ライブ インテリジェンス アカデミー(LIA)

日本の伝統文化の情報を国内外に配信していくための団体です。 その活動を通じ世界の人々と繋がっていく為の広報サービスです。

9年前の痛ましい事故による犠牲者を供養

2021-04-30 14:25:30 | 雑感

緊急時代宣言前の4月13日、用事があり京都を訪ね、四条通を東山に向かい歩いていた。

ちょうど大和大路通四条交差点の角に差し掛かった時に、掲示用鉄柱に花が飾られ、それに水を注ぐ男性がいた。

 

一瞬、なんで? ここに花が、と思った。

もしかすると9年前に起きた悲惨な交通事故の犠牲者に手向ける花なのか、と。

咄嗟に水を注いでいた方に尋ねた。

「9年前の昨日に起こった事故で亡くなった方々への供養と思い」と仰っていた。

毎年、4月12日に花を手向け手を合わせているという。

 

全国各地で交通事故は頻繁に起こっている。とくに暴走で多くの犠牲者をだす事故も多発。

京都のこの事故も信号無視の軽乗用車が横断歩道を渡っていた歩行者を次々とはねた。

車は衝突を繰り返しながら、北約200メートル先の電柱に衝突して停止。

歩行者の男性2人、女性5人の計7人が死亡する痛ましい悲惨な事故だった。

 

忘れたい事故ではあるが、忘れてはいけない出来事である。

それぞれが記憶のどこかに留め自制行動しなければ、と改めて思う。

 

 

 

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めざす曼陀羅の世界

2021-04-29 16:35:15 | 仏画曼荼羅アート

2年前のこの頃、仏画曼荼羅アートの神戸教室の皆さんと京都・東寺や大報恩寺の仏像見学ツアーを行った。

その時のメンバーのひとりの方が、次の講座日に、行った時の思い出にと家で描かれ一枚をコソッと出された。

皆さんにもぜひ披ろうしましょ、と声かけたが、

“ 個人的に描いたものだから。恥ずかしいから、いいの ! ” という返事が返ってきた。

 

作品は見てのとおり、素晴らしい出来映えに仕上がっていた。その作品を見て感動を覚えた。

これこそが仏画曼荼羅の真骨頂のように思えた。感じたこと、

見たことを仏画や画、文字(般若心経)で表現することが描いた人の生きた曼荼羅になる。

そのことを教えていただいたような気がした。

 

作品は阿弥陀如来坐像に加え、訪ねた東寺の五重塔と、その横にある八島殿の鳥居が加わっていた。

これこそがオリジナリティー重視する仏画曼荼羅アート作品である。

写経、写仏といえばかたぐるしが、このように見たこと、

感じたことを仏画やお経の中に織りまぜていくことこそ、めざす曼荼羅の世界である。

 

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コロナ禍、青天にたなびく

2021-04-28 15:18:59 | 伝統文化

桜が終わり新緑に染まる夙川に
端午の節句の鯉のぼりが泳ぎ始めた。

例年なら阪急電車を挟み北へ南へ20m間隔で数キロにわたり吊るされる。
残念ながら、昨年に続いて吊り下げられたのは数本のみ。

男児の健やかな成長を願い
青い天に向かい真鯉、緋鯉、子鯉が風にたなびいていた。

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社寺の美しい屋根に惹かれる

2021-04-27 14:28:21 | 近代建築物

大きな寺院に行くと、伽藍の中に数々の役割をもつ建造物がある。

その中でも建物自体が文化財に指定されているのも少なくない。

その建造物の美しさもさることながら屋根の形状の美しさに見とれることが多々ある。

 

 

じっくり見ないとわからないが、寺院の屋根は独特の形があるようだ。

その代表的な形として「反り屋根」と「むくり屋根」がある。写真(上)にあるように、

手前の屋根は中腹部が膨らんでいる。奥の方は反り返っている。
反り屋根は屋根の面が反ったもので社寺などに多く、

中国大陸から伝わった建築様式で格式や荘厳さが感じられる。
一方、むくり屋根は屋根の面が膨らんでいるもので、

有名な建築物の代表例としては桂離宮などで見られる日本独自の建築様式である。

丸みのあるむくり屋根は、その美しさから皇室ゆかりの建造物や公家の屋敷等に使われた。

 

 

では、なぜ屋根の形状を変えるのか。

それは建物の特徴や用途にあわせ形状を変え、機能や役割をもたせている。
むくり屋根は軒へ近づくほど勾配が急になり雨水のキレをよくするために。

また、反り屋根は軒へ近づくほど勾配が緩くなっている。

雨水のキレが悪くなるが、大きな軒下があることで、雨水や日光から建物本体を守ることができる。

これが最大の目的のようだ。

 

日本古来の建築様式は、数かずの知恵や工夫が施さている。

それは厳しい自然の中で、長年にわたり存在していくための叡智が詰まっている。

これらの叡智は専門家だけのものではなく、

日頃の暮らしに反映できる技として伝わればもっと暮らしにおもしろ味が増すような気がするが。

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西宮北口図書館、「撮影場所になった西宮」と題したブックフェア&写真展示

2021-04-25 13:48:08 | 雑感

よく利用する西宮北口図書館では現在、「撮影場所になった西宮」と題したブックフェアが開催されている。壁には映画、ドラマ、アニメーションのロケ地や背景になった西宮の撮影場所を写真で紹介している。その壁の下の書架には、それらの原作本などが展示してある。

(本日からの緊急事態宣言によりかなり制限されていますが、入場はOKのようです)

話題を集めた「半沢直樹」(2013年)では、裏六甲の展望台からの夜景がたびたび登場していた。またアパレルメーカー「ファミリア」の創業者を描いた、朝ドラの「べっぴんさん」では神戸女学院大学がロケ地の一つに。そして現在公開中の「にしきたショパン」では夙川オアシスロードや教会、西宮卸売市場など。さらに、2011年に公開され劇場で観た記憶がある「阪急電車」など多くの映画のロケ地になっている。

この他に、「日本のいちばん長い日」、「幼な子われらに生まれ」、「マッサン」、「平成細雪」、「まんぷく」、「繕い裁つ人」に加え、アニメでは「涼宮ハルヒの憂鬱」、「火垂るの墓」、「坂本ですが?」などなど数多くの作品の背景に西宮が使われている。

 

関西でロケをする場合に、西宮は山あり海あり、そして川や緑が多いこと、さらには歴史的建造物も多いことから、映画やTVドラマのロケ地に最適なのだろう。

ロケ地の写真を見て、原作本などを読むとまた違った目線で楽しめるかもしれない。

 

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