ライブ インテリジェンス アカデミー(LIA)

日本の伝統文化の情報を国内外に配信していくための団体です。 その活動を通じ世界の人々と繋がっていく為の広報サービスです。

青天や深緑に映える優美なる姿「タイタンビカス」

2024-08-22 15:35:18 | 趣味

タイタンビカス

夏の陽射しに合う大輪の花

 

生育旺盛で強健、そして花姿とその色で存在感を示す

だからだろうか、

ギリシャ神話の巨神「タイタン」にちなんで命名

 

純白の清廉なイメージのものから

薄いピンクと紅とのコンビネーション

紅一色の成熟感あふれるものまで

 

青天や深緑に映える優美なる姿

眺めているだけで曇る気持ち晴らしてくれる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

文・写真/ 渡邉雄二

 

#タイタンビカス

#宿根草

#夏の花

#青天にあう

#深緑に映える

#花色の存在感

#ギリシャ神話タイタン

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佛日寺の境内に夏のつげる草花が咲いていた

2024-06-19 11:36:54 | 趣味

境内の土壁に沿っての斜面に「キバナコスモス」のオレンジの花が一面に広がっていた。

 

 

 

土壁の隅っこで控え目に咲く「半夏生」。葉っぱの中でも数枚の葉の表面だけが化粧したように白くなることから半化粧と呼ばれ、それが半夏生に。

 

 

 

十三重石塔の前には地面に垂れ下がる「蛍袋」が咲いていた。清楚で可憐な姿に魅せられる。

 

 

 

その横にはまっすぐに伸びた「捩花(ねじばな)」。螺旋状にねじれて咲くことから呼ばれた名称。薄紫の可愛らしい姿が目を惹いた。

 

 

 

そして夏を代表する「立葵(たちあおい)」がまっすぐ伸びた茎に縦に連なるように花を咲かせていた。山門を背景に伸びる立姿が美しい。

 

 

 

檀家さんからいただいたという「めだか」の親子が火鉢の中で元気よく戯れていた。

 

 

遅れ梅雨に入る前に、夏の風景を楽しませてもらった。

 

 

リポート&写真/ 渡邉雄二

 

#佛日寺の境内 #キバナコスモス #半夏生 #蛍袋 #捩花 #立葵 #めだか #夏の風景

 

#尾道 #尾道観光 #尾道千光寺 #尾道観光大使 #仏画曼荼羅アート #佛日寺 #福泉寺 #法楽寺 #渡邉雄二 #ライブインテリジェンスアカデミー

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モノトーンを愉しむ

2024-06-15 09:48:27 | 趣味

今回の写真はモノトーンで並べてみた。

白から黒にかけて無彩色のトーン。

とくに意図はない。ただ好きだから、という理由である。

 


写真を整理していると、

色彩によっていろんな情報がわかる。

季節や時間などがある程度は読みとれる。

絵や写真のさまざまな情報を視覚的に検知し楽しむことができる。



一方、無彩色のモノトーンであれば、

色があるものに比べ視覚的な情報が極端に少なくなる。
季節はいつごろなのだろうか、また時間がはっきりしなくなるのは明らか。

色の情報が少なくなったぶんだけ観る側に想像力が要求される。

それがモノトーンのおもしろさのように思えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

写真/ 渡邉雄二

記事/ 一年前の今日に掲載した記事に加筆

 

#モノトーン

#今年も季節が巡る

#佳い夏をお過ごしください

#モノトーンのおもしろさ

#想像力が求められる

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初夏の風物詩「柳」と「蓮」は、伽藍を彩る 【記憶に残る一枚―東寺―】

2024-05-16 11:33:11 | 趣味

柳といえば、

これからの季節に川や池のほとりに青々としげる枝を垂らし、

初夏の風情を感じさせる木として親しまれている印象がある。

 

平安時代の能書家 小野道風の逸話に、

蛙が柳に飛びつこうと何度も繰り返す。

このひたむきな蛙の努力を見ていると、

努力すれば運も味方する、という話がある。


小野道風が「柳」と「蛙」を結びつけたことにより、

その後、柳と蛙が一対で俳句や川柳にもよく登場する。

 

東寺の蓮池のほとりに柳の木がある。

初夏の寺院の風物詩である「蓮」が池を彩る。

そんな風景が、寺院の静寂によくマッチする。

 

蓮が咲く頃に東寺を訪ね、

五重塔を背景に初夏の風情を楽しむのも乙なものかもしれない。

 

 

 

 

 

写真/ 渡邉雄二

 

#柳

#別れの餞

#柳と蛙

#小野道風

#俳句や川柳

#東寺の蓮池

#五重塔を背景に

#初夏の風景

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出会った、屈原を思い出させる一幅の木蘭

2024-05-01 13:29:12 | 趣味

先日、大阪梅田の阪急古書のまちのお店に木蘭(もくれん)と思わしき墨画の掛軸があった。その右上には「朝飮木蘭之墜露兮 夕餐秋菊之落英」という賛(漢詩)が書かれていた。ちょっとした驚きの出会いだった。

 

同じ人物が絵も賛も描いている。この木蘭と漢詩だけでちょっと大げさかもしれないが、戦国時代の楚の政治家で詩人として名を馳せた「屈原」の話につながる。

中国では花を君子と呼ぶことがあり、昔から四君子と呼ばれる花がある。
「蘭」「菊」「梅」「竹」。
この4つの花を文人・詩人に例えて表現する場合が多々ある。
蘭は「屈原(くつげん)」、菊は「陶淵明(とうえんめい)」、梅は「林和靖(りんなせい)」、竹は「蘇東坡(そとうば)」と言われている。それぞれ中国の歴史上有名な詩人である。

 

その屈原が書いた「離騒(りそう)」という詩は、屈原の代表作である。離騒では、屈原がありもしない事で追放され、失意のあまり投身を決意するまでの心境を夢幻的にしたためた詩である。その一節が・・・

朝飮木蘭之墜露兮 夕餐秋菊之落英
苟余情其信以練要兮 長頷亦何傷

「朝に木蘭(もくれん)から落ちる露を飲み、夕べには香しい秋菊の花びらを食事としてとる」。そして「私は、ただ君主と国のために仕えて来たし、ただ国を守りたいがために身も心も高潔に修養を積んだのにどうして分かってくれないのか」という清らかな心情を表している。

屈原は心情を表現する場合、「蘭」や「菊」などの花で描写することがよくある。とくに「蘭」は精神性の高い高貴な花として頻繁に詩に登場している。紀元前の話がいまも脈々と流れつながっている。墨画に賛を添え屈原に倣ってその時の心情を表現するのに四君子は今もよき題材となっている。

 

その一遍が、古書のまちで出会った軸である。残念ながら写真におさめることはできなかったが、どなたが描いたものかは知らないが、屈原の心情を想いながら描かれた作品だと推察した。かなりの値がついていた。ジャストルッキングで堪能させていただいた。

 

 

 

 

 

 

リポート/ 渡邉雄二

写真/ 「木蘭」フリー画像を転載

 

#阪急古書のまち #木蘭の一幅 #ただ眺めて思いをはせる #四君主 #屈原は蘭 #離騒 #蘭と菊

 

#尾道 #尾道観光 #尾道千光寺 #尾道観光大使 #仏画曼荼羅アート #佛日寺 #福泉寺 #法楽寺 #渡邉雄二 #ライブインテリジェンスアカデミー

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