いか@ 筑豊境 寓 『看猫録』

Across a Death Valley with my own Distilled Resentment

筑波山麓で受けたM8.8の地の波の結果について、おいらの見たこと

2011年03月13日 07時38分54秒 | 筑波山麓
■1.バイト先。おいらは7つ(以上)の実験室を管理しないといけない(愚記事;A sketch in my death valley;  スペースならある)。その一連の実験室は、ラボスケールの研究(上流)から、製品の試作、製品合成(下流)という目的にあわせて別れている。一番被害が大きかったのは、上流のラボスケールの研究用の実験室で、ものが結構壊れた。見た目もすごくて、部屋中めちゃくちゃ。でも、丁寧に片づけると、ものが倒れていたり、吹っ飛んでいたりするだけとわかり、もとに戻せる。ガラス器具でこわれたものも案外すくなかった。それも所詮お金で買えるものだ。ショックだったのは試料が結構の数壊れた。開架棚にケースに入れて日ごろから保存していたのだが、開架だけあって、激しい横揺れで床に落下。破壊。床に試料が散乱していた。ぐっすん。これらラボスケール用実験室と比べ、大きな装置が多い下流の開発、試作、準製品合成用の実験室は比較的無事だった。理由は大きな装置などの地震対策が施されているからだ。装置が床や壁に固定されている。



■2. 街。チャリで帰る。信号は消えていて、作動していない。神社の灯篭が倒れていた。



■3.壊滅したおいらの部屋(【号外】壊滅したおいらの部屋)、その後。部屋の中に入って崩壊の全貌が明らかに;

 

上記画像にネタをしこんである。↓地震の物理現象の果ての『地震の物理』。

ネタのためのこの本を探すのが、ひと苦労だったょ。暇だな、おいら。


「亡びたね」、漱石全集。
(それにしても、漱石の蔵書は、大地震で、どうなったんだろうか?それらは現在仙台、旧仙台城二の丸敷地跡にあるらしいので...)

▼壊滅を促した諸原因、やはり安普請;



自分でつくった棚が、のきなみ瓦解。理由は、1)棚の奥行きが狭い[本が飛び出す促進因]、2)棚を壁に固定しなかった[ひとつは壁にL字つがいでねじ固定をしたが、揺れでちぎれた]、3)棚全体として下部に重心がない[不安定]

あと、高さ2メートルのスチールの本棚(通販で買った)も弱い。

これに対し、スライド書棚(3重式)、33万円の方は被害が少なかった。ひと柱分の棚の本が飛び出しただけ。棚に奥行きがあるので、安定性があったのだろう。