フィギュアスケート・全日本ノービス選手権2023開催中
ノービスB女子が終わったところで、東京選手権優勝の宮崎花凜選手がさらに高得点を出して優勝。MFアカデミー、着実に選手を育てている。
これからアイスダンスが始まるが、2連覇中の吉田菫/小河原泉颯組は、吉田選手がノービスAにもエントリーしている二刀流。ダンスの後すぐノービスA女子が始まるが、滑走順が7番、第1グループの最後ということに
ダンスを滑った後、1時間もしないうちに女子の演技。直前のウォームアップまで15分もない
二刀流の選手に、一切の配慮がないとは、、、衣装を着替える時間を確保するのがやっとなのでは？ せめて後半グループにするとか、してはいけないのだろうか。。。
まずは怪我なく最後まで滑りきっておくれ
フィギュアスケート・グランプリシリーズ2023第1戦スケートアメリカ、男子ショートプログラム（ジャッジスコア）。
＜G1＞
アンドリュー・トーガシェフ（アメリカ） SP：68.71(11)
「L'enfer」♪ 黒、左側だけに模様。冒頭の4トウが3回転で開いて両足着氷になり、次のフリップも失敗してコンビネーション無しになってしまった。3アクセルがきれいに入ったのが救い。肩を前後に揺らすような動きが面白い。ステップはしっかり盛り上げた。
マキシム・ナウモフ（アメリカ） SP：70.73(10)
「Glimpse of Us」♪ 紫。きれいに回転した4サルコウ転倒、3アクセルも転倒したが、3ルッツ＋3トウをきれいに決めた。足替えキャメルスピンの姿勢が美しく、出るときのバタフライも素敵。手足の先までよく伸ばす所作が、ロシアっぽさとアメリカっぽさのいい所取りしてる気がする
少しシーズンベスト更新。
壷井達也 SP：72.57(9)
「En Aranjuez Con Tu Amor」イル・ディーヴォ♪ 白シャツ。4サルコウ転倒したが、スピードと幅のある3アクセルで払拭。後半の3ルッツ＋3トウも雄大に決めた。全体にスピードと流れがあり、坂本香織と同じコーチなので雰囲気が似てきた。
ヴラジミル・リトヴィンチェフ（アゼルバイジャン） SP：74.61(8)
「Circle of Life（ライオン・キング）」♪ ゴールドのゼブラ柄、左肩が赤。勢いよく滑り出し、4トウは転倒したが、鮮やかに3アクセルを決める。3フリップ＋3トウも頑張った。コンビネーションスピンはきちっとしたキャメルからいいポジションを続け、躍動するステップでわくわく。
デビュー当時は王子様キャラでクラシックな雰囲気だったが、こんなプログラムもできる
スティーヴン・ゴゴレフ（カナダ） SP：74.73(7)
「サウンド・オブ・サイレンス」♪ 黒の背中にグレーのライン。4トウ＋3トウがスムーズに決まったが、4サルコウは転倒。3アクセルが早く開いた着氷になってしまった。ステップはなかなか情熱的。
吉岡希 SP：87.44(4)
「Lullaby for Sadness」「Fate of the Clockmaker」♪ 白からグレーのグラデーション。スピードにのって滑り出し、4トウ＋3トウ、3アクセル、完璧！ スケーティングの一歩がよく伸び滑らか、足元の動きで魅せるステップ。スピンもきっちりとこなす。
ジャンプは跳べるけど、、、と思ってた選手だったが、こんなに成長してくれるとは
自己ベスト大幅更新
＜G2＞
アンドレアス・ノルデバック（スウェーデン） SP：66.28(12)
「Personal Jesus」♪ 黒系。後ろに倒れ掛かるような振付から一気に走り出してスタート。スピードにのって見事な3アクセルを決めたが、ルッツが2回転になってなんとか3トウをつける。しかしフリップが2回転になって無効0点に
高速シットスピンなどはよかった。
ニカ・エガゼ（ジョージア） SP：85.76(5)
「アヴェ・マリア」♪ 白に透ける黒を重ねる。4サルコウ＋3トウ、4サルコウ、後半3アクセルと軸の細いジャンプを全て成功させる。キャメルスピンのフリーレッグがきれいに伸びてて良い。
ケヴィン・エイモズ（フランス） SP：97.34(2)
「Bird Gerhl」♪ 白タンクトップに透ける生地を重ねて。深くエッジに乗りながら、4トウ＋3トウが決まる。イーグルからの3アクセル、後半の3ルッツとプログラムに溶け込んでいる。キャメルスピンの各姿勢、リンクいっぱいに展開するステップは一挙手一投足から目が離せない。
この豊かな表現、ヨーロッパにこの人あり。
デニス・ヴァシリエフス（ラトビア） SP：75.84(6)
「ハレルヤ」♪ 黒Vネックシャツ。4サルコウ転倒、3ルッツ＋3トウは見事。3アクセル、慎重に入りすぎたか、転倒。元々上手かったスピンはさらに進化中。
佐藤駿 SP：91.61(3)
「リベルタンゴ」アストル・ピアソラ♪ 透け感のある黒つなぎ。きりっとした表情で、4トウ＋3トウ鮮やかに決める。4フリップはちょっとステップアウト。3アクセル問題なし。
シットスピン回転速く、タンゴらしい所作を織り交ぜながらしっかり足元を見せるステップで魅了。腕や指先の使い方もすごく上手くなった！
所属する明治大学のマスコット・めいじろうのぬいぐるみが投げ込まれた
イリア・マリニン（アメリカ） SP：104.06(2)
「マラゲーニャ」♪ 赤に黒の刺繍。ますます軸が細くなって目にも止まらぬ速さで回転するジャンプ、4トウに4ルッツ＋3トウ！ イーグルから3アクセルも余裕。細長い手足を活かすキャメルスピン、柔軟性も見せる。フラメンコらしいきびきびした所作で盛り上げるステップ、横一回転も入った
こういうプログラムが意外と似合う～。
パーソナルベストに近い得点で満足げ。
結果、2位以下に10点以上の差をつけてマリニンが首位、2位エイモズ、3位佐藤駿。吉岡希が4位、壷井達也は9位。
佐藤駿、吉岡希はそろって表彰台を狙いたいところだが、エイモズが好調だから2人いっしょは難しいかな？ いずれにしてもフリーでみんないい演技を期待
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