ライブ インテリジェンス アカデミー(LIA)

日本の伝統文化の情報を国内外に配信していくための団体です。 その活動を通じ世界の人々と繋がっていく為の広報サービスです。

ひとつの時代の終焉に! 今上天皇皇后陛下の立ち雛

2019-02-28 13:09:42 | 文化想造塾「逸品殿堂」
平成最後の年となる「おひなまつり」。
地域や家の特徴あるお雛人形が、それぞれに飾れていることだろう。

先日、「船場おひなまつり」で紹介した雛人形の中で、時代の節目になるお雛人形に出会った。
昆布・佃煮の老舗「神宗」の尾嵜家お雛様。華やかな立ち雛である。大阪淀屋橋本店の入口に飾れている。

平成2年11月12日に作られたものとパネルに書かれてあった。
よく見ると、今上天皇陛下「即位の礼」を模して作られたものである、と。
お隣には皇后陛下の十二単がひときわ華やかなに美しさを魅せている。
天皇陛下は黄櫨染御袍(こうろぜんごほう)。平安時代以降の日本の天皇が重要な儀式の際に着用する束帯装束のことである。

この美しさを、お雛様として、見事に再現されていた。
平成時代が終わろうとしている。貴重な文化財として次の時代に継がれていくことになるのだろう。



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船場ゆかりの旧家に伝わるお雛さん

2019-02-27 16:05:25 | 文化想造塾「逸品殿堂」
昨日、用事あって大阪淀屋橋にある緒方洪庵記念財団を訪ねた。
その際に「船場のおひなまつり」博覧会が今日からスタートしたことを小耳に挟み、
緒方家のゆかりの品々の一つである立雛の掛軸や貴重なカルタなどを見せていただいた。

この博覧会は、船場ゆかりの9家に代々伝わる雛人形を8つの会場で特別展示公開されているイベントである。
空いた時間を利用し、伏見ビルでの''新井家 三原家"、そして"宗田家"、"芝川家"、昆布の神宗の"尾嵜家"等4会場を駆け足で巡った。

江戸から明治時代にかけての豪華で華やかなお雛様を見せてもらった。
3月24日まで開催されているので、お時間があればぜひ。必見のカチあり!











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「仏画アート」は、人の領域で培養される

2019-02-25 15:49:39 | 文化想造塾「曼荼羅」
「仏画曼荼羅アート」講座の教室は、現在4か所で開講させていただいている。
この講座は、「写仏写経」を通して “想(創)像力” “発想力” “集中力” などを養い、
独創的で精神性のある作品を制作しようというコンセプトでスタートした。

回を重ねていくごとに、新しいウェーブが起こってくる。
それは、参加していただいている方々から発信されるウェーブである。それぞれの今の境遇を踏まえて、
どういう思いで写仏写経に向き合っているのか。言葉での発信ではなく、実践をとおし、そのウェーブが見えてくる。

当初のコンセプトの上に乗っかる、それぞれのウェーブは、いまの心の状態であったり、
身体の境遇であったり、身の周りに起こっている境遇の中から発信されてくるものだろう。
それぞれの境遇の中から発信されるウェーブをキーワード的にまとめるなら次のようなものになる。 
 “平常” “癒し” “供養” “加護” “健康” “仏(神)心” “超越” など、さまざまな言葉に置き換えることができる。
そしてそれらを踏まえて、「写仏写経」を継続していくと、新しい力(エネルギー)が創生されていくようだ。

それは、残された時間の使い方につながってくるようだ。
参加していただく方々は60代、70代の中高齢者の方たち。その方たちは数々の経験や体験をされた方たちである。
そしてその中には、病気を抱えている方、障害をお持ちの方などもおられる。
そういった方たちが、自分が使える時間を利用し「写仏写経」を楽しみ、想像を膨らませ、
自分を含む周りの人たちに向けて想いを馳せることができる時間になっていく。
それは、 “癒し” “祈り” “加護” “供養” “平常” へ、とつながっていくということになる。
そして、自分の力(エネルギー)の蓄積になっていくようである。

当方が想像し考えた以上に、「仏画曼陀羅アート」の役割が広がり膨らんでいく。
方向を示すだけで、それぞれの方たちの領域の中で培養されていく。












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相国寺、文化活動を継承

2019-02-19 15:36:25 | 文化想造塾「神社仏閣」
牧谿に雪舟、大雅に若冲、蕪村に応挙等々の、金閣、銀閣、そして相国寺に所蔵される文化遺産の数々を一堂に鑑賞。
「百花繚乱・相国寺文化圏『温故礼賛』」展が相国寺承天閣美術館で開催されいる。

相国寺は、室町三代将軍 足利義満によって創建された古刹の禅寺。
そこで育まれた文化は、将軍家の唐物趣味が深く関わり、京都五山禅林とは異なる独自の文化を形成。
そのため相国寺では、画僧たちが将軍家の御用絵師になっていった。
そして現代も、その文化活動が脈々と継がれいる。先日お会いした道釈画の七類堂天谿師もそのお一人である。

ちなみに相国寺は、世界文化遺産の金閣、銀閣を山外塔頭として有し、室町時代から伝わる文化遺産を後世に残している。

展覧会の構成としては、
中世相国寺の文化
近世金閣寺と若冲
守り継がれる寺宝
の三部構成になっている。

24日日曜日まで。お好きな方は、ぜひ。
※館内展示の金閣寺模型は1/10










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天井に龍が舞う

2019-02-18 14:19:27 | 文化想造塾「神社仏閣」
禅寺を訪ねる楽しみは、襖絵や天井画をみるのが楽しみのひとつである。
ここ相国寺法堂にも狩野光信が画いた龍がある。
龍は仏教を守護する八部衆の一つで龍衆といわれ、禅寺の本山の多くでは、法堂(はっとう)の天井に龍が画かれている。

京都では、妙心寺、大徳寺は狩野探幽、相国寺は狩野光信など名刹が画き、
そして最近では、小泉淳作が画いた建仁寺の天井画は円相ではないが、天井全面に双龍が舞っている。
相国寺の天井画は、現在まだ公開されていないが、3月下旬からの春の特別公開では見れるはずである。

最下段の写真は、観光ガイドから転載







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