ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2023.6.17 誕生日の土曜日はヨガの学び&断捨離の濃~い1日

2023-06-17 22:11:26 | ヨガ
 昨夜は、1日フル回転だったので、ソファで一体化しながらドラマの録画を視、暫しリラックスして入浴。

 今朝はいつもの時間に目覚ましが鳴り、すっくと起きる。
 朝食の支度をしていると、起きてきた夫がバトンタッチしてくれたので、洗濯の準備。
 Sさんのオンライン瞑想ヨーガクラス6月2回目、動きのあるクラスの日だ。ウエアに着替えマットを敷き、簡単にお化粧を済ませる。

 開始5分ほど前にZoomに繋ぐ。常連のメンバーが揃って定刻にスタート。Sさんから「今日がお誕生日ですね~」とお祝いの言葉を頂く。有難いことである。
今日は熱を取り、眠気を覚ましてくれる、火照る時期のお薦めのシータリー呼吸を行うとのこと。最初に舌をストローのような形に丸める説明がある。鼻でなく口で行う珍しい呼吸法だ。

 ॐ(オーム)を3回唱え、今日も美しい朝が来て、あらゆる事がうまく進んでいることに感謝する。静かに自分を観察してショートメディテーション。正座からスタートし、四つん這い、膝立ちのポーズを経て、胡坐になってシータリー呼吸。会陰や下腹部を閉めバンダトラヤを行う。
 今日は前回の続き、ドゥルガーのキールタン。今日初めての新しい部分はなかなか発音が難しい。その後、感想タイム。

 私は、久しぶりに行ったシータリー呼吸で涼しくなったことを実感したとお礼。ストローの形で息を吸った口を閉じた後の舌の位置を確認する。解いてOKというお応えを頂いた。
 Mさんから「終わった後、涼しくなるというよりカーッと熱くなったが・・・」に対してSさんは「動いているので血流の流れが良くなり、筋肉も動いているので良いことだ」とのコメント。
 Hさんは「痛みを感じることも観察出来、(痛みが)気にならなくて良かった」とのこと。
 Nさんは「シータリー呼吸の後、眠くなった。キールタンは異国の地にいるような感じだった。」とのこと。
 Jさんは「クンバカの後、熱い感じがしたが良いのか」との質問で、OKとのこと。
 次のクラススタートまで1時間を割っている。ご挨拶をして退室。
 
 出来上がったシーツ等大物の洗濯物を急いで干し終え、寝坊助の息子も起こして3人で朝食を済ませる。
 食後、夫と息子は、息子が出かける迄の時間限定で衣類等の整理。私はリビングのダイニングテーブルでノートPCを開く。2人の話し声が響いてきてつい気になってしまう。

 Sさんのオンラインヨーガスートラ講座は、最終章第4章4回目。今日が最終回、修了日である。開始5分前にZoomに繋ぐ。
 これまで講座が開催される第3土曜日は必ずと言っていいほど治療直後の体調不良日に当たってきた。だが、治療を5週間隔にしたことで、体調が一番良い週末、さらには62歳(!)誕生日という記念すべき日に修了を迎えられたことは本当に嬉しい。
 ちなみに今日は息子にとって生まれて1万日目なのだそう。最近若い人たちはそんな日をお祝いするという。全く知らなかった。
 確かに生後100日は赤ちゃんだし、1000日でも3歳に満たない。10万日生きられる人間がいないことを思えば、1万日は祝うに値する日なのかもしれない。

 クラスは常連の皆さんたちが次々と入室されたところで、定刻にスタート。
 ॐ(オーム)三唱から開始。Sさんと一緒にパタンジャリを讃えるシュローカを唱え、深い呼吸をガイドして頂きながら瞑想タイム。周りの環境に影響を受けないで“ただいる”だけの瞑想を行う。終わる頃にはすっかり休めた感じだ。
 
 サンスクリット語でSさんが先に唱え、それを私達受講者が2,3回繰り返しながら進めていくこれまで同様の学びが始まる。今日は4章27節から再開だが、その前にちょっぴりおさらいをしてから、以下の8節を。

 4-27 このカイヴァリヤ(独存)の境地に向かう最中には隙間があり、サンスカーラ(潜在印象)から他の想念が生じる
 4-28 サンスカーラ(潜在印象)を取り除く方法は先に述べたクレーシャ(苦しみ)を取り除くやり方と同じだ(2章の関係節が紹介される。①クリヤーヨーガの実践、②瞑想する、③ヴィヴェーカ(識別力)を育む)
 4-29 また瞑想で得られるものにさえもこころを奪われることなくどんな状況においても識別力をもつようになるとダルマメーガ・サマーディの境地が現れる
 4-30 ダルマメーガ・サマーディによってクレーシャ(苦しみ)とカルマは消滅する
 4-31 その時、全ての覆いと汚れがなくなり知識は果てしなく広がるので、知られるべきものはわずかとなる
 4―32 こうして目的を果たしたグナ(この世界の全ての物を構成する3つの性質:純性、動性、暗性)の転変の連続は完了する
 4-33 刹那と密接に結びついており、転変の終わりにおいてこそ理解できるもの、それがクラマだ
 4-34 プルシャのためにという目的を果たしたグナが源へと戻り全てが一つの意識の源に至ることをカイヴァリヤ(プルシャの独存)という

 これまでの学びをまとめれば「あなたは純粋な愛そのもの 全ては純粋な愛で出来ている」とSさんは言う。
 ヨーガの定義は心の動きを静めるもの。心の動きが鎮まる時、本来の姿(セルフ)へ戻ることが出来る。ヨーガの最終境地はカイヴァリヤ(独存)。人生の苦しみをどのように解消するかだが、無知こそが苦しみの根本的原因。人生の苦しみは、瞑想を通して取り除くことが出来る。ヨーガ的に見たこの世界は、あなたに楽しみ(経験)を与え、真の自己に戻れるようにすること。

 “全章修了、おめでとうございます”と。共有画面が切り替わる。皆、拍手。最後は皆でオームを1回唱え、全員が一言ずつ感想を述べる。参加者の皆さんから次々にお礼の言葉とともに感想が述べられる。私は、まとめて頂いた内容に尽きる、とお話する。
 Sさんからは今日が誕生日というご紹介もして頂いたので、今日という日に皆さんとともに最後まで学びを続けられたことのご縁に感謝したいとお話する。

 この難解なスートラを1人だけで読み解くのはとても無理だった、というのは皆さん共通のコメント。
 復習のため、7月から1年間限定で録画が見られるようにしてくださるとのこと。そして10月からの瞑想ヨーガ講師養成コースのご紹介もあった。オンラインでOKなのは今年だけ、とのこと。
 予定時間を30分ほど超過して、名残惜しくも退室した。

 息子は講座の途中でデートに出かけ、夫は一人で静かにしていてくれた。さて、あと2時間ちょっとで断捨離トレーナーのMさんの来訪である。

 朝干した洗濯物がすっかり乾いたので取り込んで、畳む。綿毛布等を入れてもう一度洗濯機を廻し、出来る限りの片づけをする。夫は掃除機をかけてくれたり、気になる部分の汚れを落としてくれたり。瞬く間に昼になる。
 急ぎレンチンランチを摂り、Mさんがいらしている間は席を外すという夫を送り出す。ぱぱっと2回目の洗濯物をベランダに干す。
 予報の通り、外は良いお天気、まるで夏の暑さである。

 時間通りにピンポンが鳴り、Mさんが到着される。
 温かいフレーバーティをお出しし、少しお話をしてから、誕生日祝いに、と昨日まで訪れていた高野山で買ってきてくださったというお土産を頂戴する。Mさんと同じシリーズのもので好きな方を、と選ばせて頂いた。有難いことである。さて、断捨離開始である。

 今日は収納の工夫がテーマということで、タオルにトライ。私がひとまず収納してみた写真を送っていたが、実物を見ると、大分印象が違ったようだった。
 まずはリビングで全て棚卸。フェイスタオルとバスタオルをそれぞれ3つ(夫、私、息子のもの)に分けることからスタート。色や肌触り、好みで分けて、処分するものを決めていく。原則、自分以外のものについては勝手に処分しないが、共用のものについては私の判断で、半分くらいに減らす。足ふきマットはほぼ新しいままのものが積んであるだけだったので、全て処分。さらになぜか四半世紀そのままだったベビーバスを処分することにすると、視界が開ける。

 先日洗面所の下の引き出しを断捨離したので、そこにフェイスタオルを収納するというアイディアを頂く。タオル置きのラックはバスタオル用に特化した。ぎっしり詰め込まず、それぞれの塊の間に通路を作る。びっくりするほどスッキリしたが、タオルは色も柄もバラバラなので、なんとなくまだ落ち着かない。本当は色も大きさも統一感があると良いのだろう。ひとまずこれでやってみて、使いにくいようなら、また工夫してみましょう、とのこと。

 大きな紙袋が2つ満杯になった。ここまでで1時間半ほど。冷たい羅漢果茶とお菓子で一休み。今回の断捨離の目標というより、最終ゴールとしてどんな家にしたいか、ということを話しながらノートに書く。

 残りの予定時間は1時間を割っているので、どこか簡単に済みそうな場所は・・・、とのことだったが、大胆にも台所上部の棚に着手しましょうとのこと。全て棚卸したら、もう後には引けなくなった。
 上部の棚は3段あるが、1番上と2番目は脚立を使わない限り私の手は届かない。夫が色々置いていたが、とても管理出来ていないし、今後は置かないスペースにしたいと思う。
 これまた頂き物やら箱に入ったままの何だかわからないものが続々と出てくる。存在すら知らなかったものはどんどん処分。あっという間に不燃ごみの特大袋が一杯になった。

 3時間半の予定が結局4時間になってしまった。夫がMさんがお帰りになっただろう時間に合わせて帰宅したので、ご挨拶してもらう。
 夫が片付けたテレビラックの下を見て、整理整頓としては十分アフターですね、と仰る。ただ、断捨離は整理整頓とは全く違うものであることを改めて実感した。七五三ならぬ7-5-1の法則とは、(蓋が閉まる)見えない収納は(最大入れたとしても)7割まで、見える収納が5割、見せる収納は1割までだという。
 次回のZoom断捨離と訪問日を決め、Mさんを見送った。

 夫が今月2回目のジムに出かけた後、まだ残っていた断捨離の残骸を始末しなければならず、ヨガスタジオに行くのは諦めた。4時間の断捨離(その前には片付け等も)、やはりがっくり疲れている。

 母にMeet通話をして、今日の断捨離等の報告。明日の打ち合わせを済ませて、夕食の支度にとりかかった。
 2時間ほどで夫が帰宅して、2人で夕食を摂った。

 というわけで、誕生日の今日は籠城蟄居。午前はオンラインでヨガの学び三昧、午後は断捨離特化で、ちょっと充実し過ぎた1日になった。

 FacebookやLINEなどで誕生日祝いのコメントを下さった方々、どうもありがとうございました。
 自分が62歳という年齢まで生きているとはとても思っていなかった、再発が判明した時の自分に「その後、治療をしながら15年以上生きているよ。なんとかなるよ。」と教えてあげたい気分です。

 今後何歳まで誕生日を祝えるかは神のみぞ知るではありますが、日々是精進でこれからも細く長くしぶとく日々を綴っていきたいと思います。


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