【本文】
二百九十八段
「まことにや、やがては下る」
「まことにや、やがては下る」と言ひたる人に、
思ひだにかからぬ山のさせもぐさ
誰か伊吹の里は告げしぞ
【読書ノート】
やがて=間もなく。下る=京から地方に行く。
「思ひ」艾(もぐさ)に点ずる「火」を、「斯(か)からぬ」に「掛からぬ」を、「言ふ」に「いふき(伊吹)」に、「さ(然)と」に「里」をそれぞれ掛ける。
掛詞のオンパレードです。
二百九十八段
「まことにや、やがては下る」
「まことにや、やがては下る」と言ひたる人に、
思ひだにかからぬ山のさせもぐさ
誰か伊吹の里は告げしぞ
【読書ノート】
やがて=間もなく。下る=京から地方に行く。
「思ひ」艾(もぐさ)に点ずる「火」を、「斯(か)からぬ」に「掛からぬ」を、「言ふ」に「いふき(伊吹)」に、「さ(然)と」に「里」をそれぞれ掛ける。
掛詞のオンパレードです。