ライブ インテリジェンス アカデミー(LIA)

日本の伝統文化の情報を国内外に配信していくための団体です。 その活動を通じ世界の人々と繋がっていく為の広報サービスです。

みちくさ散歩 【京都-清凉寺編-】

2023-07-30 15:53:14 | 京さんぽ

「一切経蔵」を一回転させた。

経蔵 (輪蔵) は、いまでいう回転式の八角形書庫棚である。

その昔は、この輪蔵を回転させ読みたい仏典を取り出す仕組みになっていた。

 

堂内に掲出されている案内を見ると

輪蔵を一回転させると一切経全巻を読誦したのと同じほどのご利益が得られるとあった。

この言葉にのせられチャレンジしてみた。

けっこう重い、腰を入れ踏ん張ってやっとのこと動きだした。

よしよし、これで・・・

 

堂内の四隅に飾られてある色彩豊かな四天王像がしっかりと睨みをきかせていた。

これもまたご縁、一体ずつご挨拶させていただき写真に収めた。

 

 


祀られているのは「傅大士(ふだいし)父子像」。「傅大士」は、見てのとおり笑顔の像で別名「笑い仏」ともいわれている

 

 

この一切経蔵を別名輪蔵といい、仏典の書庫棚

 

 

持国天は、東方を護る守護神として造像される場合が多く、通常、仏堂内部では本尊に向かって右手前に安置される。その姿には様々な表現があるが、日本では一般に革製の甲冑を身に着けた唐代の武将風の姿で表されている。

 

 

広目天は、西方を護る守護神として造像されることが多い。仏堂内では本尊向かって左後方に安置される。持国天とおなじように革製の甲冑を身に着けた唐代の武将風の姿で表される。

 

 

増長天は、南方を護る守護神として造像され、仏堂では本尊に向かって左手前に安置される。その姿は、持国天、広目天と同じである。

 

 

北方を護る守護神である多聞天は、独尊像として造像安置する場合は「毘沙門天」と呼ばれている。

 

 

一昨年、京都嵯峨野を訪れた折に、山門に安置されている朱の金剛力士像と本尊である釈迦如来立像(生身の釈迦)を見たあと、一切経蔵に立ち寄ったときに心に触れるモノがあったので紹介する。

 

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みちくさ散歩【京都-大覚寺編-】

2023-07-28 15:21:16 | 京さんぽ

 

 

今日のみちくさ散歩は「大覚寺写経」。

大覚寺は、天皇ゆかりの心経写経の根本道場といわれているだけに、

いろんな人たちのための写経用紙が用意されている。

あつ~い京都の旅の思い出に

大覚寺写経で涼やかな気分を満喫するのも愉しい。

 

 

勅封心経殿

 

 

般若心経写経 (般若心経全文)

 

 

寺子屋写経 (ご宝号及び弘法大師写仏 子供たちも楽しめる)

 

 

ギャテイ写経 (真言/マントラ)

 

 

愛染写経 (般若心経全文及び愛染明王写仏)

 

 

膝丸写経 (般若心経全文)

※膝丸とは、大覚寺に所蔵されている、清和源氏 が代々継承した太刀のこと。数多くの武将の手により多くの血を流したこの太刀は、明治時代に「平安を願う象徴」として大覚寺に奉納された。それに因んでの写経

 

※勅封心経殿について

勅封心経殿は、大正14年(1925)、法隆寺の夢殿を模して再建された。殿内には嵯峨天皇をはじめ、後光厳天皇、後花園天皇、後奈良天皇、正親町天皇、光格天皇と六天皇直筆の般若心経が奉安され、薬師如来像が祀られている秘蔵の殿。天皇の命により勅封心経となっている。

勅封心経とは、お堂や蔵などを天皇の勅命によって封印することで、扉に錠をかけて麻縄でしばり,結び目を天皇自署の紙で封じられている。

 

#大覚寺 #天皇ゆかりの寺 #京都嵯峨野 #みちくさ散歩 #写経 #夏の思い出に #涼やかな気分

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三門から法堂までの風景 【京散歩-南禅寺-】

2023-06-13 16:09:22 | 京さんぽ

 

 

臨済宗寺院の五山寺格で、別格寺院とされる南禅寺。本尊参拝の簡単な流れを紹介するとー。中門をくぐるとその左側に勅使門がある。その勅使門から見える正面に、京都の三大門の一つである天下龍門といわれる「三門」がそびえ建つ。南禅寺を象徴する建造物である。その先に、南禅寺の中心的な建物である「法堂 (はっとう)」があり、常香炉で線香を焚き身も心も清浄し本尊に手を合わせる。参拝の一連の手順である。

 

 

 

 

南禅寺三門は京の三大門と一つといわれ、上層の「五鳳楼」と呼ばれ内陣には宝冠釈迦座像をはじめ、脇侍に月蓋長者、善財童士、左右に十六羅漢が配置され、本光国師、徳川家康、藤堂高虎の像と一門の重臣の位牌が安置されている。また天井や柱に描かれた鳳凰や飛天の極彩色図など、それはこの世の空間とは思えない佇まいである。

 

三門を抜け、新緑の合間から見える法堂は明治後期に再建されたもので、須弥壇上中央に本尊釈迦如来坐像が鎮座、両脇侍の右には獅子にのる文殊菩薩、左に像にのる普賢菩薩が並び釈迦三尊像として安置されている。

天井には、明治から大正時代に日本画家として活躍した今尾景年の渾身の大作と云われる播龍図が描かれている。

 

勅使門から法堂までのまっすぐな参拝導線は秋の紅葉の絶佳はさることながら、新緑の風景は静寂な時空を奏でているかのよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リポート&写真/ 渡邉雄二

 

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南禅寺三門での座り話

2023-06-12 12:55:24 | 京さんぽ

南禅寺三門の石土台に腰を掛けて一服しているとー

海外からの旅行者らしきカップルが、私の3メートル程先に座った。何気なく見ていると男性と視線が合い軽い会釈をかわした。

 

「どちらから?」という挨拶のような言葉を投げかけた

男性は「バンクーバーから」、もう一方の女性は「ロンドン」という返事がかえってきた。

住んでいる国は違えど、海外旅行は一緒に、というのがいかにも英語圏のつよみだろうか、外国人に多く見られるグローバリズムライフなのだろうか。

 

男性は、日本には今回で5回目という。九州、四国、中国地方は以前に観光し、この度は2回目の東京と京都観光を満喫している。カタコトの英語というか、単語の羅列(手振り含む)でも不思議と話は弾んだ。

 

「たぶん次回も日本へ」という。カナダの自然の美しさは世界でも有数の国であるが、「いまは日本の独特の、この美しさに惹かれている」と。そして日本の感想を聞いてみると「日本人のホスピタリティは最高!」と強調した。言葉ではない、心からの「おもてなし」が外国人には心地よいのかもしれない。

 

 

 

 

リポート&写真/ 渡邉雄二

 

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日常で見られない光景が随所に 【相国寺/京さんぽシリーズⅣ】

2021-06-29 13:25:13 | 京さんぽ

大きな寺院に行くと、日常では見ることのないちょっとした光景が随所で見られる。

個人的な趣向の観点からではあるが、ここ相国寺も貴重な文化財もさることながら、お堂などの構造物、屋根の形状や瓦、そして池や水草、樹木などにも目が奪われる。

また、神仏習合の名残りがあることも含め楽しませてもらう。

 

長い庇のある神社拝殿

 

反り上がる屋根

 

鳥居と鐘楼のコンビネーション

 

庫裡の屋根から見守る鬼瓦

 

法堂に覆いかぶさる樹木

 

空に舞うドローン(屋根の点検)

 

その他

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