アメリカは分断を恐れるあまり、不正選挙をもみ消しにするのだろうか。1960年の大統領選挙においても、ケネディとニクソンが接戦になった。あのときはイリノイ州などで、マフィアがケネディに加担したといわれるが、副大統領であったニクソンは、アイゼンハワー大統領から説得されて、実際は勝っていた可能性が高いのに、泣く泣く引き下がらざるを得なかったのである。理想主義を掲げたケネディの登場にも、そうした背景があったのだ▼今回もバイデン側による組織的な不正があったことは確実である。それを問題視して結果をひっくり返せば、極左が騒ぎ出すというので、裁判官すら口にするのがためらわれる事態になっている。ドミニオンによる票の操作にしても、投票機がたやすくハッキングされるというのは、2017年にCNN自らが報道していたのである。我那覇真子チャンネルでもそのことに触れているが、アメリカのメインストリーム・メディアはそれを知っていながら、「そんなことはあり得ない」と居直っているのだ▼トランプがニクソンと同じような選択をしたとしても、バイデンは大統領就任と同時にダッチロール状態になり、かえってアメリカの分断は深刻になるだろう。最後の最後までトランプ再選の道を探るべきなのである。