 J3 本田真凜(9) J 65.46(西日本J・2)/129.94(近畿J・2)
28 永井優香(7) W 52.41(GPフランス杯12)/107.17(GPスケートカナダ7)
29 東2 廣谷帆香 (j) 50.21(東3)/97.71(東2)
30 浅田真央(3) W 64.87(フィンランディア2)/121.29(フィンランディア2)
本田真凜はジュニアからの推薦出場だが、昨季の世界ジュニア優勝の実績があるのでSP後半グループに組み入れられたと思われる。
女子は明日から。みんな実力を発揮できますように
今年もLIVE配信で滑走順抽選を見ちゃった
開会式で、前回大会の優勝選手が優勝カップを返還、代わりに小さい優勝カップを受け取る。選手宣誓は会場が大阪なので、関西を代表して宮原知子が「魂をこめて滑ることを誓います」。スケート連盟理事の挨拶に続いて、大阪スケート連盟会長の挨拶が面白かった。
「85回を数える大会ですが、私は第1回の年に生まれました。当年とって85歳です」・・・若く見える 「トリノ五輪で荒川静香選手が金メダルをとったとき、『練習してきたリンクがなくなるのが悲しい』と言っていたので、、、」「関西大学にリンクを作りました。高橋大輔、織田信成、町田樹、そこにいる宮原知子、活躍はご存じのとおりです」私のおかげだぞ、と自慢げ
「みなさんにいい報告があります。泉佐野市にリンクを作ることに決めました!」「・・・なんでここで拍手がないんでしょう(みんな慌てて拍手)」常設リンクが増えるなら、こんないいことはない。関東にももっと増えないかな~~~。
ペアとアイスダンスの選手たちは先に抽選が済んでいるので、紹介されて記念品を受け取って退場。後半2グループを先に抽選、引いて記念品を受け取って写真を撮られて戻る、という流れ。前半3グループは名前順のリストになっているので、その何番から引き始めるかを決める予備抽選を一人が代表して引き、そこで引いた番号から順に引いていった。
やはり第1滑走を引いた選手にはヒューヒューの声が
というわけで、男子SP滑走順。スポーツナビのテキスト実況はこちら。
大会略号:東=東日本 西=西日本 J=ジュニア GP=グランプリシリーズ JGP=ジュニアグランプリシリーズ
数字は予選順位、名前右カッコ内の数字は昨年の順位。スコアはSP/フリーの今季ベストと出した大会・順位。
W・4・Jは世界選手権・四大陸選手権・世界ジュニアで、最低技術点(ミニマムテクニカルスコア)と年齢でクリアしているもの。(j)はミニマムポイントはないがジュニアに出られる年齢。
<G1>
1 西8 小田尚輝 57.60(中四国九州1)/112.92(西8)
2 西10 時國隼輔 49.82(西12)/108.23(西9)
3 J1 友野一希(16) WJ 72.44(近畿J・1)/136.08(全日本J・1)
4 西9 中野紘輔(29) 55.28(西7)/102.98(西10)
5 西6 渡邊純也 54.81(西8)/118.08(西5)
<G2>
6 J4 木科雄登 J 65.29(西J・2)/124.57(中四国九州J・1)
7 J5 壷井達也 (j) 56.07(全日本J・6)/123.60(西J・1)
8 東5 中村智 56.84(東3)/100.71(東5)
9 西11 笹原景一朗(26) 53.56(西9)/107.51(近畿3)
10 西7 山田耕新(20) 58.22(西6)/113.99(西7)
11 東7 鈴木元気 54.91(東京2)/100.20(東6)
<G3>
12 J3 須本光希(14) WJ 65.11(JGPドイツ4)/130.63(JGPドイツ3)
13 J6 三宅星南 J 62.77(中四国九州J・1)/121.11(全日本J・6)
14 J2 島田高志郎(11) J 70.48(JGPエストニア4)/132.81(JGPエストニア4)
15 東8 鎌田英嗣 4 53.09(東5)/93.14(東9)
16 東9 鎌田詩音 54.91(東京2)/94.91(東8)
17 東6 本田宏樹 51.37(東7)/98.73(東7)
<G4>
18 西2 川原星(12) W 73.05(西2)/121.39(ネーベルホルン杯9)
19 東2 鈴木潤(13) 66.90(東北・北海道1)/111.63(東4)
20 宇野昌磨(2) W 98.59(GPロステレコム杯1)/198.55(ジャパンオープン1)
21 無良崇人(3) W 82.55(U.S.インターナショナルクラシック3)/170.04(GPフランス杯5)
22 東1 佐藤洸彬(18) 63.15(東北・北海道2)/116.86(東北・北海道1)
23 西4 吉野晃平(19) 59.69(西3)/124.55(西3)
<G5>
24 西1 日野龍樹(8) W 78.47(西1)/154.87(西1)
25 東4 佐上凌(27) 58.51(東京1)/114.49(東京1)
26 西5 本田太一 J 59.57(西4)/115.64(西6)
27 田中刑事(4) W 80.49(GP・NHK杯3)/167.95(GP・NHK杯3)
28 東3 中野耀司 51.74(東6)/119.36(東1)
29 西3 中村優(9) 4 69.23(近畿1)/135.02(近畿1)
羽生結弦、村上大介、山本草太、、、期待されていた選手がいないのは寂しいが、そんなの忘れるくらい弾ける演技を見せておくれ