草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

米大統領選前に台湾有事の可能性も

2024年01月23日 | 台湾有事
 習近平が事を起こすなら今年ではないか。それも11月5日の米国大統領選挙前だろう。トランプが勝つ可能性が強まってきたことで、残された時間が限られているからだ。
 バイデンは明らかにウクライナでしくじった。ロシアのウクライナ侵略に対して傍観者に徹した。核を持つ国家には、米国は直接軍事力を行使しないということが、誰の目にも明らかになった。
 そうなるとどうなるか。中国が台湾を軍事力で統一しようとした場合には、ウクライナと同じように、武器などでは支援するが、米軍を投入することはないだろう。佐藤優が述べているような「管理された戦争」となり、血みどろの消耗戦が長期間にわたって繰り広げられることになる。
 そして、台湾有事は日本有事であることから、先島諸島の自衛隊も無傷ではないだろう。尖閣諸島も奪われるに違いない。そこまで深刻な状況でもかかわらず、今の日本の政治はお花畑に徹している。
 トランプが大統領になれば、日本が最小限の核を持つことを容認するだろう。もはや米国の力をもってしても、日本を守ることはできず、独自の防衛力強化を求めざるを得ないからだ。習近平はそれを熟知しており、日本が自立の道を歩む前に、東アジアでの覇権を確立したいのである。
 日本は歴史上かつてない岐路に立たされている。全体主義独裁国家に膝を屈するか、さもなければ核武装を選択するかである。台湾が香港の二の舞になり、日本もその後に続いていいのだろうか。それはイデオロギーの問題ではない。日本が国家として身構える力があるかが試されているのだ。

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