草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

中国の脅威に対抗するためには右左などどうでもいい!

2024年09月20日 | 自民党
 全共闘世代から3年ほど後れた僕のような人間が、なぜに高市早苗さんにこだわるかというと、彼女を絶対視するわけではないが、親中でもなく、親米でもないからである。どこの国であろうとも物申す勇気がある。それだけに日本派の政治家になって欲しいのである。
 それは勝手な思い込みかも知れないが、日本の新左翼運動は、よく反日共系と呼ばれたように、主要な敵は代々木の日本共産党であった。ソ連や中共を敵視したのも、スターリン主義を断固批判したからだ。それと同時に彼らからすればアメリカは、軍事経済的に世界を支配しようとする帝国主義国家であった。つまり、反日共系はその両方とも敵とみなしていたのである。
 驚くなかれ、それは新民族派と呼ばれた、日本学生同盟の主張も同じであった。ヤルタ・ポツダム体制打破ということは、アメリカとソ連、中国が一緒に作り上げた戦後世界を否定するスローガンであったからだ。
 そうした観点から考えるならば、その根本にあった問題意識は、大国に隷属する国家から脱皮することであった。左右とも攘夷論的情念のエネルギーを重視した。
 今や中国が日本を属国化しようとしている。それを阻止するためには、右左関係なく、独裁のスターリン主義に抗する勇気がなければならない。すでに日本の政界、官界、財界、マスコミは中国の影響下にある。権力の中枢を握っている自民党も、かなりの部分が篭絡されてしまっている。そんななかで高市さんだけが異質である。だからこそ、自民党の執行部やマスコミから叩かれるのである。
 日本が中共の支配下に入れば、全共闘の流れを汲むグループは粛清されるだろう。保守派も根こそぎ弾圧されるだろう。日本が強い国家にならなければならないというのは、左右変らぬ共通した認識になりつつある。
 60年安保闘争のリーダーであった西部邁、さらには思想的にリードした清水幾太郎は、公然と日本の核武装を口にした。アメリカの傀儡の自民党政権ではなく、極左とレッテルを貼られた者たちこそが、深刻な問題提起をしたのである。右と左が手を組んで祖国を守らなければならないほど、危機的な状況を直面している。牙をむいてくる者たちに、どう対抗すべきか、それがもっとも切実な政治的テーマなのである。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 劣化した自民党指導部の高市... | トップ | 産経新聞の小泉優位はあまり... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

自民党」カテゴリの最新記事