草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

「シナ」に対抗するため自由世界の結束を主張したヤスパース!

2020年01月14日 | 思想家

ヤスパースが中共の全体主義に警告を発していたことを忘れてはならない。習近平に率いられた中国共産党を甘くみてはならないのである。ヤスパースは今日の事態を予言していた。ロシア以上に中共の存在が重くのしかかってくることを、すでに1964年の段階で語っていたのである▼「ロシアの背後に、いつになるかわからないが、おそらく強大なシナが現れてくるかぎり、やはりこれに対応した軍事力をもつ者のみが、生き残ることができる。かかる軍事力を実現しうるのは、自由世界のなかでは、唯一の指導のもとにある一つの包括的な共同体のみである」(バイエルンのテレビ放送)。西ヨーロッパにとってその役割を果たしているのがNATOなのである今のアジアは中共に対抗する力を持ち合わせていない。そこで頼みになるのがアメリカなのである。香港や台湾の市民たちが、星条旗をかかげているのは、後ろ盾となって欲しいのである。とくにヤスパースはインドに言及し、インドがシナに征服されれば、「シナの人民大衆とともに、地球征服のために動員される」と述べたのだった。それは日本にもあてはまる。自由と民主主義を守ろうとする勢力は結束せねばならず、それができないのならば「強力な人民大衆の恐怖政治」に屈服するしかないのである。

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想定外? 想定内? (嫌韓有理)
2020-01-14 09:14:40
 日本人、とりわけ官僚たちは、想定内のことには上手く対処するが、想定外のことにぶつかると甚だダメだと、塩野 七生は言う。
 利害関係者や評論家たちが、木の枝葉を見て、かまびすしく議論している。ところが誰も森を見ていないので、森ごと地滑りに巻き込まれると呆然自失、虚脱状態になる。リスクはしのげるが、ブラックスワンには完全にお手上げなのだ。

 ところが現実社会は、不確実性が増し、変化の速度があがり、「Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)の頭文字をとったVUCA(ブーカ)という言葉も、・・・定着しつつある」(『身銭を切れ』)様相である。

 例えば、「北朝鮮」をめぐっては、「日本の排他的経済水域(EEZ)にある好漁場『大和堆(やまとたい)』周辺での北朝鮮漁船による違法操業問題で、海上保安庁は8日、スルメイカの漁期にあたる昨年5~12月の取り締まり結果を公表した。EEZに侵入するなどした漁船への退去警告は1300件超に上り、海保の巡視船への投石が10件発生。平成30年の漁期に続き大和堆入域を阻止したとしているが、北朝鮮側の威嚇や抵抗は止まず、警戒を強めている」(2020/01/08 産経新聞)のだが、「北朝鮮」は甚だ機嫌が悪い。
 「北朝鮮」にとっては漁業も“戦闘”なのである。今は、投石ですんでいるが、2001年に東シナ海であった「北朝鮮」工作船からの小銃やRPGによる攻撃と同様のことが大和堆(やまとたい)で起きても不思議ではない。この時の銃撃戦では、日本側は海上保安官3名の軽傷ですんだが、次はどうなるかわからない(韓国軍・天安艦爆沈のようなことがあるかもしれない)。
 
 「そんなことが起こるはずがない」と、自称「知識人」リベラルは言うだろう。かつて、横田めぐみさん拉致事件などでも、「明確な証拠がない」と言って、いつまでも「北朝鮮」をかばい続けたことに口を閉ざして。

 「現実的な考え方をする人がまちがうのは、相手も現実的に考えるだろうからバカなまねはしないにちがいない、と思ったときである」(マキャベリ)
 想定内だろうか?
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