「一切経蔵」を一回転させた。
経蔵 (輪蔵) は、いまでいう回転式の八角形書庫棚である。
その昔は、この輪蔵を回転させ読みたい仏典を取り出す仕組みになっていた。
堂内に掲出されている案内を見ると
輪蔵を一回転させると一切経全巻を読誦したのと同じほどのご利益が得られるとあった。
この言葉にのせられチャレンジしてみた。
けっこう重い、腰を入れ踏ん張ってやっとのこと動きだした。
よしよし、これで・・・
堂内の四隅に飾られてある色彩豊かな四天王像がしっかりと睨みをきかせていた。
これもまたご縁、一体ずつご挨拶させていただき写真に収めた。
祀られているのは「傅大士(ふだいし)父子像」。「傅大士」は、見てのとおり笑顔の像で別名「笑い仏」ともいわれている
この一切経蔵を別名輪蔵といい、仏典の書庫棚
持国天は、東方を護る守護神として造像される場合が多く、通常、仏堂内部では本尊に向かって右手前に安置される。その姿には様々な表現があるが、日本では一般に革製の甲冑を身に着けた唐代の武将風の姿で表されている。
広目天は、西方を護る守護神として造像されることが多い。仏堂内では本尊向かって左後方に安置される。持国天とおなじように革製の甲冑を身に着けた唐代の武将風の姿で表される。
増長天は、南方を護る守護神として造像され、仏堂では本尊に向かって左手前に安置される。その姿は、持国天、広目天と同じである。
北方を護る守護神である多聞天は、独尊像として造像安置する場合は「毘沙門天」と呼ばれている。
一昨年、京都嵯峨野を訪れた折に、山門に安置されている朱の金剛力士像と本尊である釈迦如来立像(生身の釈迦)を見たあと、一切経蔵に立ち寄ったときに心に触れるモノがあったので紹介する。
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