いか@ 筑豊境 寓 『看猫録』

Across a Death Valley with my own Distilled Resentment

部屋の片づけ、あるいは、震災の御代が平成という皮肉

2011年03月20日 18時35分46秒 | 日本事情



週末の休みは地震で崩壊した部屋の後片付け。
 
(愚記事;筑波山麓で受けたM8.8の地の波の結果について、おいらの見たこと

今日はオウム真理教による地下鉄サリン事件から16年目の日。今日のネタとして当時のオウムの新聞ビラの画像を載せるつもりでいた。これは16年前、伯耆大山(ほうき だいせん)山麓から都内に行ったときにJR駅前でオウム信者からもらったもの。それが去年かおととしに荷物から出てきた。でも、部屋がぐちゃぐちゃになって今日までの発見とネタ開示に間に合わなかった。オウムのビラは見つからなかったが [1]、昭和が終焉した翌朝の新聞がでてきた。もちろん、当時も新聞なぞとってはいなかったのだが、昭和の終焉に伴う世紀の大報道と新聞屋が考え、日ごろ新聞を読まないものどもにも新聞を恵んでやろうと判断したのか、おいらの使わない新聞受けにほうりこんでくれたのだ。この時、おいらは将来へのよい記念になるだろうと思い、タイムカブセルに放り込んだ。当時はバブル絶頂期であった。そして、いまが"将来"だ。まさか、20年後こんなになっているとは思わなかったょ。

[1] 2016/12/25 後註: このオウムのビラは無事?見つかり、2015/3/20の愚記事: 東京サリン事件20年;当時オウム信者からもらったビラ  、で報告した。


それにしても、平成になってふたつの大震災。昭和が終焉した時は、さらば、大量死!と思ったんだけど。真に"激動"の地面の時代が始まっていたのであった。気づかなかったぁ。

やってきた平成の御代、つまりはジミーさんが統(す)べるわれらが列島は、ふたつの大きな震災を受け、さらには毎年3万人が自殺する社会に....。

そして、次の時代には、妻帯者にはおとろしぃーずだいがやってくるのだょ?????;

  
戦災の御代   震災の御代   恐妻の御代?

やはり、ダメなくに、ぬっぽん

もう、復興だなんだって言っている。みんな前向きだなぁ。おいらは、暖かい部屋で、「ぬっぽんには、絶望がたりなんじゃないか!」とデマってみる【拡散禁止】。それにしてもこれは最悪だ。原子炉自動冷却停止失敗より悪い。こういうメンタタリティーの御仁たちがぬっぽんの"えすたぶりっしゅめんと"(とはいっても、東電の重役たちは所詮サラリーマン重役なのではあるが) だから、ダメなんだよ。


居並ぶカメラの前で「申しわけありません」「経営判断に及び、今即答できかねます」と答えるのが精いっぱい。涙ぐみながらの会見から、かつての所長の威厳はまったく感じられなかった。#1
小森常務は「うー」とうなり声を上げながら号泣。東電社員に抱きかかえられながら会場を後にした。#2

謝ったり、泣けば済むと思っている、典型的ぬっぽんの"えすたぶりっしゅめんと" 。最後は逃げればいいと思っているに違いない(安倍晋三や鳩山由紀夫のように)。あるいは、自分の感情を制御できない御仁。ちゃんと制御棒さ入れろよ。あるいは、これまた、自動冷却装置がぶちこわれたんだべか?昨今、なんちって武士道ブームなんてあるが、"男は泣かない"ってイロハだろうにね。いや、こういう人っていい人なんだよ。トーダイとかどっかの有名デーガク出て、秀才ちゃん。人柄だっていいに違いない。原発の原理原則だって知っている。ただし、ポンチ絵的に。実装は現場まかせ。協力会社という下請けまかせ。秀才ちゃんだから、"知識なんてものは試験範囲ので十分"という無自覚な信念。安楽の日常の前提条件を野蛮にも懐疑して、批判的に点検してみようなどと思わない。たとえば、地震屋のいうことって正しいのかよ!?とか。チリ沖で昔マグニチュード9を超える地震が起きたのに、日本ではなぜ起きないのか?とか。つまりは、想定外の事態への対応に関して無能であり、想定の拡張ができないのだ。しかしながら、国の指導層の資質とは非常時における対処、実行力にほかならない。権力を発揮する例外状況でおろおろし、あまつさえ泣くなんぞは、どこぞの国なら銃殺である。ところで、社長以下東電社員は、日常においては権力を発揮し、他の業界にみられない高給をとっている。仕事は楽なのに。日本の電気料金は世界的にみて高く、これでメーカーのグローバルな競争力が保たれるはずがない。電力市場が、事実上、ないからでる。そして、その給料は、結局、公共的事業としての、庶民が払う電気料金から出ている。今後、廃炉や補償に伴う出費も結局は電気料金から出るのである。安泰だな、東電社員ども[#3]。

以上、東電社員の仕事の安楽さ、無責任、高給へのおいらのねたみ、ひがみです。おいらも入れてくれや、東電!入れてくれたら、広報で、「はだしのでんこ」ってイラスト描くだょ。
 ―「はだしのでんこ」の"しあわせのゆくえ"はいかに....―

―おクニファッカー―

あと、東電の広報の日本語が気持ち悪い。「自衛隊さん」、ってなんだよ!!! 百歩譲って、その気持ち悪い日本語が認められらとしても、「自衛隊さま」だろう!!! 東電のケツをぬぐって"くださって"いるんだから。

■木田元、『哲学は人生の役に立つのか』より、抜き書き;

技術も資本も人間にとって不気味なもの

 私が問題にしたいのは、技術は人間が、あるいは人間の理性が生み出したものだから、結局は人間の理性によってコントロールできるはずだという、安易な、というより傲慢な考え方です。本来は、技術は理性などとはちがった根源をもち、理性などよりもっと古い由来をもつもので、理性などの手に負えるものではない、と考えるべきではないでしょうか。
 技術にはそれ独自の論理があり、それに従って自己展開していく。どこまでも自己を分化させ、自分のもつすべての可能性をとにかく現実化しようとし、その結果が人間にとって有益であるか有害であるかなどはまったく顧慮しない。技術とはそういったものではないかと思うのです。
 資本というのも同じです。資本はそれ自体の論理をもって、自己を増殖するところならどこにでも入りこんでいき、一種の自己運動を起こしているように思われます。技術もそれと似たような自己展開の運動を起こしているのではないでしょうか。



 私には人類の未来が、それほど明るいものとは思えません。大きな天変地異によって、あるいは異常に肥大化した技術文明の引き起こす災害のために、人類の大半が死滅するようなことにもなりかねないような気がします。


おいらは、「異常に肥大化した技術文明の引き起こす災害のために、人類の大半が死滅するよう」なことは"想定"できない。そう派手なものではなく、間歇的なカタストロフを伴い緩慢に、衰亡してゆくだろう。でも、資本家さまに技術開発で雇われているおいらの技術は全然「自己展開」しないし、売上も「自己増殖」しないよ。「うー」とうなり声を上げながら号泣したいのはおいらだよ、まったく。

あ~、おいらも、早く、肥大してぇ~よ。





#1
廃炉」検討も 元第1発電所長の東電常務が福島入り「痛恨の極み」
2011.3.19 12:23 (1/2ページ)
「福島に安全を戻せるのか」。インタビューで質問に窮し、「申しわけございません」と涙を流しながら去る東京電力の小森常務=18日夜、福島市の県災害対策本部(中川真撮影)

 いまだ収束できない東京電力福島第1原子力発電所の放射能漏れ。同社の小森明生常務は18日夜、福島県災害対策本部に訪れ、その場で報道陣に囲まれた。小森氏は福島県楢葉町に常駐するあいさつに来たのだが、その場で「準備なしの緊急会見」に。東電は企業統治(ガバナンス)の面でも、あまりにも未熟な体質が露呈。約50分間、厳しい質問が途切れず、県民に誠意ある回答ができず涙ぐむシーンもあった。(中川真、石崎慶一)

 小森常務は元福島第1発電所長。東電は福島県の浜通り地方では、地域経済や雇用の大きな受け皿で“名士”として持ち上げられてきた。それが一転、「福島に希望はあるか」「東電は今後も原発事業を継続するのか」…。想定問答集もなく、居並ぶカメラの前で「申しわけありません」「経営判断に及び、今即答できかねます」と答えるのが精いっぱい。涙ぐみながらの会見から、かつての所長の威厳はまったく感じられなかった。

 事故を起こした福島第1の廃炉の可能性について、小森常務は「幹部と議論したことはないが、今後はそういうことも含めて検討していく」と明言。廃炉を検討せざるを得ないとの認識を示した。小森常務は「このような事態を招き痛恨の極みです。福島県民におわびします」と同社として県民に初めて謝罪した。

一方、長年、原発の耐震安全性を強調しながら、事故について「地震、津波があったとはいえ…」と公然と言い訳した。東電の“安全神話”を信じ、国の原子力政策に協力し、地域振興に夢を描いた地元の思いを踏みにじるなど、無神経な答弁も目立った。

 福島県民はいま、放射能汚染への不安と怒りの中にあるが、事態収束の見通しについては、「厳しい状況が続いている。あらゆる手だてを講じて、安全確保に努めたい」と述べるにとどまった。

 放射能汚染を避けるために避難所を転々としている周辺住民に対し、「誠に申し訳ない」と謝罪したが、補償については「国と相談して考えていく」。同席した別の幹部が「避難所数がわからない」と述べるなど無神経な発言も多かった。東電では、地元対応のため小森常務らが、連休明けに避難所を回るという。

 会見後、「へ理屈はいいから早く収束させてくれ」と肩を震わせながら立ち去る地元メディアの記者も。東電が計画から半世紀以上かけて、地元と築いた信頼関係を一気に吹き飛ばしたという極めて深刻な事実をあからさまにした。

 県民の反応も「社長謝罪の露払いか」(福島市の60代男性)と冷ややかで、東電にとっては、事故を収束できたとしても、その後長く続く苦難の地元対応の幕開けとなった。

■#3

     年300万円    年400万円
年240万円    年500万円
 ∧_∧ ∧_∧ ∧_∧ ∧_∧
(; ´Д`)(; ´Д`)(; ´Д`)(; ´J`) ∧_∧
/    \    \    \     (    ) 逝かなきゃクビな
| 下請 .| |自衛隊| |機動隊 |米軍  /     ヽ
||\  ̄ ̄ ̄ ̄   ̄  ̄ ̄  ̄  ̄ / .|東電| | 年収1500万円
||\..∧_∧             (⌒\|__./ ./
||.  (    )             ~\_____ノ|  ∧_∧
  /    ヽさっさと見てこい   .     \|  (    ) 
  |     ヽ                   \/     ヽ. 大丈夫だから
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