ライブ インテリジェンス アカデミー(LIA)

日本の伝統文化の情報を国内外に配信していくための団体です。 その活動を通じ世界の人々と繋がっていく為の広報サービスです。

町家で営む老舗が時代を刻む

2024-11-18 14:33:02 | 地域発展

六代目の畳屋さん、五代目の三弦店、三代目の自転車屋さん。町家で営むお店である。

 

畳は古くからあるのは何となくわかる。平安時代には貴族たちは畳の上に座る習慣があったという。三味線は、歌麿の美人画の中にもよく描かれ、江戸時代から和楽器の一つとして重宝されていた。自転車は明治の後半から昭和にかけて見かけるようになったと記されていた。

 

店を代々継承してきた長さがそれぞれの業種の歴史の長さとたまたまであるが符合している。京都を歩いていて気になるお店があれば、お客でもないのにノコノコと入り込んで話すのが好きである。仕事中にもかかわらず迷惑千万と思われるだろうが気さくに立ち話に応じてくださるところが多いので有難い。今回の3店も、そうである。

 

3店舗ともに親子で営む小さな(?) 老舗のお店だが、それぞれに力強い家族の絆のようなものを肌で感じた。親父の背中が大きかったのか、息子の京都イノベーション愛が強かったのか、家業は継いでいくものだという雰囲気が現れていた。京都の良き伝統や風習が身についているのかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

文・写真/ 渡邉雄二

 

#京都 #町家の店舗 #老舗 #畳屋 #三弦店 #自転車屋 #家業を継ぐ #京都の伝統

 

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町家が京都をイノベーションする

2024-11-17 16:23:47 | 地域発展

京都には古くから残る町家が多く存在する。とくに江戸時代から花街や商家の建物が地域ごとに軒を並べる。烏丸通から河原町通の間の四条通から三条通までのこの地域一帯も町家が多い。その町家の姿を残しながら新しいいろんなお店が展開されている。へぇ~、と驚く店もある。

 

先日、所要でその一角にある京都市博物館に行き、その帰りに四条河原町まで歩いた。十数年前から町家を利用しいろんな業種の店舗がオープン。京都ならではの歴史や伝統にこれからの京都イノベーションを創造させる街に生まれ変わっていた。

 

そんな中で、町家を利用したいろんな業種のお店が連なる中で目に留まった、ほんの一部だけど写真におさめた。

 

 

 

町家が流行りの旅館に

 

 

 

代々の自転車屋さんが、今風のサイクリングショップに

 

 

 

軒を連ねるオシャレな雑貨屋さん

 

 

 

六代目が頑張る町家の畳屋さん

 

 

 

町家がお似合いの古美術店

 

 

 

中はシャレたレストランさん

 

 

 

町家定番の和菓子屋さん

 

 

 

変われば変わるもんだ、のアジアン料理屋さん

 

 

 

散髪屋さんですョ~

 

 

 

オシャレなかばん屋さん

 

 

 

写真/ 渡邉雄二

 

#町家 #京都 #三条通 #新しい街 #シャレた街 #町家でアジアン料理 #散髪屋さん #畳屋さん #自転車屋さん #京都イノベーション

 

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大阪コリアンタウン 若い女性たちによって門戸がひらかれる

2024-04-20 16:23:01 | 地域発展

大阪コリアンタウン

 

先日、大阪 鶴橋に行ってきた。おそらく十数年ぶりになるだろう。現役時代はたまに焼肉を食べるために出かけていたが、いまは年齢的に焼肉を食べる機会もめっきり減り足が遠のいていた。

 

このたび、おじさん仲間と鶴橋界隈の町の変貌ぶりが話題になり、それなら是非行こうと実現した。以前よく行ったJR環状線鶴橋駅の高架下の焼肉店の路地は観光客らしき人たちで賑わっていた。露店も増えいっそうの集客に繋がっているように思えた。

 

焼肉ランチを済ませ、お目当ての「大阪コリアンタウン」へ。聞いていた通り、週末とあって人の波。それもほとんどが若い女性たちである。おじさんの姿は皆無と言っていいほど見ることはない。なぜこれほどまでに若い女子が集まるのか、という単純な疑問がわく。

通りを見渡すと、韓国スィーツ店やケーキ店が軒を連ねる。そして何よりもKPOPアイドルの台頭で韓国が身近な存在になったことが大きい。そのアイドルのポスターや看板が目立つ。インスタ映えの宝庫なのだろう。それに、若い女性向けのコスメ関係の店舗も多い。そして韓国食材やホルモンやキムチ関連食品店にも多くの人たちが集まっていた。

 

そんな中で、私の目に留まった、えぇ! と思わす光景があった。一つは、見てのとおり、キムチ総菜屋さんのショーケースの中。美味しそうなキムチ総菜が並ぶド真ん中にケーキがおいてあった。よく見ると、クリームの上にはイチゴの替わりだろうかキムチがのっていた。もしかして商品か、と思いきや「みせるだけー」という表示があった。度肝を抜かれるディスプレーだった。

 

さらに、もう一つが通りに面して、食品店舗が並ぶ筋に、これも見てのとおり、小さな「寺院」。店舗を思わせる入口の暖簾を開けると、この光景だ。朝鮮半島の寺院形態は全く無知であるが、韓国らしい寺院を想像させる本堂だった。地元に根付く朝鮮仏教の象徴で心の拠り所の一つになっているのだろう。

 

日頃接することがなかった朝鮮の日常などを目の当たりにするとさすがにビックリである。近くて遠い国の生活がほんの少し垣間見えた。街が変わり、その街の主張が見えてきた。いままで見えてこなかった朝鮮の生活や文化などが、若い女性たちのエネルギーによって門戸が開かれたような気がする。

 

 

 

ショーケースの中でひときわ目立つキムチケーキ

 

 

 

商店街の中にある寺院

 

 

 

若い女性たちで賑わうコリアン商店街

 

 

 

リポート&写真/ 渡邉雄二

#大阪鶴橋 #焼き肉 #鶴橋の変貌 #大阪コリアンタウン #若い女性でいっぱい #朝鮮文化を垣間見る #門戸が開く

 

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うめ茶小路の「阪急古書のまち」に行くと心が躍る

2024-01-12 11:44:03 | 地域発展

昨年末に大阪 梅田に行った折に「阪急古書のまち」に立ち寄った。来年(今年)の甲辰歳の干支の龍の下絵見本になるものを探しに。しかし、龍探しよりも目移りする古書がありすぎて心が少々躍った。その中でも目に留まったのが大阪北区と本町界隈の江戸時代の地図。大きな通りに添ってある店舗名などが克明に描かれている地図というより絵図を眺めて楽しんでいた。すると知人の喋り好き店主が声をかけてくれて、 “大阪昔話談義” が始まった。時を忘れ龍の下絵探しはそっちのけで一時間ほど滞留してしまった。また、来る、と言って店をあとにした。これも楽しい梅田散策のひとつである。

 

ちなみに、この阪急古書のまちは7年前に、従来あったところから約150m南の紀伊国屋書店梅田本店の東隣に新設された「うめ茶小路」に移転しリニューアルオープンした。店舗が木製で、都心の小路店舗としては一種独特の雰囲気を醸し出している。

私も新しい店舗になってからさらに足しげく通うようになった。

 

 

 

 

 

 

 

リポート&写真/  渡邉雄二

 

#大阪梅田 #阪急古書のまち #うめ茶小路 #心が躍る #独特の雰囲気 #足しげく通う #楽しい遊び場

 

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農業祭は作物の品質向上に役立ち、次世代農業への進歩につながる

2023-12-03 15:26:09 | 地域発展

昨日、仏画曼荼羅アートの泉佐野教室があったので出かけた。会場となるのがレイクアルスタープラザ・カワサキ生涯学習センターである。その施設内外で毎年開催されている「泉佐野市農業祭」を見学した。

会場内の多目的ホールには、泉佐野市特産の野菜が一堂に並べられてあった。見るからに “りっぱ” という声がこぼれるほどの野菜のつわものが並んでいた。このコーナーは、前日収穫された野菜の品評会の展示会場となっていた。

 

大阪知事賞をはじめとする泉佐野市長賞などこの季節野菜の逸品が揃っていた。馴染の薄い私でもその良さが見てとれるほどのもの。知事賞に「春菊」、市長賞に「大根」、それに続いていたのが「金時人参」や「キャベツ」である。

 

泉佐野市は、ご存じ関西国際空港があるところ。大阪湾に面し海からのミネラルと、山からの栄養が豊富な土壌に温暖で穏やかな気候が農作物には適しているといわれる地域で、ご存じ「泉州水ナス」や「キャベツ」は全国的にも知られている。

 

自然に恵まれている泉州地域は、それぞれの市町村は農業にも力を入れている。現在は多くの若い世代の農業人が「ファーム」とか「農園」という名前を付け、昭和の農業からの脱却し未来へとつながる工夫された農業を作ろうとしている。丹精込めてつくり上げられた作品をみると着々と前に進んでいるように思えた。

 

 

 

泉佐野市長賞

 

 

大阪農業連合会本部長賞(金時人参・キャベツ)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リポート&写真/ 渡邉雄二

 

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