ライブ インテリジェンス アカデミー(LIA)

日本の伝統文化の情報を国内外に配信していくための団体です。 その活動を通じ世界の人々と繋がっていく為の広報サービスです。

整えられた庭園には白銀がきわだつ 【霊芝山光雲寺を訪ね-Ⅶ-】

2023-02-22 14:24:29 | 文化想造塾「神社仏閣」

一昨日の未明から昨日にかけ、京都の東山は白銀の世界になった。

春への移ろいに気候の変動のひとつ「三寒四温」を繰り返していたが、3月になろうというこの時季に寒の厳しさを味わっている。

 

 

この寒さに震えながらも、京の雪をみると “こころ躍る” ものを感じる。濁色の屋根や木々が一変して白の世界に。景色が一夜にして変化し、美しい姿を見せてくれる。

写真の風景は、京都 哲学の道沿いにある「光雲寺」の雪景色である。この寺院の境内にある日本の伝統美を誇る「看月亭」と「閑雲庵」というお宿のオーナーの方が、哲学の道から撮影された景色。「朝起きたら外は真っ白」というトキメキに早朝の雪景色を撮影されたものである。それをフェイスブックに掲載されているのを拝見し、承諾を得てここに転載している。

 

この光雲寺の庭は、近代日本の庭園の先駆者とされる小川治兵衛の作庭によるもので、東山を背景に均整のとれた庭園だけに、覆われた白銀で日本の伝統美が極められているように見える。四季折々の表情をもつ庭の凄さと美しさを改めて感じる。

もう一つ私の目に留まった写真が、かぶさる雪の中からのぞく紅色の一枚。梅は雪があってストーリーを創りだすものと思っている。このストーリーは次回に予定している。

 

 

 

 

 

リポート/ 渡邉雄二 写真/ 根岸良子さん 

 

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太っ腹の娘たちからのスニーカー

2023-02-20 14:41:37 | 雑感

昨日は、私の誕生日に、娘たちが焼き肉店に誘ってくれた。

お正月ぶりに次女の1歳4カ月の孫と会った。

人見知りが激しいので、抱っこは無理かと思いきや泣くことはなかったが、

写真のとおり、この爺さんだれ? っていう顔でガン見されちゃった。

 

ここの焼肉店は、店のスタッフのお手伝いをしているロボットが

忙しそうにお肉をのせて歩き回っていた。すすんでるぅ~

 

娘に、お父さん、プレゼント何が欲しい、と聞かれ

そんなのいいよ、といいながらも、たまたま目に入ったのがスニーカー。

なら同じフロアーにABCがあるから行こう、ということでー。

いろいろある中で目に留まったのが、これ。ちょっとハデだが気に入った。

私が履くには少々お高い。 “ちょっと高いで~” というと

娘たちは、いいよだって。 “太っ腹~!”。

 

皆から、メッセージカードや小物入れ、靴下、

そしてPATRICKのシューズなど、いろいろもらっちゃった !

 

              お気に入りのPATRICKと靴下

 

        ロボット、スタッフのお手伝い

 

        長女の娘がお母さん替わり

 

             この爺さん、だーれ? とガン見

 

渡邉雄二 拝

 

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春が、そろそろ

2023-02-18 21:03:30 | 雑感

 

三寒四温。冬季に寒い日が3日ほど続くと、

そのあと4日ほど温暖な日が続く。

寒暖が繰り返され、春を迎える。

先日、寒い朝に牡丹雪が舞った。

しかし、車窓を通して射す陽は暖かかった。

 

帰りに近所の神社に梅のご機嫌伺いに寄ってみた。

白梅はつぼみ、まだ硬そう。

紅梅が一足先にひらきはじめている。

そろそろ、春を告げる一番花も

まだまだ寒々と肩を寄せあっていた。

 

 

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大覚寺の「勅封心経殿」には深い思いを託した祈りが・・・ 【大覚寺を訪ねて―Ⅳ―】 

2023-02-17 14:59:43 | 文化想造塾「神社仏閣」

 

写経を楽しむ人には、ここ大覚寺は外せない寺院になっている。

大覚寺は、勅使門から石舞台、御影堂(心経宸殿)、そして勅封心経殿まで一直線に並ぶ。石舞台を挟み、宸殿、反対側に御霊殿(安井堂)と本堂(五大堂)が建つ。

 

「大覚寺を訪ねシリーズ」の第4弾は「勅封心経殿(ちょくふうしんぎょうでん)」を取り上げてみたいと思っている。

弘法大師が嵯峨御所の五大明王に天下泰平を祈祷されたところ、霊験がたちまちに顕れ、人々に平安がおとずれたと伝わり、その由縁をもって、大覚寺の本尊は不動明王を中心とする五大明王とした。大覚寺は、不動明王を中心とする真言密教では欠かせない心経写経の根本道場といわれている。

 

勅封心経殿

 

その勅封心経殿は、大正14年(1925)、法隆寺の夢殿を模して再建された。殿内には嵯峨天皇をはじめ、後光厳天皇、後花園天皇、後奈良天皇、正親町天皇、光格天皇と六天皇直筆の般若心経が奉安され、薬師如来像が祀られている秘蔵の殿。天皇の命により勅封心経となっている。 勅封心経とは、お堂や蔵などを天皇の勅命によって封印することで、扉に錠をかけて麻縄でしばり,結び目を天皇自署の紙で封じられている。

嵯峨天皇と同じように他の天皇も、それぞれの時代に病で苦しむ人々の平癒を祈り般若心経写経をなされていたという。その写経心経がおさめられている御殿である。

 

時代をこえて一般の我われも写経をする機会が多くなっている。江戸時代では文字が読めない人たちのために絵で描く般若心経や、またカナで書く心経もあった。祈りや願いを込めて276文字を綴る。

大覚寺は、天皇ゆかりの心経写経の根本道場といわれているだけに、いろんな人たちのための種々な写経用紙が用意されている。京都の旅を記憶にとどめるために大覚寺写経を楽しいむのも粋な過ごし方かもしれない。

 

 

大覚寺の通常の般若心経用紙

 

膝丸写経用紙 

薄緑(膝丸)は、大覚寺に所蔵されている源氏の重宝との伝承を持つ太刀。数多くの武将の手により多くの血を流したこの太刀は、明治時代に「平安を願う象徴」として大覚寺に奉納された。この膝丸写経に自身の願いや祈りを込めて写経し奉納。太刀と同じように永く奉安させていただけるようだ。なお、巻末の写経の証はお守りとして持ち帰りできる

 

ギャテイ写経 

お時間がない方や写経が初めての方におすすめ

 

愛染写経 

愛染写経することにより、愛染明王の大いなる功徳を受けることができる

 

寺小屋写経

子供や海外の方も体験しやすい写経。写経の入門編としてまた写仏も描ける

 

リポート&写真/ 渡邉雄二 写経用紙一部写真/ 大覚寺HPより転載

 

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元消防長、現役校長の社会人落語家さんの落語でお釈迦様も生き返る 【涅槃会 佛日寺寄席-Ⅱ-】

2023-02-15 11:03:06 | 社会人落語会

佛日寺境内

 

落語ファンの間では、この池田市が “落語の聖地” と称され、市をあげて落語を盛り上げている。毎年、「社会人落語日本一決定戦」がここ池田で開催され、アマチュア落語日本一を決める熱い戦いが行われている。その落語のまちで社会人落語家さんによる落語会が涅槃図の前で披ろうされた。

 

昨日紹介したように、佛日寺和尚による涅槃図の「絵解き」が行われ、横たわるお釈迦様の周りに多くの人や動物が集まり悲しみに打ちひしがれている姿が描かれている。お釈迦様と、その周りの人や動物との関係性などを紐解いていくと非常に興味深い内容だった。

 

絵解きに続いて、超売れっ子の社会人落語家さん二人が高座へ。出囃子にあわせ、先陣をきり高座にあがったのが「喜怒家哀楽」さん。社会人落語家の中でも人気と実力を兼ね備えたベテランの噺家さん。本職は公立中学校の校長先生ではあるが、週末は各地の落語会に出向き、落語の傍らに校長職をしていると周りから冷やかされほど落語人生を謳歌されている。

小学校4年生のときに故桂枝雀さんの落語を聴いて以来、落語人生がスタートしたという。大学では自ら落研をつくり学業より落語に没頭し力をつけた。大学卒業後は、教員の道に進み、多くの子供たちを育て社会に送り出してきた。教え子たちからは師匠などといわれ、あちこちから声がかかり落語修行が続いている。

年一回開催される社会人落語日本一決定戦の第9回大会では見事日本一を獲得し自他ともに認めるチャンピオンに。哀楽さんは学校でも子供たちには校長先生と呼ばれるよりも “師匠” と呼ばれる方が多く、子供たちと垣根が超えて教育現場を切り盛りしている。

高座に上がり、まくらでは日本一に輝いたときの話で笑いをとりながら演目「時うどん」へ。

 

喜怒家哀楽さん、日本一になった時の賞品チキンラーメン一年分パネルを紹介

 

喜怒家哀楽さん

 

続いて登場したのが「池田家夢彦」さん。夢彦さんは過去に社会人落語日本一決定戦でファイナリストに残るなど哀楽さんと同じように社会人落語家の中では師匠クラス。夢彦さんも小学校6年生のときに、ラジオで森乃福郎さんの落語を聴き、それ以来落語人生を歩んでいる。夢彦さんは、数年前までは池田市消防本部の消防長だった。現在は、施設の管理職をしながら池田の落語をさらに盛り上げようと奮闘している。

 

池田家夢彦さん

 

トリである夢彦さんが高座から下りると「みなさん、アンコールの手拍子お願いします」と。

落語会でアンコールは聞いたことがない。夢彦さんにのせられ、お客さんの手拍子が次第に大きくなると、袖から登場したのが哀楽さん。「アンコールで呼ばれたのは私も初めてですわ」といいながら、上機嫌で高座に。

アンコールでは、日本一を獲った時の演目「宿題」を披ろう。桂文枝さんの創作落語で、決定戦では10分という制限時間だったが、今回はフルで20分させてもらう、という熱の入れよう。まあ、お見事というしかない高座に、お客さんも笑ったり頭を動かしたりで大盛り上がりだった。

 

最後に、お客さんに配布した「哀楽新聞」のようなチラシ(数字が記入された)を配布。5名の人に豪華賞品が当たるというサプライズ企画。読み上げられた番号をもつ人が高座前で一人ひとりにチキンラーメン一袋をプレゼントした。

このチキンラーメンは、「5年前、日本一になった時に賞品として1年分をもらったものです」と冗談を交えながら手渡していた。

 

賞品チキンラーメン紹介

 

賞品チキンラーメン一袋を渡す

 

落語のまちと寺院、社会人落語の三位一体で織りなすアットホームな落語会が地元の人たちや落語ファンに親しまれ盛り上がる。小さなコミュニティーから地域の活性化につながる一歩として新しい風が吹いてくるようである。

 

リポート&写真/ 渡邉雄二 写真/ 佛日寺 

 

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