昨夜は、寝落ちした後、へろへろで1番先に入浴。1時前にロキソニンを飲んでベッドに入ったものの耳鳴りと頭痛でなかなか眠れず。夫が2時近くに寝室に来たと思ったら、すぐに鼾をかき始める。
これはダメだ・・・と諦めたが、「鼾防止の鼻シールしてくれているよね?」と声をかけたら気づいて「リビングで寝る」と移動してくれた。眠りにつけたのは3時過ぎだったか。2時間半近いお夕寝を差し引きしても寝不足になった。
今朝は、いつも通りの目覚ましが鳴り、続いて日曜日仕様の目覚ましが鳴り、慌てて起きる。寝坊助息子もたたき起こして、皆のパジャマをはぎ取り、洗濯機を廻し、朝食を摂る。なんとなく鼻水も出るし、咳も出るので、念のため葛根湯を飲む。
洗濯が出来上がったところで、洗濯物をベランダ一杯に干す。いいお天気である。
今日はコロナ禍ですっかりご無沙汰だった義妹夫婦を、お詫び方々ご招待ということで新幹線あさまに乗って1泊の旅だ。息子はデートだと言って私達より少し早めに家を出た。折り悪く団地の除草作業日である。誰も参加出来ない我が家、下を向いて頭を下げながら団地の敷地を出る。
最寄り駅から予定通りの特急電車に乗り、JRに乗り換え、東京駅から出発。僅か1時間15分ほどの新幹線の旅だ。途中駅から義妹夫婦が乗ってくる。義母の7回忌以来の再会である。
車内のお供は市川憂人さんの「神とさざなみの密室」(新潮文庫)。初めましての作家さんだが、帯には「目覚めると、手首を縛られ、目の前には顔を焼かれた死体―。究極の密室監禁サスペンス!!“謎の探偵”の正体は?」とある。対立する政治団体のお話、最初はなかなか読みづらかったが、後半はどんどん引き込まれ、最後までノンストップだった。
この駅に降り立つのは何年振りだろう。東京よりも気温が少し低いが、風が爽やかだ。日差しはかなり強い。息子が小さかった頃は、このホテルのコテージに何度か泊まった。
義妹夫婦は既に昼食を済ませてから乗車したとのことだったので、お茶が出来てランチも摂れるお店に入る。夫と私はサンドイッチのセットを、義妹夫婦はパンケーキのセットをチョイス。ボリューミーだったが、シェア出来て、なかなか美味しかった。夫は相変わらず何やら飲み物をこぼしてズボンを汚している。
ショッピングモールを冷やかしながら、男性2人がキャリーケースを引く。断捨離中なので、買い物に対して全く触手が動かない。自分でもびっくりするほど心が動かない。まあ、あれだけのごみ袋を思い出したら、おいそれと本当に必要でないものを軽々しく買うことは出来ない。
途中でホテル往きのピックアップバスに拾ってもらい、宿泊するホテルに到着する。
少し早めにチェックインを済ませ、3階の向かい合わせの部屋に夫々案内される。4人が宿泊できるコーナーツインの部屋は大きな窓が2面あり、ベッドになる大きなソファが設えられており、なかなか快適だ。
明日の朝食を予約したら、既に遅めの時間は満席。我が家の旅先での朝ごはんとしてはとんでもなく早い時間になった。嗚呼、起きられるかしら・・・。
夫はズボンの染み抜きに勤しみ、私は荷ほどきをして、30分ほどしたところで部屋を出る。タクシーを呼んで軽井沢銀座まで向かう。気温は22℃と電子掲示板が示している。朝の最低気温は7℃だったようだ。
コロナ禍ゆえか、銀座通りではテナント募集中のお店がちらほら。思いのほか外国人客等が溢れているわけでもない。大型犬を連れている人が多いのはさすが軽井沢か。
お土産品屋さんにもブティックにも全然入る気分にならず。義妹は職場へのお土産等を買い求めているが、外で待っているおよびでない客の私である。
ここならでは、の珈琲店に入ろうかと行ってみるもクローズでがっかり。有名ブランジェリーでの買い物も、ま、別にいっか、という感じ。
軽井沢誕生の地、ショー記念礼拝堂まで行って(土足厳禁で、靴を脱ぐのがちょっとハードルが高く、中には入らず)折り返してくる。辺りは青紅葉が美しい。マスクを外すと、空気も美味しいし、呼吸が楽だ。いいお天気で青空に映える山々の濃い緑も美しいが、到着したときよりも外気が大分ひんやりとしてくる。
義妹は膝が痛むようだし、ホテルのラウンジでお茶をすることにして、再びタクシーを呼ぶと、なんと来た時と同じ女性ドライバーだった。
ラウンジでリンゴジュースや珈琲を頂いてほっと一息。母にMeet通話をしたが、相変わらずなかなか出ない。諦めかけたところで、ようやく出てくれた。この先、もうリアルに会うことが出来ないかもしれないのでスマホの画面越しだったけれど義妹夫婦に挨拶をすることが叶って良かった。今回は具合が悪くなって、急遽息子の助けを呼ぶなんてことがなさそうでほっとする。
夕食はシャトルバスに乗ってホテル別棟の予約した中華料理レストランへ。ソファの4人席に案内される。夫はワインで、義妹夫婦と私はウーロン茶やジュースで乾杯。窓の外は、暮れなずむ空が印象派の絵のように美しい。お願いしたコースはどれも色彩豊かでちょっと珍しい味付けのお料理もあり、デザートまで満喫。久しぶりの本格的なコースは、とても美味しかった。
満足してレストランを後にし、再びシャトルバスで宿泊する棟まで戻ってきた。
これから食休みの後、温泉に入って、手足を伸ばす。今日は夜更かしをせず、明朝は早起きをしなくては、である。
明日は特段予定もないので、朝食を終えたら、朝風呂の後、正午のチェックアウトまでまったり。ショッピングモールを冷やかしながら午後には帰京の予定である。