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かほゆう!!@JGP2024チェコ大会アイスダンス

2024年09月08日 12時29分24秒 | フィギュアスケート

 JGPデビューのフリーダンス、笑顔で滑りきれた
 フィギュアスケート・ジュニアグランプリシリーズ2024第2戦チェコ大会アイスダンス・フリーダンスジャッジスコア)。“かほゆう”山下珂歩/永田裕人組はフリー7位、総合6位となった。
山下珂歩/永田裕人 RD:51.24(6) FD:77.56(7) Total:128.80(6)

 「Table Talk」「Yearning」「Unveiled」♪ 赤紫単色のドレス、黒にゴールド系ボレロ。インド風のリズムを刻むパーカッションで、エキゾチックな所作で滑り出す。ランジからシットポジションのステーショナリーリフトは、一気に肩まで持ち上げて出る。ツイズルそろってレベル4の表示!だったが、結局2と3に。ワンフットはレベル2、ダンススピンはレベル4! 
 イーグルの靴上に片足で乗るカーブリフト、後ろから抱え込むコレオリフト。激しいリズムでぐいぐいとコレオステップで終わる。
 終始、いい表情で滑っているのが何よりうれしい 昨季より格段に上手くなっていて、みっちり練習してきているのがわかる。
 「2人とも19歳なのでコンビネーションがいい」と解説。長年組んでいるだけのことはある。
 キス&クライ、2人手をつないで待つが、発表の瞬間はそれぞれにお祈り 得点を見て少しがっかりした表情、、、少なくとも滑った中での1位になりたかったか。演技構成点のスケーティングスキルがあまり高くないのは、ステップのスピード感かな、と思った。
 後のグループで順位を落としたカップルがいて、RDの順位を守った形の6位。128.80はコーチのパーソナルベストを上回った(得点基準が違うけど)。 次は10月初めのスロベニア大会、ぜひRDで5位以内に入って、FDを最終グループで滑る体験してほしい。
 昨季は“さらあつ”岸本彩良/田村篤彦組が日本のジュニアアイスダンスを印象づけたが、今季は“すみいぶ”吉田菫/小河原泉颯組に続いて“かほゆう”もいるとアピールできた。みんなでいいパフォーマンスを続けてどんどん評価を上げていきたい。

 ちなみに、さらあつ岸本/田村組はジュニアは今季限り。逆にかほゆう山下/永田組は来季もジュニアに出られる。今季世界ジュニアで10位以内に入って2枠取れたら、来季はかほゆう&すみいぶで出場できる
 ISUが年齢制限を変更してくれたおかげで、可能性が広がっている(かほゆうは本来、昨季に出場していてしかるべきだったと思うが)。来週のタイ大会にはさらあつ岸本/田村組が登場する。今季はどんなプログラムで、どう仕上げてきているのか、期待

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JGP2024チェコ大会女子、日本勢活躍

2024年09月08日 00時30分42秒 | フィギュアスケート

 フィギュアスケート・ジュニアグランプリシリーズ2024第2戦チェコ大会女子で和田薫子が優勝、上薗恋奈が4位となった。
女子ショートプログラムジャッジスコア
上薗恋奈 64.41(2位)

 「Voila」♪ ピンクのワンショルダー。しなやかに滑り出し、2アクセル、ウォーレイから3ルッツ+3トウ、3フリップと落ち着いて決める。ダンス系ジャンプの連続からステップに入る。ちょっとした所作が大人っぽくカッコいい
和田薫子 67.21(1位)

 「How Does A Moment Last Forever」セリーヌ・ディオン♪ ピンク系の花があしらわれた衣装が愛らしい。最初から大きくスピードに乗るスケーティングで、雄大な2アクセル、3ルッツ+3トウ、3フリップと安定感抜群のジャンプ。きれいなドーナツスピン、コンビネーションでは逆回転で速度を落とさず回れるキャメル。ステップの一歩の伸びやかさが際立つ。

女子フリージャッジスコア
上薗恋奈 FS:112.90(4位) Total:177.31(4位)

 ラフマニノフ「鍾」♪ 黒と銀の衣装。浅田真央の名プログラム同様に頬を叩く振付が話題になっていた。3ループ、3フリップ+2トウときれいに入るが、2本目の3フリップで転倒。後半3ルッツ+3トウをしっかり下りたが、2本目の3ルッツでまた転倒が痛い 終盤の3サルコウ+2アクセル+2トウはよく頑張った。
 ジャンプのミスはあったが、滑り込んでいって完成度を増したらいいプログラムになると思う。
和田薫子 FS:126.93(1位) Total:194.14(1位)

 「タイタニック」♪ グレーにストーン。大きな2アクセルは坂本香織並み!3ルッツ+3トウ、3ループなど、どのジャンプも高さと流れが申し分ない。スピードのあるイナバウアーからスパイラルのコレオ、曲調がドラマチックになるところから雰囲気を変えて、3サルコウ+2アクセル、3フリップ+2トウ+片手上げ2トウと頑張った。じっくりヘアカッターを見せてから一気に持ち上げるビールマンスピンでフィニッシュ。
 はにかんだ笑顔が可愛い フリップにアテンションがついたのと、最後の3ルッツにqがついた以外、マイナスするところがない。演技構成点も唯一7点台を揃えた
 全日本ノービスでは毎年名前を見ていた選手で、ノービスBは24位・4位、ノービスAは6位・2位(ジュニアも推薦出場して11位)。ところがジュニアに上がってからのほうが苦労したようで、2022年10位、2023年13位。JGP派遣も今回が初めてだった。
 今、技術と体力のバランスがちょうどいいところに来たんだろう。この調子で経験を積んで、さらに成長できるといいな

 2位に入ったステファニア・グラツキ(フランス)が、見ていて気持ちのいいノーミスのフリー。振付と構成が次はこれかな、となんとなくわかるプログラム。無理がなく元気があるのがいい。
 3位キム・ユジェは昨季も活躍していたが、相変わらず細くて小柄。スケーティングにもう一伸びあれば、と思うが、見事な3アクセルは今後に期待大
 この後はアイスダンス・フリーダンスに“かほゆう”山下珂歩/永田裕人組が登場する。リズムダンス同様、楽しんで力を発揮しておくれ

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