ライブ インテリジェンス アカデミー(LIA)

日本の伝統文化の情報を国内外に配信していくための団体です。 その活動を通じ世界の人々と繋がっていく為の広報サービスです。

ロングセラーの家庭薬、いまも

2020-02-28 16:27:56 | 文化想造塾「逸品殿堂」
用事があって大阪 船場へ。久しぶりに道修町の少彦名神社にお詣り。
神社会館の3階にある「くすりの道修町資料館」を覗いた。
道修町といえば「くすり」。江戸時代は薬の材料が大阪に集まり、
それを加工し全国各地へ運ばれていた拠点だった。
 その中心地だった道修町で、いまの大手薬品メーカーのほとんどがスタートした。
 その中で、100年以上も続くロングセラーの家庭薬がいくつかある。
時代とともに進化しながらも昔の名残を感じさせてくれる薬が展示されてあった。
 征露丸(いまは正露丸)をはじめ改源、ノーシン、ロート目薬、大学目薬、メンソレータムなど、
また香取線香の金鳥の渦巻や仁丹などなど懐かしいのものばかり。
 ロングセラーを続ける商品にはいろんな理由がある。効能や効果はもちろんだが、
どのものを見ても袋やパッケージ、さらに容器などのデザイン性が極めて優れている。
表面的なデザイン性からも感じられるのが、製造元のすべてにおいてデザイン的思考能力が高さである。
 伝統を守りながら新しいモノを取り入れ変化させる能力の高さが伺える。





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香の乱舞

2020-02-25 11:50:58 | 日本の美
岡本の梅林から移植された1本。
咲き乱れ、香を放つ。







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高野山の老杉がいまは東光寺の延命魂に

2020-02-15 14:10:00 | 文化想造塾「神社仏閣」
門戸厄神の境内に巨大な樹木の根っこが展示されている。「延命塊」といわれるものである。
高野山奥の院、弘法大師御廟近くの参道に、高さ60m、樹齢800年の老杉があった。
生命をまっとうした杉根を高野山金剛峯寺よりこの門戸厄神東光寺へお下げされたものである。
 この木は永い間、多くの人々の祈りと神仏の魂がこもった霊木といわれ、延命や病気平癒にご利益があるとされている。
見ての通り、数々の年輪の流線が永い年月を感じさせる。いまも神仏の魂がやどり救いの霊木として生き続けている。



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中楼門の天井で見守る守護神、双龍

2020-02-13 13:13:01 | 文化想造塾「神社仏閣」
門戸厄神には表門前に42段の「男厄坂」、そして朱色の中楼門下には33段の「女厄坂」がある。
それぞれの厄年にちなんだ坂を一段一段しっかりと足を踏ん張り、厄を落としながら上がる。
 その中楼門には厄神明王と書かれた大きな提灯が下がっている。
その天井には色が付いた双龍図が描かれてある。
この双龍は厄坂で厄を落とした人を守り、
また祀られる厄神明王の守護神として睨みをきかせている。






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門戸厄神に、幻想的な龍王現れる

2020-02-12 15:09:00 | 寺社絵画
関西では厄除には欠かせない寺院「門戸厄神」さん。
日本三躰厄神の一つで有名なお寺。正式名称は門戸厄神東光寺という。
高野山真言宗別格本山で1200年近い歴史のある名刹である。
あらゆる災厄を打ち払うという厄神明王が祀られている。
 その門戸厄神の門下の擁壁に幅30 mの巨大な特設壁板に「厄神龍王」が描かれている。
それを見たく参拝してきた。
資料によると、門戸厄神は令和元年が創建1190年。
それを機に、住職の発案で龍王壁画が制作された。
禅寺にある天井画や障壁画の龍とはいささか違う雰囲気の絵である。
 この龍王の絵は、ファンタジーの世界観を魅せる精微で幻想的なイメージの強い龍を表現されている。
その原画を制作したのはイラストレーターの内尾和正氏である。








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