本堂で行われた涅槃会
2月15日はお釈迦様の入滅の日である。それを「涅槃(ねはん)」という。35歳で悟りを開き、45年間、インド各地で教えを説き80歳で故郷への旅路で、沙羅双樹に頭を北に顔を西に向けて横たわり臨終を迎えた。
お弟子さんなど神仏、そして52衆の動物たちが横たわるお釈迦様を取り囲み嘆き悲しむ姿を描いたのが「涅槃図」(写真)である。その図を掲げ、お釈迦様の遺徳を偲ぶ法要を「涅槃会(ねはんえ)」という。
その涅槃会が、昨日12日、大阪 池田市の佛日寺で行われたので参拝した。同寺の本堂には高さ3.8m、幅3.2mもある池田市にあるものでは最大級の大きさのもので、江戸時代に佛日寺に寄贈された貴重な涅槃図。左右には紺地に金泥で文字が書かれ、他に類を見ない大変珍しいものである。
今年は、1月1日に発生した能登半島大地震の犠牲になられた方々の安寧を願い供養をこの涅槃会ともに行われた。
まず、佛日寺ならではの涅槃図に描かれているお釈迦様との関りある神仏や動物などのストーリーをひも解く「絵解き」があり、そのあと法要が営まれた。そして最後に、神社仏閣での献奏を中心に活動している上村風穴氏による「尺八献奏」が行われた。
この涅槃会は仏教の三大行事のひとつで、お釈迦様の遺徳を法要や僧侶からの口伝で理解していくことによって我々の精神性を養うのに大きな力になるはず。涅槃会に臨みいまさらながらそう思った次第である。
池田市では最大級の涅槃図
絵解きをする佛日寺和尚
上村風穴氏の尺八献奏
紅梅白梅の間から眺める佛日寺山門
リポート&写真/ 渡邉雄二
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