草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

時雨降る会津盆地を詠みて 5首

2010年10月24日 | 短歌
 眠られぬ時雨に耳をそばだてば老いに戸惑うわが吐息のみ  

 たちまちに睡魔は襲いこっくりと戊辰の役を招きよせたり  

 会津にて時雨といえば秋桜子大き仏をおろがみてあり

 しとしとの時雨がやむを見はからい思いをこめしメールなりしに  

 時雨には濡れて切ない瞳あり東京の灯よ夜行列車よ 

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ビデオ未公開で憶測が飛び交う中共船の衝突事件

2010年10月24日 | 思想家
 情勢判断が間違っているから、民主党政権が慌てふためいて、墓穴を掘ってしまうのだろう。尖閣諸島で、中共船が日本の巡視船に衝突してきたことについて、真実を国民に知ってもらうべきなのに、まるっきり逃げ腰である。フジテレビの新報道2001に出演した石原慎太郎東京都知事が、あくまでも仄聞として語っていただけだが、何かの弾みで巡視船から海に転落した乗組員がいて、それを中共側が銛で突こうとしたという話まで出ている。その衝突の模様を撮影したビデオを公開しないために、それぞれが憶測をたくましくすることになるのだ。菅直人首相は、それがデマなのかどうかについても、国民に対して説明すべきだろう。もしそれが事実であれば、国際社会から批判されるのは中共である。しかし、今のような弱腰で国益を考えられない民主党政権というのは、最終的には国民を敵に回すだけなのである。ビデオの公開を渋れば渋るほど、自分たちに怒りが向いてくるからだ。芥川賞作家としてだけではなく、太陽族として一世を風靡した石原知事は、老体になっても意気盛んだが、歯に衣着せに言論こそが今求められているのだと思う。ネットを別にすれば、あまりにもジャーナリズムに元気がなさ過ぎだ。

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核武装を含め防衛力強化が日本が国家たりうる前提!

2010年10月24日 | 思想家
 平和惚けをしている日本においては、あたりまえのことを言うのにも勇気がいるが、石原慎太郎都知事にかかれば、舌鋒鋭く一刀両断である。フジテレビの新報道2001に出演した石原都知事が、日本が核武装するかどうかについて議論する必要性を力説していた。潜在的な実力があることを誇示することで、中共などに対して一定程度の歯止めとなるからだろう。尖閣諸島をめぐって日本が弱腰なのは、相手が核を持つ軍事大国だからだ。そこで問題になるのは、米国が頼りになるかどうかである。石原知事によれば、それは期待するだけ無駄なようだ。佐藤栄作政権時代に、日本が隠密裏に核武装の検討をしたことがあったという。沖縄返還交渉にあたった佐藤首相は、米国のあまりにも横柄な態度に腹を立てたようだ。西ドイツと共同開発をするというものであったが、まだ東西ドイツが統一されていなかったために、頓挫したといわれる。あくまでも一つの選択肢として考えたのだろうが、日本の国益上からも、核武装を俎上に載せるのは間違ってはいない。70年安保騒動の頃に、確か新民族派の日本学生同盟は、日米安保条約の克服をスローガンに掲げていたと思う。国を憂うる者たちは、安保条約絶対ということではなく、自主防衛の強化を訴えていたのだ。ようやくそれが公然と語られるようになったわけだから、その頃と比べて隔世の感を禁じえない。反面、それだけ日本は岐路に立たされているのだろうが。  

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盆地の頭上に満月がかかりしを詠む 5首

2010年10月23日 | 短歌
 月さやか恋に落ちたる真処女(まおとめ)のかぐわしき薫習なりし  

 月光は菩薩となりて会津なるさみしき土に隠れたまいし  
   (会津勝常寺に国宝の薬師三尊像あり)

 寡黙なる会津は全てずんぐり背月の光も地べた這うなり  

 山峡の落ち葉のなかを恥じらいし月の光に震える魂(たま)よ 

 月光に少年の眼も輝きて汗青(かんせい)照らせし刃なりしか

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小国寡民の桃源郷を押しつぶす中共の暴挙!

2010年10月23日 | 思想家
 チベットで大学生や高校生にゆるデモが起きている。中共政府が中国語を強制しようとしていることに対して、命がけで立ち上がったのだった。官製の反日デモとは違って、公安や軍隊の弾圧を受けながら、それをはねかえすべく戦っているのだ。このままでは、チベット民族が根絶やしにされる、という危機感があるからだろう。中共という国家は、イデオロギー的には共産主義を唱えながらも、やっていることは、帝国主義そのものだ。関東大震災で大杉栄とともに、それこそ権力の手によって虐殺された伊藤野枝は、「無政府・共産の理想はとうてい実現することの出来ない、たんなる空想だという非難を私たちは聞いてきた。しかし、それはけっして夢ではなく、祖先から今日まで村々の小さな自治の中にある」と語っていた。そのことを竹中労が『断影大杉栄』で触れている。それは国家による強制や命令が及ばない、東洋本来の桃源の思想なのであり、小国寡民のユートピアを思い描いていた一党独裁の中国共産党は、チベットという小さな国を認めようとしないわけだから、それを押しつぶそうとしているのである。日本人はチベットを他人事に考えるべきではない。それはまさしく、明日の日本の姿でもあるからだ。大杉栄が平成の世にいたならば、確実に中共大使館に怒鳴り込んだだろう。アナーキズムからしても、今の中共は一番の敵であるからだ。

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民主党に嫌気がさした地方から反乱の火の手が!

2010年10月22日 | 政局
 ようやく国民も学習したのか、いかにマスコミが真実を伝えなくても、民主党政権には嫌気がさしたようだ。知り合いの古書店の店主は、「菅さんではもう生きていがんに」とこぼしていた。昨年の総選挙のときは、政権交代で景気がよくなると信じていただけに、裏切られたという思いがしてならないのだろう。農民の多くも、そっぽを向きつつある。米農家は個別所得補償に期待をしていたが、米の値段がとんでもなく下がっていることで、逆に収入減になってしまった。そこでもまた、民主党政権に騙されたというので、自民党へ回帰する現象が起きている。さらに、驚いたことには、40代、50代の経営者が、国家というものを再認識しつつあることだ。このままでは、中共の膨張主義にしてやられてしまうというので、自衛隊の増強を口にする人もいる。さらに、観光業者は、高速道路の無料化で嘘をつかれたというので、「二度と民主党には投票しねがら」と怒っている。首都圏から観光地会津にマイカーでやってくる場合、障害となっているのは高速料金である。ウイークデーも安くするというので期待していたのに、実現の見通しがたっていないからだ。その影響がもろに出て、対前年比で、20パーセント以上も観光客が減っている。会津地方に限ってみても、民主党政権を支持する声は、一時ほどではなくなっている。先の参議院選挙と同じく、保守派は地方から反乱を起こし、徐々に大都市を包囲するのではなかろうか。政権奪還の戦いは、まさしくこれからが本番なのである。  

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鳩山前首相を証人喚問して真相を明らかにすべきだ!

2010年10月22日 | 政局
 国民の誰もが疑っているのではなかろうか。鳩山由紀夫前首相の違法献金問題で、母親から多額の「子ども手当」をもらっていたくせに、鳩山前首相が知らなかったとしらを切っていることについて、嘘をついていると思っているからだ。それだけに、岡田克也幹事長から会計資料を保管していたかどうかを尋ねられても、鳩山前首相は「事務所としては関知していない」と逃げるだけで、誠意ある態度がまったくみられない。常識的に考えてみても、鳩山前首相の側の弁護士が、そうした資料をコピーしておくのが普通だ。これまでそれを否定してきたために、今になって慌てているのではなかろうか。見え透いた嘘をついているというのを、国民も見抜いているわけだから、ここらで本当のことを口にすべきだろう。さらに、鳩山前首相は、自分の出所進退をめぐっても、国民を欺いたのだった。首相を辞めたときには、国会議員としてのバッチを外すとまで公言していたからだ。しかし、そんな言葉は忘れてしまっているかのようだ。政局にからんでみたり、外交交渉の舞台に立ちたがったり、と度派手な動きをしているからだ。菅直人首相は「有言実行」をスローガンにしているが、それすらもブラックユーモアに聞こえてならない。政治家の言葉が、現在ほど軽くなった時代はあっただろうか。落とし前をつけてもらう意味でも、鳩山前首相には、国会の証人喚問の場で、真実を語ってもらうしかない。

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情報を公開しないのは国民を奴隷視することだ!

2010年10月22日 | 思想家
 民主党の国会議員有志が、ノーベル平和賞に決まった劉暁波氏を支援する会を開いたが、そこに参加したのはわずか11名だった。民主党所属の国会議員は412名もいるのに、大半は中共に媚びる連中ばかりなのである。リベラルぶるわりには、人権意識も乏しく、言論の自由などについても、どうでもいいのだろう。そして、国民を信用していないことに関しては、今の民主党政権は、中共政府と大差がない。独裁者として君臨し、国民を奴隷扱いにしたいのだろう。中共の船が巡視船に衝突してきたビデオを公開しないのも、国民の怒りを恐れているだけだ。ヤスパースは、真の大衆的な指導者像について、一つの理想を述べている。「彼らは国民が何を欲しているかを、具体的な状況において、事実と理由にもとづいて国民に話してきかせる。したがって、国民たちは、みずから吟味しながら、彼らのうちに自分自身の判断力を再認し、自分自身の決断へと促される」(『哲学の小さな学校』・松浪信三郎訳)。民主主義というのは、あらゆる情報の公開が前提であり、それを共有することで、政治家と国民が合意を形成するのであり、その手続きを省くのが全体主義なのである。民主党政権が大人の政治をしようと思うのならば、まず国民に事実を知ってもらい、その上で説得に努力するべきなのである。

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秋霧がたちこめし会津盆地を詠む 5首

2010年10月21日 | 短歌
 霧があたり一面に立ち込める会津盆地は、四囲の視界が閉ざされていて、あらゆる事象の輪郭がぼけ、ついつい空想の世界に戯れることになる。水原秋桜子に「白樺を幽かに霧のゆく音か」という句があるが、それはまさしく今の会津の情景ではないだろうか。遠くから幽かに聞こえてくる音に、耳をそばだててしまうのは、目隠しにあったのと同じだからだろう。  

 会津とは川霧の地よむせび泣く汽笛の音が山にこだます 

 山走るゴールドラインゲート越え眼下はすべて霧の海かな  

 夕霧にかの人のこと思いけり宛なきメールは闇に向かいて  

 アジアとは霧の彼方のイデーなり五族協和の夢は潰えて  

 戊辰にも霧にまぎれて一群の会津の兵はさまよいてあり  



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嘘がまかり通る政治が日本を悲劇のどん底に!

2010年10月21日 | 政局
 嘘つき民主党というのは、連日の報道で明らかになってきた。白真勲議員は「先進国で永住外国人の地方参政権を認めていないのは日本だけ」と述べ、江田五月前参議院議長は、中共に出かけて、日本のせいで関係がこじれているかのような発言をする。極めつけは、枝野幸男幹事長代理で、中共の船が領海を侵犯し、巡視船に衝突した事件で船長を釈放したことについて、「私は半分、(検察に)悪意があるんじゃないかと思う」と責任転嫁をしたのだった。永住外国人は米国ですら認めていないのを知っているくせに、白真勲は、いけしゃあしゃあと嘘をつけたものである。今回の日本と中共の緊張は、向こうが仕掛けてきたことである。にもかかわらず、反日のキャンペーンに肩入れしようというのだから、江田は日本の政治家ではないかのようだ。父親の江田三郎も、天国で嘆いているのではなかろうか。枝野にいたっては、まさしく詭弁でしかない。民主党政権が無理やりそうさせたのに、それを隠蔽したいがために、口から出まかせを言っただけなのである。そして、ネットなどで保守派がチェックしなければ、そうした嘘がまかり通ることになるのだ。そんな嘘ばかりつく政治を、このまま放置しておいてよいわけがない。


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