いか@ 筑豊境 寓 『看猫録』

Across a Death Valley with my own Distilled Resentment

【再掲】 1月の第三月曜日、かの白人次期大統領はお休み遊ばされたのだろうか?

2017年01月17日 20時36分15秒 | 北米出張・事情

過去記事を再掲する;

Google [キング牧師誕生日の祝日]

なお、奴は1/18に離任とのこと。 1/17は安息日らしい。


この祝日を祝うのかどうかは、自分が誰なのかによるんだよ 

◆ニュースの株式市況のところで「今日、米国マーケットはキング牧師誕生日の祝日のため休み」とあった。思い出したことがある。(wiki;キング牧師

2001年に出版された、鎌谷 朝之、『アメリカへ博士号をとりにいく―理系大学院留学奮戦記』(Amazon)に次のように書いてある;

 しかし、与えられた祝日を休むかどうかということは、かなり複雑な事情がからんでいる場合もある。

 一月中旬の「キング牧師誕生日」は、少なくともカリフォルニア州では立派な「大きな祝日」である。学校も官庁もそろって窓口を閉める。私はアメリカ一年目のこの日、たまたま調べものがあって、普段通りの時間に研究室に顔を出した。すると驚いたことに、ほかの連中も普段通り出てきたのである。通常、日曜や祝日に出てくる人間は数が限られ、しかも日が高くなってからという場合がほとんどである。しかし、この日に限っては出てくる出てくる。オーヴァーマン先生までが普段通りに出勤して、ミーティングまでやっていた。不思議に思い、同じ部屋のアメリカ人に聞いてみると、返ってきた答えはこんなものだった。

「この祝日を祝うのかどうかは、自分が誰なのかによるんだよ」

 つまりこういうことだ。黒人の人権向上に貢献したことで知られるマーティン・ルーサー・キング牧師は、黒人たちにとっては「英雄」として祭り上げられる存在かもしれないが、俺の知ったことではないというのだ。しかし、私の感覚で考えると、「大きな祝日」としてアメリカ中で認められたこの休日をここまでかたくなに拒否する姿勢は、まったく納得のいかないものだった。休日として与えられたのだから、遠慮なく休めばいいじゃにか。アメリカ人は休むのが好きだったのではなかったか?なぜこの日に限って、みんなそこまでして働きたがるのか?  私はこの日、ごく普通のアメリカ人の心のなかに今も根強く残る、いやしがたい反民族感情を垣間見たような気がして、寒気がした。


◆死んじゃったね、ミッキー安川(wiki)。この前の日曜深夜の番組は休んでたけど.....

安川が渡米したのは1952年。すごい、1952年!。講和直後だ。シベリヤに数十万の日本兵が抑留されている頃だ。上記留学とは大違いの三等船室的渡米。

おいらは、がきんんちょの頃、ミッキー安川という名付けの偽毛唐丸出し根性にみえる神経にぎょっとしていた。あと、ペギー葉山とか、何とか、おまいらアタマ大丈夫か!?と思っていた。

    
 ミッキー       ペギー       ジミー

死んだからか? 高騰。『ふうらい坊留学記―50年代アメリカ、破天荒な青春 』 (中公文庫)。決して短くはないいきさつを経て"ミッキー安川"になりましたという記録。戦後日本が高度成長する前の渡米滞在記録はおもしろい。

数か月前に買ったんだけれど、78円だった。



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