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NHK杯2017アイスダンス・フリー

2017年11月12日 14時20分35秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・グランプリシリーズ2017弾4戦NHK杯アイスダンス・フリーダンス(ジャッジスコア)。

小松原美里/ティモシー・コレト SD:53.83(10) FD:78.58(10) 合計:132.41(10)
 「Where Is It Written?」「サブリナ」「A Piece of Sky」♪ ブルー系、女性の肩から背中が透けているところが素敵。滑らかで一体感のあるステップ、ほかのカップルに比べると腕や肩を絡ませたり掴んだりすることが多いかも。
 横抱きから女性が男性の首につかまる姿勢になるリフト、きれい。自己ベスト更新。


村元哉中/クリス・リード SD:61.82(9) FD:94.59(8) 合計:156.41(9)
 「ラスト・エンペラー」「戦場のメリークリスマス」♪ ピンク、グレー。美しいプログラムを、滞りなく滑りきる。クリスはツイズルを失敗しなくなった(感涙)。横抱きから上まで上げながらその場で回るステーショナリーリフト、イーグルの背中から膝に立つストレートラインリフト。
 哉中ちゃんの指先の動き一つにも目を奪われる。

ロランス・フルニエ・ボードリー/ニコライ・ソレンセン(デンマーク) SD:65.34(6) FD:99.06(5) 合計:164.40(5)
 「Spanish Caravan」「Hush」「Asturias」♪ フラメンコのドレス、黒ベスト。グライドが大きい滑り、ぴたりと合うツイズル、女性の足の間だけをホールドして持ち上げるリフト。
 ミスがないだけでなく、雄大さがあった。自己ベストににっこり

マリー=ジャド・ローリオ/ロマン・ルギャク(フランス) SD:62.79(8) FD:94.83(7) 合計:157.62(8)
 クイーン・メドレー♪ 赤、黒。前半のゆったりしたリズムと、後半のビート系をくっきり踊り分ける。女性が男性の股をくぐったり、前から肩に乗って背中から下ろして再度くぐるなど、アクロバティック。女性の腰を持って体から離してホールドしながら回転、さらに横向きにしてその場回転、、、リフト難しい~~~ 
 若々しいエネルギーがあるプログラムで自己ベスト更新。

アレクサンドラ・ナザロワ/マクシム・ニキーチン(ウクライナ) SD:63.33(7) FD:97.55(6) 合計:160.88(6)
 「パイレーツ・オブ・カリビアン」♪ 白ドレス、黒ベストに赤サッシュ。女性が縦に横に実によく動くリフトを次々繰り出す。男性が片膝ついたままで女性を背中に乗せて回転するリフトって、、、初めて見た

ヴィクトリア・シニツィナ/ニキータ・カツァラポフ(ロシア) SD:72.49(4) FD:104.66(4) 合計:177.15(4)
 ラフマニノフ「ピアノ協奏曲第2番」「ヴォカリーズ」♪ グレー、黒。ドラマチックにぐいぐいと動き出す。「長い距離を移動する」と実況されたツイズルは、確かに速くて迫力がある。「男性の運動量が多い」と解説・宮本賢二さん。男性が膝をついた姿勢のストレートラインリフト、膝つき姿勢は今年の流行なのか?
 ステップの途中で男性が一瞬バランスを崩しかけたがうまく振付のようにつなげた。抱き上げてフィニッシュのあとに倒れちゃった

ペニー・クームズ/ニコラス・バックランド(イギリス) SD:65.64(5) FD:92.51(9) 合計:158.15(7)
 「Battle Remembered」ヨーヨー・マ♪ 「シルクロード・アンサンブル」からの曲。衣装は中央アジアのイメージか。男性がまったく手を使わずに女性がつかまるリフト、男性が片足で女性が男性の首に足をからませ、男性のフリーレッグのほうに女性がつかまるリフト、このカップルしかできない。
 ちょっと思っていたより低い得点か、、、

テッサ・ヴァーチュー/スコット・モイヤー(カナダ) SD:80.92(1) FD:117.72(1) 合計:198.64(1)
 「ムーラン・ルージュ」♪ ワインカラー、ダークグレー。女性が男性を見ずにすっと乗るリフト、タンゴを踊り出すような振付から、ほとんど構えずにすっとツイズルに入っていく。逆立ちするようにして男性の肩に座ってからのリフト、アクロバティックなのに自然。下ろすにもただ下ろすところはまずない。
 視線、首の角度、腕の触れ方離し方、全てでストーリーを語る。4分があっという間

アンナ・カッペリーニ/ルカ・ラノッテ(イタリア) SD:75.87(3) FD:110.69(3) 合計:186.56(3)
 「ライフ・イズ・ビューティフル」♪ 白ドレス、クリーム色のシャツにサスペンダー。力強く映画の世界を表現していく。逆さまにした女性の膝を腕に引っ掛け、片手を持ってのリフトから。中盤からスピードを増して、リンクを大きく縦断していくところ、映画の迫害を受ける部分をイメージさせる。一気に表情が変わって解放の喜びに向かうラスト、素晴らしいプログラム

マディソン・ハベル/ザカリー・ドノヒュー(アメリカ) SD:76.31(2) FD:112.04(2) 合計:188.35(2)
 「Across the Sky」「Caught Out in the Rain」♪ グレーっぽい茶色、黒ジャケット。ストーリー系ではなく雰囲気系のモダンなプログラム、私はこのカップルはこういう方が好きかも。
 ツイズルで回転数が合わない部分もあったが、とにかくスピードがある。「チェンジエッジだけでこれだけスピードが出るのは、スケートが本当に上手い証拠です」と解説・宮本賢二さん。男性のイーグルの靴と膝に足を乗せるリフト、さりげないけどユニーク。

 結果、優勝はヴァーチュー/モイヤー、2位ハベル/ドノヒュー、3位カッペリーニ/ラノッテとSDの順位そのままになった。4位シニツィナ/カツァラポフ、フルニエ・ボードリー/ソレンセンが順位を一つ上げて5位。
 村元/リードは9位、小松原/コレトは10位。村元/リードは自己ベストと同じくらいの得点が出れば7位、もう少しで6位も狙えるところだった。さらに得点を重ねられるように、工夫していきたいところだ。
 ヴァーチュー/モイヤーは2戦優勝でファイナル進出決定。ハベル/ドノヒューは今大会ではまだ決定ではないようだ。
 このあとはエキシビション

コメント
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