ライブ インテリジェンス アカデミー(LIA)

日本の伝統文化の情報を国内外に配信していくための団体です。 その活動を通じ世界の人々と繋がっていく為の広報サービスです。

仏像は彫るのではなく見つけ出すもの。

2018-06-30 11:48:53 | 教育現場
レプリカを製作中。
まず、写真を見ながら土でこのようなレプリカを製作する。木と同じように、削りながら仏像を造り出していく。
この削り作業を頭で覚え、何よりも指先に覚え込ませる。これがレプリカ造りの最大の学びである。
このレプリカが仕上がれば、ここからが本番の木彫り作業である。
むかし、友人の仏師に教わったことがある。
仏像は彫るものではない。仏様を見つけ出すものだ、と。



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色がある想像の世界。

2018-06-24 11:23:44 | 文化想造塾「逸品殿堂」
F Bの友達の方がアップされていた絵。日頃の見る掛軸の画とはまた趣きが違う。
見ての通り、水墨画に比べると色彩でリアル感が出ているが、よく観ると写実的ではない。どちらかというと水墨画の技法で描いてある墨彩画の南画なんだろうな、と思う。

水墨画でよくいわれる「色がなくても色のある絵、色があっても色のない絵」とは少し違うような気もする。色彩の鮮やかさが印象に残る。画にもいろんな世界があるようだ。



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熱い、だから人を魅了する。

2018-06-23 11:15:22 | 文化想造塾「逸品殿堂」
昨日、この御仁と同席する機会があった。
84歳にして、人を魅了する熱き思いに、ただただ感動!

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老舗の"のれん"は重い。

2018-06-17 16:52:51 | 雑感
何百年続く"のれん"や"かんばん"は重いだろうなぁ〜!
この重いモノを外さず守るのは並みのことではない。
守り発展させるのは、人の力と知恵があってのこと。
眺めながらそんなことが頭をよぎった。



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漢詩は、想像の世界へ誘う。

2018-06-15 07:55:28 | 一茶庵「易社」
お軸には「苗稼盡干農田」と書かれている。
北宋時代の政治家で知識人として知られていた王陽脩(おうようしゅう)の漢詩の一節である。

昨夜の稽古は久しぶりに正座だった。順番にお点前をするわけだが、正座が苦手な小生は脂汗が額に浮かぶ。
なんで今夜は正座なんだろう、と巡らしてもわからない。老湯で淹れるお茶は味が薄い、しかもキレがない。しかし、物足らなさが情感にふれる。

この詩は、田植えを済ませ農地は稲で青々としている、と訳した。この情景は一面に広がる 田圃である。となると、われわれのいる場所も田圃の畦の広場。作業の合間の一服でお茶を飲んでいる、ということになる。

この詩の意味は穏やかな情景が浮かぶが、漢詩というのはいろんな意味に解釈ができる。
"盡(尽)"は尽くすと読むが尽きるという意味もある。意味としては真逆になる。
王陽脩は詠む側の意味に反し、政治家として皇帝に国の尽き果てた状況を切々としたためた上申書だったのである。

散々たる国情を老湯に例え煎茶の奥深さを楽しませてもらった。







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