NHKの昼のニュースで、羽生結弦が112.72点でショートプログラムの歴代世界最高得点を更新したと伝える。
私「羽生結弦が更新しちゃったよ」
長男「・・・免許?」
・・・運転免許、持ってないんじゃないかな、たぶん
フィギュアスケート・チャレンジャーシリーズのオータムクラシック、男子ショートプログラム(ジャッジスコア)。
羽生はとにかく、よく滑っていた。滑らかなスケーティングに目を奪われる。
右膝の痛みがあるので4回転ループは回避と報道されていたが、イーグルからの4回転サルコウは3回転かと思うほど軽く、着氷して自然にイーグルに移る。トリプルアクセルの流れ、着氷後のフリーレッグを自在に操って表現。コンビネーションはトウループの4-3、第2ジャンプの3回転で両手上げはなんとも鮮やか、“タノ”ジャンプの使い方が洗練されている。
(昨今、ジャンプで高得点を取るためにやたら手を上げて跳ぼうとする選手が多いが、なんでもかんでも手を上げても見飽きるだけ ここで?と思うところでさっとやって見せてこそ、引き立つというものではないのか)
ジャッジスコアを見ると、4回転サルコウとトリプルアクセルはジャッジ全員から+3評価でGOE3.00、トウ・トウ4-3も7人中5人が+3でGOE2.80。ステップの加点だけは101.20を出したハヴィエル・フェルナンデスが上回ったが、フェルナンデスが満点の2.10に対して1.96。技術点だけで64.17は、SPじゃなくてフリーかと思うような得点だった。
(世界選手権出場に必要なミニマムテクニカルスコア、男子フリーが64点。それをSPでクリアしてしまうとは)
演技構成点も9点台後半を並べて、全く隙のないプログラム。これで4回転ループを入れたら、どうなるんだろう・・・
フリーはもちろん楽しみだが、右膝の痛みは無理しないでとにかく早く治してほしい。
ブライアン・オーサー氏の下で羽生と一緒に練習していたナム・グエン、アメリカのサンノゼに移っていたが、クリーンな演技を見せてくれた。ジャンプ前に大きく沈み込まなくなって、姿勢がきれいになっている。サルコウ・トウ4-3、4回転トウループ、トリプルアクセルと回り切ってプラスをもらうジャンプが揃った。
アメリカからカナダに移籍したキーガン・メッシングが「雨に唄えば」を踊る。4回転は乱れたが、ジャンプの着氷が柔らかくなっている。
羽生の直後に滑ったミーシャ・ジー、振付師として忙しいと聞くが、しっかり練習できていたようだ。トリプルアクセルをきれいに決め、表現豊かなスケーティングは磨かれている。オリンピックで見られるんだ
ちょっと残念だったのが村上大介。4回転サルコウ回転不足で転倒、トリプルアクセル着氷乱れ、コンビネーションは3-2に。靴で少しトラブルがあったそうで、、、フリーでいい演技をして、自信を取り戻してほしい
公式サイトでライブストリーミングはありがたい 女子フリーは日本時間の2時台からで、新田谷凜が4時10分過ぎ、三原舞依は5時10分過ぎから。男子フリーは9時からなので、起きられるかな みんな頑張れ~~~