つれづれなるままに

日々の思いついたことやエッセイを綴る

江戸物売り声の宮田章司師匠

2007年04月11日 | 芸能
江戸の物売り声を伝承している宮田章司師匠がおります。
昔は家の近くまで物売りが入ってきたいい時代であった。
今は、自分がスーパーマーケットまで行ってそこで買い物をして家まで持って帰る時代だ。

宮田章司師匠は、坂野比呂志(故人)と出会い江戸売り声の魅力に取り憑かれ、坂野比呂志亡き後、現在日本で唯一人、本格的な「江戸売り声百景」和風漫談家としてテレビ、各ライブ、奇席等で引っ張りだこ、大忙しの毎日を送っている。

都内の定席演芸場に出演するとともに、江戸東京博物館でも定期的に出演をしています。
その他、依頼があれば何処にでも出向いて江戸の物売り声を聞かせてくれます。
米国のニューヨークでも、この物売り声の公演をしたら大好評であったようです。
JАLの国際線のCMにも出演しています。

神田明神前の甘酒の天野屋さんとも懇意にしており、天野屋さんの主要行事のアトラクションには必ず出演しております。

主な物売り声として、朝顔売り、甘酒売り、飴売り、オイチニの薬屋さん、桶屋、お宝売り、カリン糖売り、金魚屋、辻占売り、研ぎ屋、毒消し売り、苗売り、納豆売り、七色唐辛子、灰買い屋、梯子売り、バナナの叩き売り、枇杷薬湯売り、物産飴屋等々、多種類あります。

今では大変珍しくなった江戸物売り声の宮田章司師匠の粋な声をぜひ聴いてみたらよいでしょう。

(4月11日記 池内和彦)
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