inspiration-macrobiotique・随想古事記

マクロビオティックインスピレーション・随想古事記・日本語と歴史・バベルの塔・日々雑感

金木犀

2007-10-09 15:32:59 | Weblog
またこの記事を書く時期が巡って来ました.昨夜主人を佐世保まで迎えに行って帰宅すると、真っ暗な中で私達の動きに誘われたかのような香りがしました.まだ花は蕾で色も目立ちませんが、暗闇で「確かに咲いているんだなあ」と懐かしさがこみ上げました.これから北側、南側と咲いて一月あまり楽しませてくれます.

紫蘇の穂の塩漬けも作りました.これがまたあまりに美味しいのでご飯がすすみます.食べ過ぎないようにしなければなりません.食欲の秋は、恵みの秋あってこそですね.これから迎える冬の食糧難に備えてたくさん食べるんだったら、動物と同じようにならなければいけないのかもしれません.でも私達人間はたくさん食べるんではなくて、貯蔵しなければいけないんですね.そうやって一年中食糧の心配をしないで暮らせるようになったのですから.自制します.(ちょっぴり言い訳をしながら食べてみたりもします.)

紫蘇の穂は上から下にしごくと簡単に取れますよ.指先が真っ黒になりました.すごい灰汁ですね.春のつわぶき、秋の紫蘇、同じくらいかもしれません.塩漬けはご飯にそのまま乗せても美味しいし、調味料にしても香り豊かな味付けになります.パスタに混ぜるだけでも美味しいかもしれません.私は洋風のお料理はあんまりしないのですが、ふとそう思いました.こういう極端な食物は相当お塩やお味噌で加減しないと食べられませんから、毎日食べるものではありません.でも健康であれば、季節の楽しみの枠が広くなります.ちょっとだけ文化の味(?)を楽しみたいと思います.

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする