久しぶりに南禅寺の塔頭「天授庵」に行ってきた。
京都の有数の日本庭園の中でも好きな庭園の一つである。コンパクトにまとまった庭園なので隅々まで鑑賞できるのが特徴だ。方丈前の東庭は、江戸時代の茶人である小堀遠州が発案されたとされる直線的な飛石で構成された枯山水庭園。その枯山水から草門をくぐると書院南庭に。疎水から流れる池泉には睡蓮が水面に浮かぶ。晩春、初夏にかけての新緑は静寂の世界へ誘ってくれる。緑と対照的に春もみじの紅葉が絶佳のごとしである。
小堀遠州が発案した「飛石」の枯山水庭園
東庭から草門をくぐると書院南庭
池泉にかかる八つ橋
紅葉する春もみじと青もみじの協演
水面に浮かぶ睡蓮
リポート&写真/ 渡邉雄二
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