ライブ インテリジェンス アカデミー(LIA)

日本の伝統文化の情報を国内外に配信していくための団体です。 その活動を通じ世界の人々と繋がっていく為の広報サービスです。

活気あふれる浅草演芸ホール

2018-03-31 13:58:01 | 伝統文化
都内にある落語定席の一つとして人気なのが「浅草演芸ホール」。
以前から機会があれば、行ってみたいと思っていた。
横浜での仕事を終え浅草に向かった。この寄席は入れ替え制ではないので、随時入場できるので助かった。

午後の部の途中から入場し、楽しみにしていた「紙切り」に間に合った。演者は林家楽一さん。お囃子に併せて切るだけかと思いきやボソボソと語り始めた。
なんとも言えない間と絶妙な語り口に客席から笑いが起こる。お客様からお題を頂戴して即興で切っていく。そして出来上がれば、お題を提供した人へプレゼントする。
素晴らしい紙切りに併せ、楽一さんのトボケた語り口に、これぞ演芸!の醍醐味を見せてもらった。

落語では、春風亭一之助さんや柳亭市馬さなど中堅どころの噺家さんの語り口の絶妙さが光っていた。もう一人、見てみたいと思っていた噺家、鈴々舎馬風さんの元気姿だった。現在78歳のご高齢にも関わらず声もしっかり通っていた。
私には馬風という名よりも “かゑる”の方が馴染み深い。キックボクシングが全盛の頃は、リングアナウンサーとしても大活躍。のち、鈴々亭馬風を襲名されてからは落語一筋に、そして2006年には落語協会会長に就任された。

いまもまだ高座に出て落語を披ろう。老いて声に深み増す元気姿に感激。
上方であろうが、江戸であろうが、道一筋の粋姿は改めて感動した。







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古木の桜が魅せる美しさ

2018-03-28 11:00:10 | 日本の美
夙川公園の桜も7分咲きくらい。今週末が満開見ごろを迎えそうである。
昨日、買い物ついでに夙川公園へ行ってみた。平日にもかかわらず賑わっていた。

数年前から気になっていたが古木の桜。今年もしっかりと咲かせていた。樹皮が剥がれたもの、幹や枝が切り落とされたもの、樹皮が黒ずんでいるもの、樹皮に苔が多い被さっているもの、さまざま。
これらの古木は、還暦を過ぎたものばかり。1949年に夙川公園を整備しようと1000本の桜が植栽された。

古木に咲く花が、幹や枝に寄り添うように馴染んでいる。ボリューム感には欠けるが、バランスが絶妙である。古木だからの美しさを魅せている。

切り落とされた枝の先から、また一つ芽吹き始めていた。






















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伊藤先生の個展が尼信会館で。大型施設への寄贈も視野に。

2018-03-27 13:43:20 | 雑感
先日、油絵の伊藤弘之先生の展覧会を尼崎の尼信会館で鑑賞させていただいた。ご近所なので先生の車に便乗させていただき会館へ。
傘寿を過ぎても第一線で活躍されている画家さん。近代美術史に多くの画家を輩出している独立展のメンバーである。
尼信会館での展覧会は数年ぶりになるが、この季節にぴったりの桜の絵も出展されていた。伊藤先生の絵は写実的な描写を越え、メリーゴーランドや木馬が絵中に陰影され浪漫的な印象を強めている。

今回の出品作品の中では、桜の中に、またアメリカのグランドキャニオンの中に、さらにアクロポリスの中にもメリーゴーランドや馬の陰影が描写されていた。
4号という小さいものから200号までのものが24点展示されている。とくに大型サイズのものは輿入れ先を探しておられる。幼稚園や学校とか公民館、社寺など大型施設に寄贈できたらというご希望があるようだ。

精魂込めて描かれた作品群が一同に鑑賞できるものそう多くはない。‪4月15日(日)‬まで開催されるので、ご興味のある方は、ぜひ訪ねてみてください。






















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お釈迦様と因縁深い「菩提樹」と「沙羅樹」

2018-03-26 12:56:49 | 文化想造塾「神社仏閣」
先日、加古川へ行ったときに、聖徳太子開基伝承の寺院のひとつ「鶴林寺(かくりんじ)」を訪ねた。鶴林寺は西の法隆寺と称され、国宝の太子堂をはじめ数々の文化財を有する、播磨地方有数の寺院である。
目に留まったのが、本堂を挟んで両脇にある「菩提樹」と「沙羅樹」の2本の木。神社で言うなら神木と同じ意味をもつ木なのだろう。

それぞれの木の横に立て看板があった。それには、下記のような内容のことが書かれ興味を惹いた。菩提樹は、お釈迦様が菩提樹の下で悟りを開いたと言われている木である。片方の羅紗の木は、お釈迦様が入滅された時に、周辺に羅紗双樹が繁っていたと言われている。ともにお釈迦様との因縁の深い木である。
ともに6月中頃からが見ごろのようだ。

[菩提樹]
お釈迦様が成道の時、この樹の下で坐禅されたという仏教の因縁のある木。
日本ではインド種が生育しないため古来この中国種の木によって菩提を悟られたお釈迦様をしのんできた。

[沙羅樹]
お釈迦様が入滅になる時に、周囲に繁っていた娑羅双樹が枯れ、こずえがまるで鶴が翔ぶような姿になったという仏教に因縁のある木。これが当寺の名前の鶴林の語源である。
日本ではインド産の木が生育しないため古来、このナツツバキを沙羅と呼んで涅槃に入られたお釈迦様をしのんできた。









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一本の老桜を愛でる。

2018-03-25 13:59:35 | 日本の美
尼崎には寺町がある。その一角に大本山本興寺がある。
覗くと一本の老桜が密かに存在感を出していた。桜並木で見る桜姿は圧巻だが、佇む一本を愛でるのも心弾むものである。今日は朝から近所の画家の先生の個展鑑賞に尼崎の尼信会館に伺っている。
その隣に大本山本興寺がある。覗くと一本の老桜が密かに存在感を出していた。桜並木で見る桜姿は圧巻だが、佇む一本を愛でるのも心弾むものである。









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