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富山に行きました。

2015-06-18 14:47:39 | 季節・週末散歩

先週の土曜日、富山市に行きました。生まれて初めて日本海側の地を踏みました。それというのも夫の学会が富山であり、不慣れも何も行ったことがない!!!という地だったので、用心(誰の???)半分興味半分でついて行くことにしたんです。

 

富山湾でとれるお魚類はどんなものだろう?????砺波平野ってどんな感じ?????って感覚だったのですが、そのまえに日本アルプスの行けども行けども山また山に圧倒されました。長野まで名古屋から特急で行き、長野から北陸新幹線で富山まで。直接富山ではなく新潟県の糸魚川に抜けるんです。そして最後にまたトンネル(いくつくぐったんだか・・・・・)をくぐって広い砺波平野に抜けました。

富山駅は新幹線が出来て新しくなっていましたが、ローカルの感じ漂う平べったい建物でした。駅の観光案内でパンフレットをもらってまずは歩いてホテルへ・・・・・町には路面電車が走っていました。一落ち着きして、夕食と買物へ・・・・・当てもなく見つけることも難しそうだったので、再び駅前へ・・・・・デパートのようなテナントビルのレストラン街へ行き和食のお店を選びました。富山湾は『白エビ』だというので、メニューの中から『から揚げ』を試してみました。味があるような無いような・・・・・『揚げ物の味』・・・・・という感じでした。本当は富山の伝統的な和食を食べたかったのですが、見つけることが出来ませんでした。

 

翌日夫は学会へ、私は路面電車で越中富山に来たのだから・・・・・と、観光案内にあった『広貫堂資料館』へ。こじんまりとした資料館でしたが、子供の頃見覚えのある置き薬の薬箱を見つけました。『越中富山の反魂丹』の説明を見学者のためにしていました。日本の民間薬の資料を興味深く見学しました。

それからどこへ行こうかと思いましたが、案内地図にお寺のマークが集まっているところがあったのでそこを抜けてみようと足を向けました。そこへ行ってびっくり!!!!!・・・・・なんと普通の民家のような建物のお寺ばかり・・・・・後で聞いたところによると火災があってお寺が集められたのだそうで・・・・・それにしても境内もなく、当然塀もない・・・・・庫裏も本堂ももしかするとない?????・・・・・ようになったのだそうです。びっくりして歩いていると、一つだけ大きなお寺がありました。だけど、富山市内のお寺には緑がない!!!!!

何となく不安な気持ちになりながら、歩いていると『日枝神社』の緑が見えてきました。それで改築中のお社にお参りして、案内パンフレットをもらって富山の火災のことを聞きました。お寺に比較して緑のある境内でしたが、余所者には珍しいコンクリートの勝った風景でした。富山の人達は立山や穂高の山々が遠くにあるので、あまり緑に郷愁がないのか・・・・・とも思いました。お宮を過ぎて自衛隊吹奏楽の大音響が聞こえてきました。何でも京都舞鶴の吹奏楽部隊だそうです。

 

これまで辿ってきたところには適当な飲食店も喫茶店もなく、相当暑い中を歩いてかなりくたびれてしまいました。ちょっと危険(?)を感じて、廣貫堂でもらった梅の味がするドリンク剤に生まれて初めて口をつけました。もう見学はやめて夫のお昼の休憩に間に合うように会場にまっすぐ行こうと、例の路面電車に乗ろうとしましたが、この路面電車は一方通行だったんです。会場と反対の方向だったので、仕方なく地図を片手にまた歩いて・・・・・ホテルの椅子に落ち着いて会場から出てくる夫を待ちました。

合流してそこでランチでもと思ったのですが、何しろ学会の人混み・・・・・30分待ちだとか・・・・・あきらめて夫は講義会場へ、私は目の前にある富山城址で見学を・・・・・お堀に囲まれた石垣、松の木には若いまつぼっくりがたくさんついていました。石垣はとても個性的でした。素晴らしいデザインですよね!!!!つくづく日本人の意識の根幹は美意識だと思います。

公園には天守閣を模した郷土資料館と茶道具の佐藤記念美術館がありました。富山と富山城の歴史を見学しながら天守閣に登り富山市を見渡しました。昨年の手術で足が弱ってまだ十分でないのか(?)、コンクリートの階段がこたえました。そして太陽が照って乾燥した感じの公園を横切って美術館へ・・・・・志野や黄瀬戸のお茶碗もありました。そして梅を模した冷たい和菓子とたっぷりのお薄をいただいて、やっと生き返りました。

 

再び長野経由で帰途につきましたが、思いのほかの遠さ・・・・・片道4時間も電車に乗って二人ともかなり疲れました。新幹線が通じて富山はこれから観光都市としての整備が始まるのでしょうか。建築中の『ガラス美術館』というのに、ちょっと未練が残りました。

コメント (4)
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