ライブ インテリジェンス アカデミー(LIA)

日本の伝統文化の情報を国内外に配信していくための団体です。 その活動を通じ世界の人々と繋がっていく為の広報サービスです。

第一歩を踏み出す。

2018-07-01 15:49:14 | 教育現場
伝統工芸士への道程は長いが、まずは第一歩を踏み出した。
木に文様を彫っていく。日本の伝統的文様は美しい!







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仏像は彫るのではなく見つけ出すもの。

2018-06-30 11:48:53 | 教育現場
レプリカを製作中。
まず、写真を見ながら土でこのようなレプリカを製作する。木と同じように、削りながら仏像を造り出していく。
この削り作業を頭で覚え、何よりも指先に覚え込ませる。これがレプリカ造りの最大の学びである。
このレプリカが仕上がれば、ここからが本番の木彫り作業である。
むかし、友人の仏師に教わったことがある。
仏像は彫るものではない。仏様を見つけ出すものだ、と。



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闇からの脱出。

2018-05-27 10:29:30 | 教育現場
【教育現場】シリーズ4-4

そして数ヶ月経ったある日、彼女と数人の生徒の間で口論があった。彼女の行動に違和感を持つ生徒たちが彼女の話をしていたのが、彼女の耳に聞こえたらしい。それが起爆剤になり怒りが爆発した。椅子や机を蹴り、生徒に少しケガをさせてしまった。彼女から想像できない乱暴な言葉が口を突いて出た。
閉ざされた心に針を刺された気持ちだったのだろう。周りを全く気にしてないように見えていたが、実は人一倍周りに敏感になっていた。

そんな出来事が起きてからは、さらに彼女の心は閉ざされ聞く耳を持たない。大人の女性といっても一高校生。家庭を訪ね父兄に事情説明させてもらったが、父兄の方も娘と話せないという。長い長い間、彼女と会話ができない状態になっている現状を聞くと、われわれの心も詰まる。

彼女の今後のことを考えると辛く重いものがあったが、苦渋の決断をせざるを得なかった。退学という処分だった。その旨を父兄に告げ書面で伝えた。

そういうケースがどこにもあり得る。家庭でも学校でも。専門家曰く、彼女ははっきりとした発達障害者だ、という。大人になって人には性格上、発達障害の症状に似たところは見受けられるが、いつまでも引きずると社会生活が極めて難しくなる。
ここまで引きずってしまった要因は何だろう?と考えてしまう。先天的な脳機能の脆弱もあろうが、小さい時からの家庭環境、親の愛情や躾なども大きな要因といわれているが、私には答えはない。ただ、これからの彼女の人生の中で何か良い変化が生じることを願っている。



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発達障害とは?

2018-05-24 21:28:53 | 教育現場
【教育現場】シリーズ4-2

いま不登校気味の子供たちの中で、起立性調節障害や発達障害を持つ子供が多い。われわれ世代に馴染みのない発達障害とはどんな障害なのかを調べてみると、広い意味で起立性調節障害同様、幼児期から思春期までに発症する脳機能障害の一種といわれている。

他の人とのコミュニケーションや日常生活、社会生活に困難が生じる場合がある。
発達障害の症状には、自閉症、アスペルガー症候群などの広汎性発達障害、注意欠陥多動性障害(ADHD)、学習障害など様々。同じ子供でも、複数のタイプの発達障害がある場合も多くあるという。同じ発達障害を持つ人同士でも症状に違いがあることが、発達障害の特徴である。

発達障害の症状である自閉症は、言語発達の遅れやコミュニケーション障害、対人関係・社会性の障害などの症状がみられる。
一人遊びが多くて、集団行動が苦手などの特徴を示す。言語発達や認知機能に障害のない自閉症は、アスペルガー症候群と呼ばれている。
4-3に続く

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将来の安心を担保に。[発達障害]

2018-05-24 12:54:26 | 教育現場
【教育現場】シリーズ4-1

60、70年代には、子供たちが患う病気に起立性調整障害とか発達障害等という病名はなかったように思う。いまは、そういう障害をもつ子供たちが増えているという。家庭環境や家族体系が変化したことが大きな要因のようだ。

前月まで在籍していた専門学校に、中学を卒業し入学してくる生徒の半数くらいは一般の高校に行きたくない、通えないという。そういう子供たちの受け入れ先として高等専修学校や通信制高校、単位制高校、サポート校、フリースクールなどがある。そのうち約7割が高校卒業資格を取得できる学校として国や自治体から認可を受けている。それらの学校は、一般の高校と比べて規則、校則が比較的に緩いのが現状である。学校を欠席したからといって最低限の単位を取れば卒業できる。また、イーラーニングといって週一度、月に一度学校に行き、通常は家で与えられたレポートを仕上げれば、といった通信制高校も多い。
生徒数の多い学校は行きたくないが、自分のペースで通える学校なら行けそう。そしてその学校が高校の卒業資格が取得できるのであれば、そういう子供たちや保護者は将来の大きな安心担保になる。



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