今回の「あいちトリエンナーレ」の展示をめぐっては、山田太郎参議院議員の主張がもっとも説得力があった。「表現する事で恐喝脅しにあってはならず刑事事件として対処すべき」と述べるとともに、その一方で「展示内容や県費の公費による開催の決定プロセスなど事実関係を見極めるべき」との考えをツイートしたからである▼ネット時代の旗手として圧倒的な支持を得ているだけに、公権力の乱用は慎むべきだと釘を刺しつつも、「発した表現については表現者は責任を負うべきです」との持論を展開したのである。芸術監督の津田大介は、そこまでの責任感がなかったから、国民の多くから批判されて怯えてしまったのではないか。表現の大切さを訴えたいのであれば、止めるべきではないのである。木村秀章愛知県知事と津田が「表現の不自由度・その後」の中止を決めたことに、同実行委員会が抗議したのは当然の成り行きであり、泣き言を並べ立てて、自分を正当化するというのは、あまりにも無責任である▼表現者である限り、それに対する猛反発は甘受しなければならない。被害者面して逃げるというのは卑怯である。韓国の横暴さに怒り心頭に発している日本国民の感情を逆撫でし、国柄の根本である天皇陛下を屈辱したのだから、相当な覚悟があって然るべきだ。どうせ最初から津田は体を張る気などなかったのである。
応援のクリックをお願いいたします