いか@ 筑豊境 寓 『看猫録』

Across a Death Valley with my own Distilled Resentment

札幌郊外米軍キャンプクロフォードのペンタゴンと定山渓鉄道引込線の車両のカラー画像

2023年02月08日 18時36分02秒 | 札幌

愚記事に・札幌、キャンプ・クロフォードにおける定山渓鉄道からの引き込み線; Do you know the way to Korea, in the Camp Crawford ? ・札幌郊外の米軍ペンタゴン があり、定常的に閲覧がある。

(愚ブログの キャンプ・クロフォードに関する記事群

昨日、キャンプクロフォードの鳥瞰写真を見つけた。カラーだ。

カラーのペンタゴンが目立つが、よく見ると定山渓鉄道へとつながる線路に車両が見える。

■ 全景 この写真は現在の地下鉄南北線の自衛隊前駅よりやや北の上空から南西の方向を写したもの。1951年5月だという。写真左上にペンタゴンが見える。


this figure from LAFAYETTE Digital Depository

このアングルに似せた現状を下に示す。1951年の写真に写っている建物で現存のものは、少なくとも、4件。「3」の位置にペンタゴンがあった。1984年には無くなっている。


google map
1:(現通称)サイロ隊舎、2;Post Chapel (駐屯地教会)、3;ペンタゴン跡地、4;Post Theater (駐屯地劇場)、5;現在史料館

■ ペンタゴンと定山渓鉄道車両

ペンタゴンの左半分の真上を見ると、鉄道が左右に走っている。ペンタゴンの左上が「サイロ隊舎」、手前がPost Chapel


[1] 角哲ら、占領期札幌におけるキャンプ・クロフォードの建設経緯とその特徴について、日本建築学会計画系論文集/86 巻 (2021) 780 号 P617-627  (pdf

❶:ペンタゴン、❷:Post Chapel、➌:Club、➍:Post THeatre、 ⓰:Milk Plant

列車は⓰:Milk Plant ミルク・プラントの横を走っている。

■ 最後の赤煉瓦兵舎

最上の全景写真は、キャンプクロフォードの北半分を撮ったもの。写っているのは独身の一般兵士用の兵舎がある区域。家族持ち(当然、将官クラス)の住宅は南側で画像には写っていない。キャンプ・クロフォードの一般兵士用の兵舎は赤レンガ製で、他のどの占領軍キャンプとも違っているのだろう。理由は、耐寒性の保持に違いない。キャンプ・クロフォードの建物は、米国流の、蒸気暖房であり、基地に大型ボイラーがあり、各建物に配管で供給していた。現存しているこの赤煉瓦兵舎は1951年の写真の左下3棟のみ。現在、史料館となっている。


Google Map 現存する赤煉瓦兵舎3棟:陸上自衛隊 真駒内駐屯地 史料館 web site

▼ 2004年にはまだ結構あった赤煉瓦兵舎


愚記事:いか@、タコを思う。 2004年に撮影した写真。

 



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