あいちトリエンナーレの「表現の不自由展・その後」を再開したことで、国民の怒りの矛先は大村秀章愛知県知事と津田大介に向けられている。マスコミが加勢してくれるからと、二人は国民を甘く見ていたのだろうが、そうは問屋がおろさないのである▼マスコミは表現の自由の問題に矮小化しようとしているが、それがかえって最悪の事態を引き起こおこしかねないのである。事実をきちんと伝えずに、一方的な報道を続ければ、危機感を募らせて、実力行動に訴える人も出てくるだろう。マスコミが両方の意見を伝えないことで、かえってそうしたムードが醸成される危険性が高まっている▼昭和天皇の写真を焼き、靴で踏み潰すというのは、明らかに常軌を逸している。だからこそ、それが国民に知れ渡れば、とんでもないことになるのを、マスコミは恐れているのである。マスコミが伝えなくても、ネットがその事実を拡散し、国民の怒りは爆発寸前のマグマである。さらに、原発事故を喜ぶような展示物があるとの指摘もあり、二人は日を追うごとに孤立し、追い詰められている▼大村と津田は被害者面をしていれば、英雄になられると思っていたに違いない。しかし、ネットの反応をみても、二人に味方する国民はほんのわずかである。聖書にも書かれているように「蒔いた種は自ら刈り取る」しかないのである。
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