緊急時代宣言前の4月13日、用事があり京都を訪ね、四条通を東山に向かい歩いていた。
ちょうど大和大路通四条交差点の角に差し掛かった時に、掲示用鉄柱に花が飾られ、それに水を注ぐ男性がいた。
一瞬、なんで? ここに花が、と思った。
もしかすると9年前に起きた悲惨な交通事故の犠牲者に手向ける花なのか、と。
咄嗟に水を注いでいた方に尋ねた。
「9年前の昨日に起こった事故で亡くなった方々への供養と思い」と仰っていた。
毎年、4月12日に花を手向け手を合わせているという。
全国各地で交通事故は頻繁に起こっている。とくに暴走で多くの犠牲者をだす事故も多発。
京都のこの事故も信号無視の軽乗用車が横断歩道を渡っていた歩行者を次々とはねた。
車は衝突を繰り返しながら、北約200メートル先の電柱に衝突して停止。
歩行者の男性2人、女性5人の計7人が死亡する痛ましい悲惨な事故だった。
忘れたい事故ではあるが、忘れてはいけない出来事である。
それぞれが記憶のどこかに留め自制行動しなければ、と改めて思う。