ライブ インテリジェンス アカデミー(LIA)

日本の伝統文化の情報を国内外に配信していくための団体です。 その活動を通じ世界の人々と繋がっていく為の広報サービスです。

杉木立の中の「地上の曼陀羅」風景 【曼陀羅シリーズ-高野山-】

2023-05-19 14:56:29 | 曼陀羅アートシリーズ

真言宗開祖の弘法大師空海の誕生1250年の慶讃法会が真言宗系寺院の随所で行われている。真言宗の宗派総本山では、弘法大師生誕の地といわれている香川県の「善通寺」をはじめ、入定の地「高野山」、そして密教を学んだ地「東寺」で同宗派の長者や門跡が一堂に参列され遺徳を称える法会が執り行われた。

 

 

  

高野山金堂にある両部曼陀羅図 (左 金剛界曼陀羅図 右 胎蔵曼陀羅図)

 

私の拙い中台八葉院図

 

弘法大師空海が創造し確立した真言密教の奥義を視覚的に表現した「曼荼羅」に興味を持ち高野山などを訪ねる機会を幾度かあった。本来の「曼陀羅」をはじめ、東寺の講堂に広がる大日如来坐像を中心とした21体で構成される「立体曼陀羅」のほか、私見であるが、宗派を超えた大小さまざまな曼荼羅と思えるものを紹介したいと思っている。

 

まず第一弾が高野山の壇上伽藍の金堂にある本尊 薬師如来像の左右に掛けられてある胎蔵曼陀羅と金剛界曼陀羅の二幅一対の両部曼陀羅図。その胎蔵曼陀羅の中心部である中台八葉院を十数年前に模写した私の拙い曼陀羅図も今回のシリーズに加えた。

そして、2回目に高野山を訪れた際に撮影した、天に伸びる樹齢数百年の杉木立の樹林の風景。高野山ならではのこの景色に魅せられ、弘法大師御廟まで2キロという一つ橋から真言密教の聖地を歩いた。その時にみたのがこの写真の「地上の曼陀羅」だった。

 

 

 

高野山奥の院参道にある「地上の曼陀羅」

 

 

リポート&写真/ 渡邉雄二 曼陀羅写真/ ネット曼陀羅画像を転載

 

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騒めきからときめきへ 【曼荼羅アートシリーズⅣ】

2022-12-24 14:42:16 | 曼陀羅アートシリーズ

久しぶりに朝の写経。一昨日、ユリノキやサクラの枯葉に書いたのに続き、

今朝は水墨の柱の中に朱で書いた。見本を写しとるのではなく、自筆である。

拙い筆ではあるが、騒めく気持ちが沈静する。そして、ときめいてゆく。

 

 

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仏画曼陀羅アート「体験会」

・令和5年1月26日(木) 芦屋市民センター (千円)
・令和5年2月8日(水) 神戸市北区文化センター (無料)

  神戸市北区区民センターでは定期講座がスタート。4月~6月 (月2回)

 

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来年は、月天の光明を期待 【曼陀羅アート Ⅰ】

2022-12-20 14:26:30 | 曼陀羅アートシリーズ

この【曼陀羅アート】シリーズをスタートするに、最初に取り上げたのが「月天」である。

月天と日天は対になっている天部像なので「日天月天」として紹介する。

 

月天を第一弾としたのは、私が仏画制作見本にしている仏画美術の図鑑に掲載されている「月天」に惹かれたからである。その月天仏画は珍しく横向きで、両掌の上に三日月と兎が象徴的に描かれている。来年が「卯」の年ということもあり、さらに年男という個人的な理由が重なったということもあるが・・・。

 

密教における「天」といわれる天部像は十二天あり、仏法を守護する役割の仏像である。十二天とは東西南北の四方と東北・東南・西北・西南を護る八方天に、天と地の梵天と地天の二天と、日と月の二天を加えて十二天としたものである。

太陽や月などの天体の動きと合わせ、位置や光などで仏法を守護する役割とされている。その中でも月天は、月やその光明を神格化した神で勢至菩薩の化身ともされる。一方で、日天は、太陽(日輪)を神格化した神で観世音菩薩の化身の一つともされる。

 

前回紹介した「玉兎」は中国の伝説の生き物として登場する。それが日本では満月の中で臼と杵でお餅をついている姿になった。満月のように円満な世の中を求め変化していった。

写真にあるように、月天の両掌に乗る三日月と兎。来年は卯の年で兎が住む月からの光明が輝き照らされること期待してやまない。

 

左側が月天、右側が日天

 

横向きの月天が両掌にのせている三日月と兎

 

リポート&写真/ 渡邉雄二 仏画/ 仏画図鑑 

 

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【告知】

仏画曼陀羅アート 体験会

・令和5年1月26日(木) 芦屋市民センター (参加料千円)

・令和5年2月8日(水)  神戸北区文化センター (無料)

・その他の教室も随時体験会を実施しています。

 

尾道・文化紀行 https://asulight0911.com/hiroshima_onomichi/

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