ライブ インテリジェンス アカデミー(LIA)

日本の伝統文化の情報を国内外に配信していくための団体です。 その活動を通じ世界の人々と繋がっていく為の広報サービスです。

秋桜、百恵さんによって「コスモス」に。

2017-10-31 21:40:21 | 自然の美しさ
秋桜」。和名は"あきざくら"というらしい。
秋桜と書いてコスモスと読むのは、少々違うようである。
調べてみると、昭和52年に、山口百恵さんが歌って大ヒットした「コスモス」。曲名は「秋桜」だったようである。作詞作曲したのが、さだまさしさんである。彼が秋桜をコスモスと読ませた。
それ以来、秋桜は「コスモス」という名の花に定着したようだ。

嫁ぐ娘が、母を思う気持ちをコスモスで表している。眺めていると、広がるコスモス畑が母の広い心に思えてくる。








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大スター高倉健の「佐々木小次郎」。

2017-10-30 17:00:24 | 雑感
高倉健といえば、網走番外地、任侠シリーズなどのヤクザ映画のイメージが、私の世代では印象が強い。
80年代からはブラックレインなど刑事役が健さんのイメージになった。そして90年代に入り、幸せの黄色いハンカチや鉄道員(ぽっぽや)など日本の男の寡黙さを全面にだし健さんらしさをつくりあげ、それに惹かれていった。

その高倉健が、銀幕のスター基盤を築いたのが、60年代初期の東映の大ヒット映画「宮本武蔵」である。中村錦之助(当時)の宮本武蔵に対し佐々木小次郎役は高倉健だった。はまり役だったことを記憶している。

高倉健が演じる役のほとんどが寡黙な役どころである。映画でつくりあげられた高倉健なのか、寡黙な高倉健がだからあのような役をつくりあげたのかは分からないが、昭和の日本映画史を築いた大スターには間違いない。

当時のポスター類を見ながら少し昔を懐かしんだ。







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主山なる「東山」を眺めながら。

2017-10-26 17:33:31 | 日本の美
京都には美しい庭園が数々ある中、先日訪れた「無鄰菴」の庭は、私にとってひと味違うものだった。

疎水から引き入れた水をゆったりとした曲線で描くせせらぎ。その周りに池や芝を配した池泉回遊式庭園になっている。

そして、母屋から眺めるこの景色に時を忘れ魅了される。遠くに主山なる「東山」が見えるからだ。この借景は想像の世界を一層広げるてくれる。

元老 山縣有朋がこだわった風景なのだろう。
その意を汲んで造り上げのが、明治の代表的造園家・小川治兵衛である。

この美しさは、時を忘れただただ眺めることができる一望無垠の世界である。







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自然の光で見る若冲。

2017-10-25 12:44:01 | 日本の美
京都 宝蔵寺所蔵の伊藤若冲の「竹に雄鷄図」や長沢芦雪の「拾得図」、鶴亭浄光の「墨蘭図」などの作品を鑑賞する特別講座が、京都市所有の、第3代、9代の総理大臣を歴任した山縣有朋の別荘「無鄰菴」で行われた。

今回の、この講座のテーマが「日本の絵画を知る"自然の光で見る若冲"」。それに惹かれ雨にも負けず参加した。
まず、掛けられていたお軸は紅葉の絵。この絵を蛍光灯で見るのと、自然の光の中で見るのと趣きや明暗の違いを感じながら鑑賞。

続いて本題の、若冲の「竹に雄鶏図」を今回の講座解説をしていただいた嵯峨嵐山日本美術研究所の学芸課長の岡田秀之氏が、「3年前にこの作品が若冲筆のものであると認定されて以来、表具を一式新しいものにし、その初披露となります」と前置きし掛けられた。

若冲が得意としている鶏の中でも、この絵は墨のみで描かれたもの。描き方などを詳しく解説された中で、尾羽根などとくに墨がどのくらい滲むかという計算をした上で描いている、という。

その絵が、自然の光の中でどのように見えるかを楽しむのが今回の主旨。自然の光の中では明暗がよくわかる。それによって鶏の動きが見えてくる。
若冲が実際に描いたときは、ランプの灯りか自然光の中である。若冲の想いが伝わってくるようだ。

絵の解説以外にも、表具や保存の仕方などなど多義にわたる解説も興味深い内容だった。

















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山縣有朋の別荘「無鄰菴」を訪ねた。

2017-10-24 15:33:51 | 歴史建造物
先週土曜日、台風接近中にもかかわらず、京都「無鄰菴」を訪ねた。
特別講座「日本画を知る"自然の光で見る若冲"」を堪能。
今日は台風接近中にもかかわらず、京都「無鄰菴」を訪ねた。
特別講座「日本画を知る"自然の光で見る若冲"」を堪能させてもらった。

















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